167 冒険者Aさんと逆恨み
あらすじ:納豆も派閥争いが激しいですよね。
視点:冒険者ギルド 再研修中の職員 デルタ・ドライエックさん
『』:アルファさん
あーーー、ムカツクぅ~~。
アラサー先輩もムカツクしぃ?
ギルマスのヒゲジジイもムカツクぅ~。
でもぉ? イチバンムカツクのわぁ、あのダザオだよね~?
あのオッサン、何、余計な事ばっかりしてくれてるわけぇ?
おかげでぇ、イッショーケンメー仕事してるルーが~
こんなヒドイ目にぃ、合わされちゃってんジャン?
ホントぉ信じらんなーい、何なのぉ、あのダザオ~。
オッサンでCランクのくせにぃ~。
あのオッサン、アラサーどころかアラフォーなんでしょ~?
ボーケンシャとしてもビミョーだしぃ。
どーせ、お金も持って無いんでしょ~~~?
ショーライセーも、カイショーも無しジャーーン!
アハハハ! ザッコすぎぃ? ダッサ~~~い!!
お金持ちで貴族のパパがいるルーとは大違いよねぇ~。
・・・それにしてもぉ~?
最近、インディも付き合い悪くなったわよねぇ?
アイツ、ルーが友達やってあげてたのにぃ、冷たくない?
アイツだって、ルーと同じだったジャーン!
アイツも、おしゃべりばっかりして男に色目使ってたジャン?
何で、アイツは受付に残ってぇ~
ルーばっかりこんな目に合うのよぉ~?
フコーヘーよ、フコーヘーーー!!
アイツの家はビンボーで、ルーの家は大金持ちなのよぉ?
これって、おかしくない?
「おーい、デルタ。
それ読み終わったら、次こっちの指南書読むんじゃぞ。
読み終わる頃には昼頃じゃろうし、読み終わったら
昼休憩入っていいからな」
「えーーー? まだ読むのぉーーー?」
「なんじゃい? 嫌なら帰って良いんじゃぞ」
「・・・はーーーい、ワカリマシター(ぶすーーー)」
あー! もー! ヒゲジジィ、腹立つぅ~!?
パパって、このギルドにたくさんお金出してるんでしょぉ?
何でルーにそんな事言えるのよぉ~?
パパに言い付けてやろうかし・・・・・あ~~~っ!?
そうだ! そうかぁ・・・そうよねぇ~?
最初からそうしたら良かったんだぁ!
ルーを苛めるヤツなんか・・・ひひひっ!!




