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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
99/401

99 冒険者Aさんと師弟の会話 ①

あらすじ:皆で仲良くお風呂タイム


視点:Eランク冒険者 ソーサラーLv1 ノブユキ・ムトウさん

『』:アルファさん


「あの・・・お師様、就寝前に申し訳ありませんが

 今日の訓練の事で、幾つかお聞きしたいのですが?

 あっ、ミケお姉様の毛づくろいは

 そのまま続けて頂いて結構ですので・・・」



 本日行われた訓練の、最後の最後に出た疑問。


 いえ、疑問と言うか、その内容に驚愕した出来事。


 想像通りであれば、とんでもない話なのですよね。



『(もそもそ)んー? なんや~?』


「(すりすり)はふぅ~~~ん。

 ほら、ユキさんも、ああ言ってますし

 ご主人様はもっとミケを甘やかして下さいね~」


「ほわぁ・・・(こしこしこし)」


「えっとですね・・・お師様。

 ギルドのリマさんにお渡ししていた

 【フルーツ水】の事なのですが・・・。

 あの素材は、お師様のご親戚の方から

 送って頂いたとおっしゃってましたよね?」


『(な~でな~で)おー? せやで~。

 この間、俺の義叔父貴がたっぷり送ってくれたんや。

 ん? それがどうかしたんか?』


「あ、あの・・・お師様の叔父様と言うと

 あのロクロウ様の事ですよね?

 将軍家で武道指南役もされていたと言う・・・」


「(しゃわわしゃわわ~)おっ!? 指南役やっとった事とか

 ユキが生まれるよりも随分前の事やのに、よう知っとんな~。

 せやで~、その義叔父貴の事や~。

 あ、こら、ミケ! もぞもぞ動くな。」


「(すりすりすり)ご主人様~。

 よいではないですかよいではないですか~」



 !!?


 ・・・・・・や、やはり間違ってなかった!!


 そ、その方って、【闘匠】の敬称で呼ばれ


 歴代の武道指南役の中でも三指に入ると言われる


 達人中の達人の方じゃないですか!?



「お、お師様? ロクロウ様って、今は確か・・・」


『(な~でな~でな~で)ん~? 義叔父貴か?

 今は【ホウライ】に居んで~?

 何か向こうで、先人と意気投合したとか言っとったな。

 果樹園とか薬草育てて悠々自適に過ごしとるらしいわ。

 わはは、羨ましいこっちゃなー』


「(はむはむはむ)もむもむもむー・・・はぷっ。

 たまに【五十六商会】経由で手紙と一緒に

 向こうの収穫物を送ってくれるんですよ。

 この間は桃とか杏とか送ってくれましたし。

 他にも色々送ってくれますよね

 あっちの汲みたての美味しい水とか?」


「と・・・、という事は、訓練の際に

 ギルドの、リマさんにお渡ししていた

 あの【フルーツ水】というのは、ひょっとして・・・?」


『(ぽんぽんぽん)おー、アレか?

 アレは義叔父貴が送ってくれた霊峰の水に

 【銀光の実】と【ホウライ桃】を丸ごと放り込んでなー

 追加でたっぷりの氷砂糖と林檎の絞り汁入れるやろ?

 あとはおまけで【フェニックスの産毛】を数枚入れて

 1週間寝かせたら出来上がりや!』


「・・・・・・な、なるほど・・・!?(ふるふる)

 や、やはり【ホウライ】産の【仙桃】だったのですね。

 {不老長寿の妙薬}と言われる【仙桃】を惜しげもなく。

 は、はは・・・さすがはお師様です」



 地位、金、栄誉、その類の頂点に立った権力者が


 必ずと言っていい程に追い求める不老不死。


 実在するのかは知りませんが【アムリタ】や


 【ソーマ酒】に【ネクタル酒】などの飲み物。


 錬金術の世界では有名な【エリクサー】や


 世界樹とも呼ばれる【ユグドラシル】の葉や露。


 不老不死と言えば、必ず挙がるそれら妙薬の中でも


 【ホウライ】の産物はある意味、別格なのですよね。


 水に草木に果実、そして薬は実際に存在するし


 不老不死まではいかなくとも、{老化鈍化}や


 {若返り}の効果がある事は実証されてます。


 その為、金に糸目を付けずに入手しようとする者が


 後を絶たないとか何とか・・・。



『わはは。

 でも、ユキはある程度予想ついとったんやろ?

 若いのに凄いな、ユキ。

 よっしゃ、えらいな!(なでなでなで)』


「!? ・・・え、えへへへへ(にまーーー)」


「(すりすり)ご主人様~~!

 ミケの頭も撫でて下さいまし~~~!」



 ・・・ふふ、誉められるって嬉しいな。


 こうやって、頭を撫でて誉めてくれた事って


 幼い時に母様や芸子のお姉様方からされただけ。


 やっぱり、嬉しいな。


 それにしても・・・。


 正直、【ホウライ】で汲まれた水と言うだけでも


 すごい価値なのに、そこに【銀光の実】と【仙桃】。


 ・・・それって、もう


 {不老長寿の妙薬}と呼んでも、過言ではないのでは?



『(なでなで、なでなで)いや、ちゃうでー?

 【ホウライ桃】ってゆーてもな、実の方やねん。

 ユキ、この桃に関わらずやねんけどな?

 基本的に、葉とか根とか樹皮とかの方が

 実よりも薬効高くてな、薬とかにはそっち使うんやで。

 これから、まー色々調合するようになるやろうけど

 覚えといて損はないでー(ぽんぽん)』


「え、えへへへへ(ふにゃーー)・・・はっ!?

 な、なるほど、ご指導ありがとうございます。

 さすがはお師様ですね(にまーーー)」


「・・・・・・ふみゅ(こっくりこっくり)」



 そ、それなら、せいぜい{滋養強壮}に{老化鈍化}と

 

 {新陳代謝活発}ぐらいの効能なのかな?


 他の材料も、氷砂糖と林檎の絞り汁に


 【フェニックスの産毛】と普通の物ばかりだし。


 ・・・・・・・・・えっ?


 【フェニックスの産毛】!?


 あ、あの不死鳥【フェニックス】の?


 う、う、産毛!?


 えっ!? えええええっ!??



「(すりすり)はにゃ~~~~。

 ・・・・・・ユキさーん?

 ご主人様のなさる事を、一々気にしてたら

 この先大変ですわよ~~?

 {なるほど}で納得しておく事をオススメしますわ~」


「・・・・・・はい。

 さ、さすが、お師様ですね!」


『ん、何の話や?

 ・・・あ、サクちゃん、もう寝ちゃっとんな。

 ほれほれ(ぱさっ)風邪引くから

 ちゃんと布団被って寝るんやで~(ぽんぽん)』


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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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