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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
8/205

仮題『おやすみ』/『プロット』

それじゃ、おやすみなさい。

『おやすみ』


今日の続きは明日ではなくて

今日が終われば 街の息の根は止まる

あなたも明日には亡くなり

明日のあなたが目を覚ます


記憶だけが 一筋に連続して

わたしをわたしとして形作る

微睡(まどろ)みは死のお友達

今日もまた まぶたが重い



『プロット』


たしかに道は引かれていた

ただ従って剣を振るった

それだけで価値は認められて

この世に輪郭(りんかく)を許された


それなのに今は縄の首輪

嘲笑と怒号の(さら)し者

ぼくは この筋書きが

悲しく朽ちる悲劇だと気付いた

私は悪くないよ。

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