表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
7/205

仮題『怒り』/『診断』

許してあげなよ。

『怒り』


ぐらぐら 煮立つ

ぐらぐら 煮立つ


腹の底で (あばら)を叩く音がする

押し込める手には火傷が浮かび

ケロイドの壁が痒みを誘う


差し出された 冷たい水さえも

今は癒やしにも慰めにもならず

狂おしいほどに ひりついて

いつかの発散を待っている



『診断』


硝子(がらす)が割れるような音だった

それは命が砕ける音であり

一方で 霧に捧げる音だった


「先生、病名は何なのでしょう?」

「病ではなかったのです」


それはあなたが備えた機能であり

一方で 最後の血管を断つ機能だった

薬ばかりが増えていくね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ