表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
342/401

342 冒険者Aさんと桃太郎退治の後始末 ②

あらすじ:アルファさんが【桃太郎退治】を引き受けたのは

     その場のノリと八つ当たりが主な理由だそうです。


視点:お風呂に入って濡れ狸と化した ミケニャンさん

『』:アルファさん


「でも、それって先生への報酬とは言わないですよね?」


『( ;゜Д゜)!?』


(ザバー、ザパー、バッシャバッシャ)


「いやいや、何驚いてるんですか、ご主人様。

 しかも、まるで{今気付いた!}みたいに・・・。

 あの時も【創造神様】にツッコまれたじゃ無いですか」


「ええっ!? そ、【創造神様】に!?」


『・・・せ、せやったっけ?

 うーーーーーーーーーーん???

 ・・・アカン、ホンマに覚えとらんな』


「(にこにこ)ええ、その話は一部では有名ですよ?

 朝廷の方は知りませんが、将軍家の方では

 ちゃんと記録として残されていますし」


「(ザバッ)えっ!? そうなんですか!?

 すごいじゃないですか、先生!」


『わはは! そら確かに凄いな!

 まー、本人は何も覚えとらんけど』


「・・・ちなみにその記録って、ミケが覚えてる限りだと

 確か{世界で唯一、【創造神様】に

 本気マジツッコミを入れられた人族}とか

 そんな内容だったと思うんですけど・・・」


(カポーーーーーーン、ポチャンポチャン)


『わ、わは・・・え・・・マジで?(ガーーーン)

 うわぁ・・・何か格好悪ぅ・・・』


「(ザバッ)何を仰るんですか、お師様!

 凄い事には変わりありませんよ!」


「(あせあせ)そ、そうですよ! 先生!

 えっと、つ、ツッコミ? でしたっけ?

 アタシはそれがどんなのか知りませんけど

 記録に残るのはすごいと思いますよ?」


「そうですよ、ご主人様~。

 【創造神様】に、あれほど見事な

 {ツッコミ}させたんですよ?

 それだけで偉業って誇っても良いと思いますよ!」


『お、おう? おう・・・』



 まあ、実際の所。


 本当に偉業ではあるんですよね。


 ・・・だって、そもそもが


 {【創造神様】と会話した人間}なんて


 極々一部の神職の人達ぐらいしか居ないはず。


 それが、直にお褒めの声をかけられた上に


 返答に思わずツッコミ入れらるとか・・・。


 宴会の食事とかも、すっごい喜ばれてましたし


 ・・・これってどー考えても


 かなり、気に入られちゃってないですか?


 昔はどーだったかはミケも知りませんが


 現代でそんな人間、居ると思えないんですけど?



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




(ワシャワシャワシャ)


「(もぞもぞ)う、うひっ!?

 何か人に背中を流してもらうのって

 うひっ!? 不思っ議な!? わひっ!?」


『わはは! ライスはいっつも流す方やからな。

 たまには逆に流されてみるんもおもろいやろ?

 ・・・おふっ!? い、いきなりやな、ミケ』


(ワッシャワッシャ)


「むっふっふ~~~!

 そして、ミケがご主人様のお背中とか

 他の所とか他の所を! どさくさに紛れて

 た~っぷりとお流ししま・・・わふんっ!?」


(シュパシュパシュパ)


「では、私がミケお姉様をお流ししますね?(にこっ)」



 くっ!? 油断してましたわ!?


 むう・・・マリさん達に色々仕込まれただけあって


 ユキさんは、心が読み辛いんです!!


 むっ!? うぐぐぐっ!?


 い、今までも何度か毛繕いしてもらいましたが


 相変わらず、無駄に洗練された手付き!!!?


 さ、流石にご主人様の領域までには程遠いですが


 それでも・・・やりますわね!!!


 悔しいですが認めざるを得ないですわ!?


 こ、これだから{ご主人様マニア}はっ!!!


 そんな所まで再現しようと言うのですか!?


 ユキさん! 恐ろしい子っ!!?



「くっ! み、ミケは負けませんわ!!」


『・・・何の話やねん?

 つーか、お前は風呂ん中で何と戦っとるんや』


「(くわっ)負けませんわーーー!!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 ▽ 並行して連載中 ▽
↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ