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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
261/401

261 冒険者Aさんと野良作業後の昼飯と言えば

あらすじ:マイクさん達は先輩冒険者と縁が出来たようです。


視点:お昼! 照り焼き! 楽しみ! なサンシターさん

『』:アルファさん


『照り焼きは晩飯です』


「「「「そんな~!?」」」」



 しょ、しょんなあああ!?


 あれだけ期待させておいてひどいでヤンスよ、オヤビン!!


 アッシのおなかはすっかり照り焼き待ちだったのに・・・。


 あっ!? アネサンが崩れ落ちたでヤンス。


 モブコサンはショックで放心状態に!?


 ・・・・・・何か、他の方がガックリしてるの見たら


 逆に落ち着いて来たでヤンスね。


 よく考えたら、晩ご飯には食べれるんでヤンスし。



『昼飯はこれです!!』


(デデドン!!)


「「「「「「おにぎり!!!」」」」」」


「ほえー・・・おにぎり? って言うんでヤンスか?」



 あっ! アネサンとモブコサンが復活したでヤンス!?


 うわっ! お嬢様マスターがすごい目を輝かせて・・・!?


 ユキサンもローサンもサバミソサンも大喜びでヤンス。


 え・・・? 美味いんでヤンスか?


 コレ・・・どう見てもライスでヤンスよね?


 あ、ライスと言ってもライスサンではないでヤンスよ。


 それを三角に固めたんでヤンスかね?


 何か黒いのがくっついてるでヤンス・・・。


 え? 料理・・・?



「おにぎりかー」


「おにぎりですか・・・」


「あれ? ライスあまり喜んでない!?

 えっ!? リマさんもっ!?」


『あれ? そうなん? 2人共』


「あ、いや、喜んでない訳じゃないんです、先生。

 アタシの場合、酒場のまかないとかでよく出たんで

 割りと食べ慣れたと言うか・・・新鮮味が無い?」


「あー、仕事中の合間でもパクッと食べれますしね。

 作り置きできますし・・・確かにそれは仕方ないかと」


「ちなみに、こっそり私も食べさせてもらいました!!

 一時期は貴重な栄養源でした!! おいしかったです!」


「そ、そうですか・・・。

 それは良かったですわね、モブ子ちゃん。

 ちなみにメガネさんも同じ理由なんです?

 もしくは、人が直接握った食べ物はダメな派ですか?」


「え? いえ、私も田舎の農村の出身ですので

 その辺りは何の抵抗も無いですし

 むしろたまにお弁当用に作るんですけど・・・」


「けど?」


「単に握るのが少し苦手なんですよね。

 こう、上手く三角になってくれないので

 いっつも丸おにぎりに・・・あははは(ぽりぽり)」


「ああ、なるほど、意外と難しいですしねー」



 え? 難しいんでヤンスか? コレ。


 何かアッシでも簡単に作れそうな気がするんでヤンスが。



「それは甘過ぎ、大甘ですわよ! サン。

 丁度良いご飯の炊き方、握り加減、形の整え方。

 そして中の具との相性に塩加減。

 おにぎりというのは奥が深いんですわよ!?

 ・・・ところでご主人様! 中の具は何を!?」


『中の具? ・・・塩むすびや!! あと海苔』


「「「「「塩むすび!!!」」」」」


「・・・そっか、具無しなのかー(がっくり)」


「お、おでは塩むすびが1番大好きなんだな」


「わ! わ!? おにぎり!!

 全部お米のおにぎり!!(ぱあああああ)」


「えっ? サク?

 ・・・あ、私も塩むすび好きです、お師様。

 おにぎりの中で、一番食感が良いですし」


「そうなんですわよね~、さすがユキさん。

 わかってらっしゃいますわね!

 中に具を入れると、どうしても強く握れないので

 握り加減が甘くなりますからねー」


「わ、わかるんだな。

 ギュッと少し硬めに握った塩むすびって

 作りやすいし食べやすいし、とっても美味しいんだな」


「あっ・・・なるほど。

 おにぎりの中に具を入れないって選択肢もあったのね。

 いつも中の具を気にして強く握れなかったり

 染み出たりはみ出たりしたけど、それなら確かに・・・。

 おかずはおかずで用意すれば良いんだし」


『その通りや、リッちゃん!

 そして安心し~や、モブ子ちゃん!

 具とゆーか、おかずはちゃ~んと・・・。

 (ばっ!!)こっちにあるでー!!』


「(きらきらきら)わっひょーーーーい!!!!!!」


「あ・・・モブコサンが復活したでヤンス」


「わ! わ!? た、たまごやき! たまごやき!!

 こんなにおっきい!? わ! わ! わっ!!(ぷるぷる)」


「・・・サクちゃん?」

「・・・サク?」


「厚焼きの玉子焼きに、キュウリとこれはナス? の漬物。

 それと、唐揚げは鶏肉ですか?

 うーん、何と言うか、酒場で結構人気のメニュー・・・」


「まー、確かに酒飲みの軽食としては最適でしょうね」


「僕は口がこれですから(ぱくぱくぱく)

 おにぎりって食べやすくて好きです、うおっ。

 逆にお箸で食べるご飯は、まだちょっと苦手ですね、うおっ」


『あー、宿だとパンも多いからあんまし気にしてへんかったけど。

 サバミソの場合は確かにそーやな・・・。

 まー、箸の練習は続けるとして

 ツリーさんとそこら辺は相談せんとアカンなー。

 ・・・そんじゃ、ま、ボチボチ食べるでー。

 みんな、ちゃ~んと手は洗ったかー?』


「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」


『みんな、午前中はお疲れさんやったな~。

 そんじゃ、(ぱんっ!)頂きますや!』


「「「「「「「「「いただきまーす!」」」」」」」」」


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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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