表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
187/401

187 冒険者Aさんと侵入者

あらすじ:ガチ編成の為に、護衛の代理を派遣して戦力をゲット!


視点:洞窟ダンジョンの主さん

『』:アルファさん


 何っ!? 最下層に侵入されただと!?


 そんな馬鹿な!!!?


 新たな侵入者達が入ってきたのは、ついさっきのはず!!


 たった・・・、たった1時間で最下層まで辿り着いただと!!?


 この私の!? 上級悪魔となったこの私の!!


 偉大なる私の芸術的な罠を潜り抜けてきたと言うのか!!!?



(ガチャッ、ボワワワワワ~~ン)



 こ、これで、映像が出るはずっ!


 ええい! 何が起こってると言うのだ!!?



(バゴッ!! ドガッ!!! ゴワガラララッ)



 あああああああああああっ!?


 私の芸術的な罠が壁ごと破壊されているぅうう!!!



(ドゴッ、ガラガラガラガラ、ゾロゾロゾロゾロ)



 何てことだっ!!!?


 それどころか、致死性の罠を仕掛けた箇所を的確に避けて


 迷路をショートカットしてるだとおおおおっ!?


 ・・・きょ・・・強化した番兵どもは!?


 最下層にはかなりの数を配置したはずだぞ!!!



(キラキラキラキラ、ペーニョペーニョ~)


「あ”あ”あ”あ”あああああああ・・・(ホワ~~~)」


「ん”あ”あ”あ”あうぅぅぅ・・・(シュワワワワ)」



 じょ、浄化されてるううううううううう!!!?


 そんな馬鹿なっ!! こんなド田舎の国に


 強化した高ランクの【アンデッド】を浄化できる程の


 希少な神官クラスの冒険者が居たのか!?


 そ、そんな報告は聞いておらんぞっ!!!


 ええい! 配置したレッサーどもはどうなったのだ!?


 全然、報告が入ってこないではないかっ!!!



(ズバッ、バリバリバリバリ、タッタッ、シュゴゴゴゴッ)



 ・・・何だ、あの変わった剣を持った戦士は!?


 あいつが剣を一振りするだけで、レッサーどもが


 まるで紙の様に切り裂かれているじゃないかっ!!?


 しかも、剣から雷や風の魔法を飛ばすだとっ!?


 くそっ!! こんな無茶苦茶なヤツらが相手では


 いくら偉大な私の、芸術的な罠の数々でも意味が無いわっ!!


 おのれ! おのれおのれおのれっ!!!


 これでは、ここまでヤツらが来るのも時間の問題ではないか!


 仕方ない、残しておいた【マナ】も全部つぎ込んで


 温存しておいた戦力も全て投入してやるっ!!!!



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




 破壊音がしなくなったな。


 ・・・・・・やったか?


 しまったな・・・、追加の罠や部屋の作成に


 映像用の【マナ】まで全部つぎ込んでしまったから


 状況がわからん。


 相変わらず、レッサーからの報告も無いしな。



(ビーーー、ビーーー、ビーーー)



 むっ!?


 報告・・・が来たのか!!!


 クックックックッ、どうやら上手くいった様だな?


 どれ、早速報告を聞くとするか。


 ・・・それにしても、この【通信樹つうしんき】というのは便利だな。


 最初は使い道が分からなかったが、枝の【子樹こき】をレッサーに渡せば


 こうやって、【核】がある操作室の【親樹おやき】と通話できるのだからな。


 さて、と。



(ガチャコッ)


「・・・・・・(ごにょごにょごにょ)」


「む!? 聞こえんぞ! 大きな声で報告せんかっ!!」


『・・・わたしぼうけんしゃ! いま・・・!!』


「・・・・・・はっ?」


(ぽんぽんっ)


『あなたの後ろに居るのおおおおおお!!』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 ▽ 並行して連載中 ▽
↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ