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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
268/401

268 冒険者Aさんと訓練再開

あらすじ:銀杏の殻の外側は激クサ! 中身は激ウマ!


視点:取材に熱心な八百萬一番目の亜神 フジョ様

『』:アルファさん


「(ぜーぜー)はあ・・・はあ・・・」


「(ふんすふんす)はぁ・・・はぁ・・・」


「(書き書き)はぁ・・・はぁ・・・」


「「「・・・・・・」」」


「・・・えっと・・・ケベック君、あの人達は?」


「(ぶんぶん)あっ! 私達の事はお構いなく!!」


「(けらけら)かっかっかっ、わらわ達は只の見学者じゃ。

 気にせず、ほれ、続きを! ほれ!!(じゅるっ)」


「け、ケベック君?」


「あはは、まあ、気にしないで下さい。

 アルファさんのお知り合いの神様? らしいんで」


「・・・ああ、アーさんの知り合いなんだ。

 なら、確かに気にしてもしょうがないかな」


「・・・それで納得できるんだな」


「・・・でも、その気持ちはわかるよね」



 ふむ・・・どうやら、わらわ達が気になって


 切磋琢磨に集中できんようだのう。


 今日はビーエルが嗅ぎつけて、急な取材になったが


 ・・・この状況・・・有りじゃな・・・大有りじゃ!!


 1人の男の知り合いと、別の知り合い・・・。


 元は赤の他人同士の彼らが、男の知らぬ間に逢瀬を重ね。


 そして、偶然遭遇する男・・・うむ! うむうむうむ。


 (ごくりっ)捗る・・・捗るぞぉお!!!



「・・・何かよくわからないけど。

 俺達を見てて書く速度が上がったね」


「上がりましたね」


「上がったな」


「(ぜーぜー)はひー・・・はひー・・・」



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




(ガキンッ、ガガガッ)


「そうそう、マイク君。

 防ぐ時は自分に有利な位置に、自分から当てに行く。

 それは教わったんだろ? 後は慣れだよ。

 それも連撃の初撃として繋げていくんだ」


「は、はいっ!

 (ガッ!)初撃で・・・繋げる! 【チャージ】!」


(キーン、ゴウッ)


「(ひょい)良いね、そんな感じ。

 まあ、俺は避けるんだけどね」


「(すかっ)う、うわーーーーー!!!?」


(ガシャーン、ゴガガガ、ズルズルズル)


「・・・うわっ!? アレは痛い!」


「うへ・・・突進系って、ミスっても止まんねえのか。

 体勢崩して転んだだけじゃなくって

 そのまんま、盾に引きずられてるぜ」



 ふむ、どうやら先程は近過ぎた様じゃな。


 離れて見学しだしたら、良い感じに集中しておるわ。


 ・・・あの3人は、この間から何度か見ておるし


 アルファに基礎的な動きを教えられておった。


 だが、初めて見るこやつも、得物や立ち回りは違うが


 根本的な動きは同じじゃのう。


 わらわは、戦闘は苦手じゃし、専門家でも無いが


 こやつは、この動きを熟知しておるのはわかるのう。


 こやつ自身はそこまで盾を使い慣れてはおらんし


 恐らく、仲間にそれ以上に使い手がおるんじゃろな。


 ・・・ふーむ、ビーエルよりも強いかもしれんな。


 ま・・・肝心のビーエルのやつは・・・(ちらっ)



「(うっとり)ああ・・・あんなに汗だくで・・・。

 くんずほぐれつ・・・ぐふふっ(じゅるっ)」


「ビーエルよ・・・目の保養は良いが、ぐふふはやめよ。

 お主も淑女としてじゃな・・・」


「(にへらっ)でも、フジョ様も・・・お鼻お鼻っ。

 垂れてらっしゃいますよ? 真っ赤な感動汁が!!」


「・・・・・・おおっ!?(たらーーーん)」


(ワイワイ、ウフフフフ)


「・・・マイク君。

 あの人達、血まみれなんだけど?」


「あー・・・フジョ汁ですね。

 あはは、いつもの事ですよ、いつもの事」


「レイさん、慣れですよ、慣れ」


「・・・アレ見て何も感じなくなったって事は

 俺もいい加減慣れたんだよなぁ」


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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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