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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
196/401

196 冒険者Aさんと超重要案件の争い

あらすじ:三下のサンシターさんはサクさんのオトモになる事になりました。


視点:元グレーターデーモン サクの従者 サンシターさん

『』:アルファさん


「やっぱり【ダンサー】よね!」

『やっぱり【シンガー】やろ!』


「『・・・・・・』」


(シーーーーーーーーーーン)


「【ダンサー】よね?」

『【シンガー】やろ?』


「『・・・・・・?』」


(シーーーーーーーーーーン)


「(ごごごごごごご)うふふ・・・。

 何を言ってるのかしらアルファさん。

 こんな小柄で可愛らしいサクちゃんが

 健気にピョンピョン踊るのよ?

 ね~? 見てみたいと思うでしょう~?」


『(ごごごごごごご)わはは・・・。

 確かにそれはそれで見たい。

 せやけど、マリちゃん。

 サクが鈴の様な可愛らしい声で楽しそうに歌うんやで?

 そんな姿、義父ととさまとしては、絶対に見たいやん。

 マリちゃんも人の親としてわかるやろ?』


「わかる!! わかるわっ!!!

 だからユキちゃんの時なんかそれはもう!!」


『せやろ?』


「・・・・・・おほんおほん」


「・・・っ!!?(あわあわ、おろおろ)」



 何でヤンスかね? この状況。


 とりあえず、そこで、あわあわおろおろしてるお嬢様が


 アッシの主人マスターとなるお嬢様だって事はわかったでヤンスけど。


 ・・・・えっと・・・アッシの件が一旦済んで


 オヤビン達の拠点のお宿に帰ってきた? ・・・んでヤンスが。


 大事な用件があるとの事で、ギルドのお偉いさん? のお人達も


 一緒にお宿にやってきたんでヤンス。


 そして、大変おいしい夕食後に何か始まったんでヤンス。


 はあ・・・、あんなおいしいごはんって初めて食べたでヤンス。


 アッシの様な下っ端の者にも、こんな贅沢させて頂けるなんて


 今度のオヤブン・・・あっ! オヤビンでヤンシた!


 オヤビンはすごく器の大きいお方なんでヤンスね~。



「それに、アルファさん。

 サクちゃんは、あまり得意じゃないとは言っても

 身のこなしや足さばきは、一般人とは別格なのよ~?

 【ダンサー】なら、その強みは生かせるでしょ~?

 すぐにでも{凄腕の踊り子}として有名になれるわよ」


『いやいやマリちゃん、俺としてはむしろ逆やねん。

 今までと全く違う方向性で色々やって欲しいんやわ。

 別にその道で有名人になって欲しいとかちゃうねん。

 サクの他の可能性とか、楽しめるモノを見つけてやりたいんや。

 そー考えたら、【シンガー】は悪ぅないやろ?』


「まあ・・・確かに。

 得意な事と好きな事は別物だし、無理強いは良く無いわよね」


「まー、それはそうとして。

 絶対に{愛され系}として人気は出ると思うけどなー』


「それは、私もそう思うわね~」


「私もそれは同感ね(ぼよよ~ん)」


「さ、サクちゃんが歌うんだか?

 ほっこりしそうだし、おでも見てみたいんだな」


「歌ですか、何だか楽しそうですね、うおっ」


「{歌い手}のサクですか、良さそうですね」


『それこそ、実用的ってゆーんやったら

 そのまま【シーフ】を続けても変わらんわけやしなー?』



 えっと、結論が出たっぽいんでヤンスかね?


 よくわからないでヤンスけど


 要するに、お嬢様マスターが、冒険者として・・・冒険者?


 冒険者としての会話としては、何か違う気がするでヤンスけど。


 どんな方向性にするかって事でヤンスかね?


 まあ、アッシの方向性もそれで決まりそうでヤンスね。



「うーん・・・それはそうなんだけど。

 でも、踊ってるサクちゃんも見たいのよね~。

 ・・・ユキちゃんと一緒に踊ってくれたら、なお良し!?」


「母様、私の舞踊は幼少から散々見たと思いますが?」


「何言ってるの!? ユキちゃん。

 母親としては、いつでも何度でも見たいものなのよ!!」


「(ぽよんぽよん)まあまあ、落ち着こうよマリちゃん。

 マリちゃんの好みはともかく、今はサクちゃんの話よ?」


「で、でも、確かにサクちゃんが踊るのも楽しそうなんだな」


「でしょう!? ロバートさんもそう思うわよね!?」


(やいのやいの、ワイワイワイ)


「あ、あの~~~~~~~?」


『ん? どないしたんや? サンシター。

 遠慮せんと発言してくれてええんやで?』


「え、えっと、はいでヤンス。

 あの・・・、アッシには良くわからないんでヤンスけど。

 それは、両方じゃ駄目なんでヤンスか?」


「両・・・?」


『方・・・?』


(シーーーーーーーーーーーン)



 あっ・・・、こ、これはもしかして


 アッシ、やらかしちゃったでヤンスか?


 ああ・・・、アッシはここでデーモン生を終えるでヤンスか?


 うう、あまりにも短かったでヤンス。


 ・・・でも最後においしいもの食べれたし・・・まあ?



「(ばっ!)それよっーー!!!?」

『(ばっ!)それやっーー!!!?』



 ・・・はっ? えっ!?


 どっどっどっ、どれでヤンスか!?



(どたどたどたどた、ガチャッ)


「(ばーーーーん!)ご主人様~! 只今戻りましたわ!!

 ご主人様の大事な大事なミケが戻りましたわよ~~!!!」


(シーーーーーーーーン)


「・・・・・・何ですのー? この状況」


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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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