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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
264/401

264 冒険者Aさんと準備は大事

あらすじ:どれが正しいという訳ではなく全部正しい。

     地域で呼び名が違う食べ物はたくさんありますね。

     

視点:朝の失敗は作業でカバー ライムグラスさん

『』:アルファさん


『例えばやな、{おにぎり}とゆーたら{海苔}やろ?』


「はあ・・・」


「はい?」



 先生、初手からおにぎり。


 ・・・いや、言いたい事はわかりますよ?


 分かるんだけど、もうちょっとこう・・・。


 違う例えって無かったのかな?



『他に・・・この{味噌汁}やったら

 {お湯}と{味噌}が基本で、そこに足す感じやな。

 これは{ワカメ}と{ネギ}を足して完成や。

 (ずずずずっ)・・・んま~~~』


「あーーーーー、なるほど!!

 最初っから、そういう基本セット決めておいたら

 実際使う時に使い易いって事ですよね!」


「ええっ!?」


「それで応用として、この{味噌汁}の具みたいに

 こんな時ならコレ! こうしたい時ならコレ!

 ・・・みたいに、足した完成形で覚えておいたら

 いざって時に、迷わずパッと使えるって事ですよね!

 ちなみに私は{お芋}が入ったのが好きです!!

 ・・・あれ? 何でさっき驚いたの? ライス」


「あはは、ごめんごめん。

 やるじゃない、モブコ! すごい!」


『わははは、そうゆー事やモブ子ちゃん。

 うんうん、ライスがゆーたみたいに

 そこまでパッと理解できたんは、ホンマ凄いと思うで?

 うんうん、えらいえらい(なでぽっふんなでぽっふん)』


「(にこー)えへへへ~~~」



 ふう・・・いやー、危なかった~。


 ・・・実の所、モブコって昔から割とのんきだったし。


 少なくとも、機転が利く~とか頭脳派~って感じでも無くて


 そんな一瞬で回答に辿り着くと思ってなかったから


 思わず声出ちゃった・・・いけないいけない。


 まあ、アタシも人の事言えないんだけどね、あはは。


 ・・・それにしても、モッフモフよね、モッフモフ。


 確かに昔っから、白っぽい癖毛で、モサモサだったし


 綿毛みたいだからって、そっから名前付けられてたけど


 今じゃ、何? あの弾力性!? って言うか、モフモフ度。


 あれはもう・・・何て言うか・・・羊?


 それね! 羊の毛よね!



「まあ、羊の毛はともかく、ご主人様が仰りたいのは

 スキルの複合は、その場で組み合わせるんじゃ無くって

 予めセットを決めて、用意しておけば良いって事ですわ。

 それを何種類か用意しておけば対応できますでしょ?

 ちなみに、ミケとしましては、ご主人様の作る

 {茄子}と{ミョウガ}の{味噌汁}が好みですわ~」


「それも美味しいですよね、ミケお姉様。

 私は{なめこ}と{ネギ}の組み合わせが好きですね。

 ・・・ところで、お師様。

 準備していたセットが、どれも使えなさそうな場合は

 どうすれば宜しいのでしょうか?

 例えば、明らかに格上の相手とか・・・」


「有りますよねー、クエスト中とか特に。

 明らかに上のランクのモンスターに出会ったりとか」


「アタシもそれで大怪我したし・・・」


『あー、有る有る~、そーゆー時。

 【大魔王】とか【幻獣】とか【亜神】みたいな

 明らかに存在自体が別格って奴らに遭遇する事って

 ホンマ、よー有るからな~、アレは困るわ~』


「ですよねー・・・えっ? だ、だいまおう?」


「は? ・・・幻・・・獣?」



 えっ? 何か対象がおかしくない?


 そんなのにポンポン遭遇するものなの?



『そんな時はなー、昔っからやる事は1つやな!』


「「「「「「「「1つ?」」」」」」」」


(ゴクリ・・・)


「逃げるんですよぉおお~~~~!!!!!」


『って、ミケおまえがゆーんかい!?』


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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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