62 冒険者Aさんと洗え! 蛇の皮!
あらすじ:透明な黄身を見た人も、ガチョーン!と言ったとか言わないとか
視点:食っちゃ寝の♀ドワーフ エッセンさん
『』:アルファさん
(ザバッザバッ、シャバッシャバッ)
「心友! これはどう言う事なんだよ!?」
『・・・いや、どうもこうもないやろ。
食った分、働いてけってゆーとるだけやし。
ほれ、愚痴っとらんで、手ぇ動かさんかい!』
「ぐぬぬぬぬ!! もう! やればいいんだろ!」
「それにしても、切り開くと
大きさがはっきりと分かりますね、うおっ」
(ザシュッ、シュバッ)
「そ、そうなんだな。
こんな大きな蛇を倒すなんて凄いんだな」
ボクだってこのぐらいの蛇なんか余裕だよ!
こう、ズバーっと! バシーン! とやっつけるさ!
『エッちゃん、ぶんぶん振り回したら危ないやん。
デッキブラシで洗えるだけマシやねんで~?
普通の蛇を洗うよりは楽なんやから
遊んでんと、さくっとやろうや!』
「むう~~、心友はいつも難しいことを言う!」
「いや、難しくはないでしょ。
アホなワンコですわよねー(ゴッシャゴッシャ)」
「何をー!? ボクはワンコじゃないぞ!(ゴシゴシゴシ)」
「(ゴッシゴッシゴッシ)ふうっ!
ミケ姉さんとエッセンさんは仲が良いんですね! うおっ」
「「誰がでだすよか!?」」
「あ、アルさん、表面を洗った後で鱗は取るのかな?」
『まー、普通の蛇やったら、鱗剥いでから
茶渋とかで皮をなめすんやけどな。
こいつは鱗もでかいし皮も良質やから
鱗は剥がんでええで』
「な、なるほどなんだな。
でも、このままで保存できるのかな?」
『いや、このままやとでかすぎるからな。
2m・・・いや1mでもええか
1mずつで皮部分を切断やな。
んで、これが入るサイズの四角い皮袋が丁度ええか。
枚数はたくさんあるからそれ使うわ。
油混ぜた溶液をヒタヒタに塗ってから
内側を合わせて2枚ずつ入れてったらええやろ。
鱗同士が重なると傷ついたり破損したりするしな』
「ご主人様~、内側はどうします?
こっちもブラシでゴシゴシでいいんですか?」
うーーーん・・・よくわからない。
みんな何の話をしてるんだろう。
ボク、ドワーフの里にいた時も
鍛冶とか革の加工とか苦手だったんだよね!
まあ、だからボクは冒険者になったんだ。
こっちの方がボクの性には合ってるしね!
『せやな、内側は切断してから洗うわ。
結構、肉片とか付いとるしなー。
皮自体は丈夫やから、ブラシでゴシゴシでええで』
「分かったよ! こうだね!!(バッ! ゴシゴシゴシ!)」
「このバカワンコ!! 全然わかってないでしょ!?
切ってからですよ切ってから!!!
あと、ブラシで良いとはいっても、力入れすぎです!!」
「・・・? (´・ω・`)?」
「・・・だ、大丈夫なのかな?」




