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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
73/205

仮題『そういう日』/『プラトー』/『k-night』

あーあ、嫌になっちゃうよね。

まだ起きなくていいよ。

手遅れになるまでね。

仮題『そういう日』


積み重なった 些細な不幸が

いつかぼくを壊してしまうのだと

きっと今日も その積層のひとつで

静かに胸に 罅を入れてゆく


癒してくれる 冷たい水すら

指先を凍てつかせてしまうのであれば

もういっそ ひとりで生きてゆこう

もういっそ ひとりで死んでゆこう



仮題『プラトー』


凪いでいる 凪いでいる

荒れたわたしも 狂ったわたしも

まるで 息絶えてしまったかのように

今は穏やかに 寝息を起てる


いずれは 誰もが眠りを求め

安寧の中に 沈んでいくのだから

折れた背骨を 枕代わりにして

電車の時間まで おやすみなさい



仮題『k-night』


歩め 歩め 騎士の戦列

身に鋼を 心に杭を 行く手に禍を

刃を振るえ 夜が来る前に

正義を叫べ 夜が来る前に


夜が来れば その秩序はあまりに脆く

プルートーの呼び声に誘われるまま

闇を恐れよ 時が来る前に

闇に震えよ 死が来る前に



くらいはこわい、こわいは、何だと思う?

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