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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
23/401

23 冒険者Aさんと冒険者登録

あらすじ:町へ入る前にアルファさん達の予備の服を着ています、全裸ダメ


視点:初めての冒険者登録で大緊張! リューグー人 サーバクン・ミーソットさん

『』:アルファさん


「・・・はい、これで基本情報は一通り完了です。

 次は、クラス等の登録を行っていきますね。」


「はい、お願いします、うおっ。」



基本情報として、{名前}に{種族}{年齢}{性別}の他に


{連絡先}と{連絡方法}が必須なんですね。


確かに冒険者の方は定住とかしてない人も多そうだし


宿だってコロコロ変わる事もあるんでしょうね。


リマさんの説明では、依頼が指名で入る事もあるので


{現住所}とかよりも{連絡方法}が必要って言う事も納得です。


僕の場合は{アルファさんかミケニャンさんに連絡}って事になりました。


泊まる宿はアルファさんと同じ所を紹介してもらえるそうなんですが


町の生活や常識を知らない事もあって、保護者になってくれるそうです。


今着てる服だけでなく、登録料まで出してもらってますし


何から何までお世話になりっぱなしで、申し訳ないです。



「それでは、適正を検査しますので

 この水晶玉に手を乗せてくださいね。」


「こうですか? うおっ。(ぺたり)」


(シュインシュインシュイン、ビーーー)


『おっ、コレ、検査早いな、なかなかええやつ使ってるんやね。

 質の悪いやつとか、めっさ時間かかるからなあ。』


「どれどれ? ミケにも見せて下さいよ。」


「・・・えっと、サーバクンさん。

 一応規定なので確認なんですけど

 結果はお二人にもお見せしても問題ありませんか?」


「あっ、はい! お願いします、うおっ。」


「では、少しお待ち下さいね。(サラサラサラサラ)

 ・・・はい、現状の適正はこんな感じになってますよ。(スッ)」


『ほほう、どれどれ?』



えっと、適正は1段目が{生命力}{魔力容量}{魔力強度}の3項目で


2段目が{力}{敏捷}{耐久}{器用}の身体的なものと


3段目にそれ以外の{精神}{判断}{魅力}{運}の8項目になってるんですね。



『サバミソ、適正はいわゆる潜在能力みたいなもんでな

 項目は全部5段階になっとってな、5が1番高い数値なんやわ。』


「(さ・・・サバミソ?)そうですね。

 現段階の能力値という訳ではなく、あくまでも潜在的な才能でして

 その方面の向き・不向きを表した数値になります。」


「まあ、簡単に言うと{自分に何が向いているかの目安}のようなものですよ。

 あくまでも目安なので、別にクラスを選ぶ際に制限がある訳でもないですしね。」


「な、なるほど? うおっ。」



向き不向きですか。


えー・・・っと{生命力:3}{魔力容量:4}{魔力強度:3}・・・ふむふむ。


次が{力:2}{敏捷:2}{耐久:2}{器用:2}・・・なるほど。


最後が{精神:3}{判断:4}{魅力:3}{運:4}・・・ですね。


うーーーん、これって・・・。



「うん、見事に魔法使い系の適正ですね。」


「そうですね、身体的に1もないので、魔法使い系であれば

 それなりに回避も出来て、攻撃に耐える事もできるでしょうから

 生存能力が高めで魔法回数も普通より多目という

 少人数パーティでは重宝する存在になれるでしょうね。」


『せやな、魔法系の素養があるのはええな。

 身体的なものは鍛え方や体の動かし方でどーでもなるけど

 こればっかはどーやっても無理やしな。

 俺なんてどっちも1しか無かったもんなー。

 うーん、羨ましい。』


「まあ、先程も言いましたように、あくまでも目安ですし

 前衛の戦士系・・・は少し苦労されるかもしれませんが

 {判断}と{運}も高いので支援系などでも良いかもしれませんね。」


「うーん、僕はクラスの種類とか特性も全然知りませんし

 どうしたらいいと思いますか? うおっ。

 そもそも、地上に出てくるのが一番の目的でしたので

 冒険者になれるとも思ってなかったんですよ、うおっ。

 良ければ、アルファさん達にお任せできませんか? うおっ。」


『まあ、サバミソがそれでええんやったら

 とりあえず魔法使い系でええんちゃうかな。

 そしたら俺らも割と助かるし。』


「ご主人様の仰る通りかと。

 とりあえず魔法使い系の基本クラス【ソーサラー】にしておいて

 そこから、どの系統が向いてそうか確かめていけばいいじゃないんですか?」


「え、と・・・魔法使いにも系統があるんですか? うおっ。」


「そうですね。

 例えば、純粋に【ソーサラー】の上級クラスである【ウィザード】や【ウィッチ】。

 あと【ウォーロック】などは{攻撃魔法特化}で、火力では群を抜いてますし、

 【リフレクター】は【ハイシールド】だけでなく【マジックリフレクター】という

 そのクラス名にもなっている反射魔法が修得できる唯一の{防御魔法特化}です。」


『他には、{付与魔法特化}の【エンチャンター】とか

 {変性魔法特化}の【アルケミスト】なんてのもあるな。

 まあ、どれも【ソーサラー】からの派生で、後からいくらでも変更できるから

 とりあえず、今はそれでいったらええよ。

 まあ、キミの場合はそれよりもまず生活に慣れる事やしな。』


「ですね。

 ご主人様は、別に名誉とか強さとか求めて冒険者されてるわけでは無いですし

 他の冒険者達みたいにランクが何だとか効率がどうだとか度外視ですから。

 いわゆる{まったりパーティ}ってやつですよ、まったり! ねっとり!!

 サバミソもじっくり慣れていくぐらいで大丈夫ですよ。」


『ねっとりはどっから出てきたんや?』



あ、そうですよね。


僕は冒険者より何より、まずここでの生活を知って慣れていかないとダメですね。


冒険者として活動するにしても何をするのかもさっぱり分かりませんし。



「・・・まあ、ギルド的には、アルファさんにAランクへ上がっていただいて

 他の冒険者さん達の旗頭になって頂きたい所ではあるんですが?

 一気にAランクへ上がれるギルドポイントも、実力も実績もあるんですし。」


『おっ!? リッちゃん、もしかして俺を評価してくれてるん?

 いやぁ嬉しいなー! うんうん。

 そや! 良かったら今夜一緒にしっぽりとディナーでもどーかな?』


「ホントご冗談がお好きなんですね?(にこっ)

 はあ・・・今日は部署変更の反省会込みの全員会議が待ってまるんですよ?

 そうでなくても、どこのどなたか知りませんけど

 血まみれ姿で、盛大に床を汚して下さった方がいらっしゃいますので。

 ・・・固まると中々取れないんですよね、血の汚れって。」


『あ、はい、スイマセン。(´;ω;`)うっ』


「あはは・・・そっ、それではとりあえずサバミソのクラスは

 【ソーサラー】という事でいきましょう?

 最初の修得魔法は【マジックアロー】で良いでしょうし。」


「よくわかりませんけど、それでお願いします、うおっ。」


「では、それで手続きを行いますね。

 その他の細かい事は、またアルファさん達が教えてあげて下さい。

 もちろん、気軽にギルドへ聞きに来て頂いても結構ですので。」


「へーい、お任せくださいな。

 ・・・{お姉さん}が! この{ミケ姉さん}が任されましたわ!!」


「・・・? えーっと、(ゴソゴソ)それではサーバクンさん。

 (ドンッ)今度はこちらの石版に手を乗せて下さい。

 その状態でこちらの冒険者カードへ登録を行うと、冒険者としての力を授かれます。」


「サバミソ、冒険者というのは

 いわゆる{その大陸の神から力を分け与えられた者}なんです。

 その奇跡の力があって、初めて色々な力を発揮できるようになるんですよ。」


「な、なるほど・・・(ぺトッ)こうでいいですか? うおっ。」



神々の力を授かる奇跡・・・。


うわっ、ドキドキする!


これで遂に僕も冒険者の仲間入りができるんですね!!



「では、行きますね。(カチカチカチッ)

 (ポワーン・・・)はい、終了です、もう手をどけても大丈夫ですよ。」


「え? あ、あれ? もう終わりですか? うおっ。」


「あーーー、もっとブワーッと光って、バリバリーっと響くような

 盛大な演出があると思ってましたか?

 残念ですが、この大陸の登録はこれで終わりなんですよ。

 えらいシンプルですけど、実際この大陸は冒険者数が多いですしね。

 神様も手間なんでしょう、きっと。

 まあ、他の大陸では、サバミソが思ってたようなのもありましたよ?

 わざわざ神官が出張って、何時間もかけて盛大な儀式を行うってものでしたけどね。

 アレって儀式を行える者が少なすぎて、その大陸では1日に10人ぐらいしか

 登録ができないとか・・・それはそれでどうかとミケは思いますがね。」



な・・・なるほど、そんな大陸もあるんですね!?


ああ! それにしてもこれで僕も冒険者!!!


明日からどんな事が待ってるんだろう?



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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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