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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
195/401

195 冒険者Aさんと新たな・・・

あらすじ:フソウの方が謎生物だらけの人外魔境だったようです。


視点:タンゴの町 サブギルドマスター マリさん

『』:アルファさん


「・・・はあ・・・もういいです。

 扱いはマリさんが来てから決めてもらいましょう。

 ・・・それで? お名前はなんとおっしゃるので?」


「『名前・・・?(じーーー)』」


「あ、あわわわ・・・(おろおろ)」


「・・・・・・何か問題でも?(じとー)」


(すたすたすた)


「ふーむ、この状況は一体?(どたぷ~ん)」


「あらあら~、何か面白そうな事になってるわね」



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




『いやー、わははは!

 捕縛してそのまま連れて来てもーたから

 名前とか全然聞ーとらんかったわ!』


「わははじゃありませんよ、アルファさん」


「まあまあ~、良いじゃないリッちゃん。

 それで? あなたのお名前は?」


「え、えっと・・・

 アッシの名前はサンシタ・・・だと思いますでヤンス」


「「「『サンシタ!?』」」」



 サンシタ? サンシタってあの{三下}の事かしら~?


 いえ、まさか名前でそんな訳無いわよね?



「・・・はいはい、サンシタさんですね(書き書き)」


「あらあら~、リッちゃん動じないわね、頼もしいわ~。

 ところで、どうして思う・・なのかしら?」


「あ、は、はい、あまり実感が無いんでヤンスが

 アッシの記憶にそう呼ばれていたのが残ってたんでヤンス」


「まー、実感が無いのは仕方ないでしょうねー。

 元の素体に取り憑いてた【グレーターデーモン】が

 ほぼ融合してた状態で浄化されたわけですからねー。

 両方の記憶はある程度残ってるのかもしれませんけど

 ほとんど別人みたいなものでしょ」


「そうなの?(たわんっ?)」


『まー、そうなんやろな。

 俺は当人や無いし、その辺はミケの方が詳しそうやし。

 ちなみに、サンシタってどんな状況で呼ばれとったんや?』


「えっ? えっと、アッシの元オヤブン?

 何か偉そうにしてた人に、いっつもそう呼ばれてて

 あっ、他の人からも呼ばれてたっぽいでヤンス」


「「「『あーーー』」」」



 そんな訳有った様ね~。


 うーん・・・さすがに、それをそのまま使うのは


 呼ぶ方も呼ばれる方もどうなのかしら。


 意味ってもちろん分かって・・・るのかしら~?



「・・・皆さん何か分かったようですけど、どういう事です?」


「それはですねー、メガネさん。

 語源は置いとくとして、{サンシタ}って言うのは

 舎弟の下っ端とか、雑魚とかそんな扱いの人の事でして

 まー、いい意味では使わない言葉だからですわ」


「・・・なるほど、そうだったんですね。

 それで、登録名は{サンシタ}さんで良いんでしょうか?」


「つ、強いですわね、メガネさん」


『うーーん、せやなーー。

 なんや、馴染みあるみたいやし、変えるのもアレやけど

 サンシタってそのまんま使うのもなーーーー。

 ・・・語尾を延ばして{サンシター}とか・・・アカンか』


「アルファさん、それってあまり変わってないんじゃ?(たわんっ)」


「さ、サンシター!!?

 い、良いんでヤンスか!?(ぱああああああああぁ)」


「えー・・・いいんだ・・・(ゆさっ)」


「・・・・・・じゃあ、もうそれで良いですよね?(書き書き)」


『わはは! 何か本人も気に入ったみたいやなー』



 あらあら、よく分からないけど、気に入ったようね~。


 あんな期待に満ちた嬉しそうな顔されたら


 さすがに、それで行くしか無いわよね。



「はあ・・・、それで種族はどうなるんです?

 もう人族でも無い様ですけど」


『ん~~~? ま~~~あれやな。

 ちゃんと調べてみんとわからんけど。

 種族的には{綺麗ホーリー悪魔デーモン}とか

 そんな扱いになるんちゃうか?

 もしくは{ピンクの蝙蝠豚ちゃん}とか・・・』


「ほう! いいですね!(たゆんっ)

 私はピンクの蝙蝠豚ちゃんに1票!」


「ミケも!」


「・・・では、【綺麗な悪魔ホーリーデーモン】で登録しておきます」


「「えっ!?」」



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




「では、明日本登録しますので、またサクさんと一緒に来て下さい。

 今回のダンジョン攻略の詳細の調書もその時で結構ですので」


『あいよー!

 手間取らせてすまんかったなー、リッちゃん。

 そんじゃ、明日また来るわー(ふりふり)』



 サンシターちゃん? を冒険者として登録するかどうかで


 少し意見が分かれたのだけど、結局、アルファさんの希望で


 冒険者よりは、従者向きって事になったのよ。


 でも、基本的に{従者}って1人に1体しか登録できないから


 サクちゃんの従者として登録する事になったのよね。


 でも、サクちゃんは、今ここに居ないし


 本人が居ないと従者契約と登録って出来ないし


 それで、明日、サクちゃんと一緒にって事になったのだけど


 そう・・・・・・、なったのよ?


 なったんだけど・・・。


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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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