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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
64/205

仮題『日蝕』/『リライト』/『変化』

直接見ちゃ駄目だよ。


仮題『日蝕』


ああ 崩れてゆく境界が

苦悶の焼死を遂げぬようにと

あなたが覆い隠してくれたのは

光輪の優しさであったのでしょう


不意に訪れた 夜闇に似た影は

帳を降ろした窓辺のように昏く

眠気を誘うものでした

どうか 心地よい悪夢を



仮題『リライト』


こんなんじゃないんだ 違うんだ

あるべき形が見つからないんだ

いくつも並べた 誰かの模倣に

指差し 笑われている気がするんだ


バラバラになってしまった

特別だった頃の自分を探して

頭の中をひっくり返しては

未完成の 文字を紡ぐんだ



仮題『変化』


どろどろに 手足が溶けてゆく

わたしがわたしでなくなって

繭の内側 変質の波

止められないまま 失くしていく


痛くないほどに残酷に

入れ替わってゆく 細胞も

せめて忘れずにいられればと

祈る腕すら もう なくなった


凡人だと認められたらいいのにね。

さんたてれさに、繭はないけれどね。


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