61 冒険者Aさんと本日の予定
あらすじ:男
男男 ← これでホモホモしいと読んだ人は腐ってます
視点:割と早く町の生活に慣れてきた サーバクン・ミーソットさん
『』:アルファさん
「(ぶんぶんぶん)おじさま~~!!
ウチ! これから色々と頑張るで!!
【おナス小町】の名に恥じんようにな~~~!!!!」
「「『【おナス小町】!?』」」
「うむ、今回はまこと世話になったのう。
それではさらばだ」
「そんじゃ、ごっそーさんでした、ツリーはん!
ほな、また~!」
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昨夜の晩ご飯の後
僕とローさんは早く部屋に戻っちゃいましたけど
あの後、何かあったんでしょうか?
何かユミネさんの雰囲気がガラッと変わってましたし
うーーーん・・・おナスですか。
まだまだ、こちらの事は分からない事だらけですね!
『そーやで、サバミソ。(なでなで)
世の中はわからんことだらけや!!
でもなー、それでええやん。
その、わからんのがおもろいねん』
「え? あ、はい! それは何となくわかります、うおっ。
僕、今の生活が、毎日がとっても面白いです! うおっ」
「(べたーーーー)ホント、あなたは良い子ですわね~。
そして! ミケも!! サイコーに良い従者ですわよね!?
ねえ! ご主人様!! (すりすりすりくんかくんか)」
『わーーったから、あんまりはしゃぐな。(ぺしんっ)
あんまし動くようやったら、なでんの辞めんぞ?』
「ダーーーメーーーでーーーすう~~~~~~!!!
これは正統なミケへのご褒美なんですから~~!!!
辞めちゃダメなんです~~~~!!!!(ふんすふんす)
約束された勝利のナデナデなんですぅ~~~!!!!」
「み、ミケさんは相変わらず絶好調なんだな。
それにしても、今朝の玉子焼きは不思議な卵だったんだな」
「えっと、確か【ガチョーンの卵】でしたっけ?
あれもモンスターの卵なんですか? うおっ」
『いや、モンスターではないんや。
【ガチョーン】っていう水鳥で、普通にガチョウの種類やな。
{ガチョーン、ガチョーン}って鳴くんやわ。
んで、付いた名前から【ガチョーン】ってな。
・・・・・・って、そのまんまやないかい!!!(ずびしっ)』
「え? あ、はい、うおっ」
「ご主人様~、ノリツッコミとか難しすぎますって。
素人さんにフォロー期待しちゃダメですよ~。
そんな事より手が止まってますよ~?(ぺしぺし)」
『やかましいわ! ってか俺も漫才師やないし。
(かきかき、なでなで)ほれ、これでええか?』
うむむむ、よくわからないですけど
これが、人族ならではの円滑な会話方法!?
だったら、僕も覚えなくっちゃ!!!
「(ふんすふんす)いえ、覚えなくていいですから」
「え、ええと、アルさん。
今日はおで達はどうすればいいのかな?
と、特に用事とかは・・・?」
『んーーー、用事は・・・あるんやでー。(なでなで)
午前中はやな、昨晩剥いだ【ジャイアントパイソン】の皮。
これの下処理を手伝ってもらうわ。
んで、昼食ったら、皮を工房へ持ってくやろ?
ついでに、注文品の製作状況聞いておきたいしなー』
「わかりました! ばんがります! うおっ!」
「そ、そういえば、アルさん。
あの落とした蛇の頭って何かに使うのかな?」
『ん? 頭? (さわさわさわさわさわ)
頭は水洗いしてから、熱々のアルコールで洗浄した後
樽に詰めて、飲料用の度数高めの焼酎に漬け込んであるで。
まあ、飲める様になるのは1年以上かかるんやけどな~。
毒腺ごと漬け込んであるから効能は高くなりそうやわ』
「な、なるほど、【蛇酒】はおでの村でも作ってたんだな。
おでの村では確か薬として使ってたんだな」
「さあ! それではローにサバミソ!
がんばるんですわよ!!(ぐで~~~~)」
『いや、お前もやるんやで?』