表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
16/401

16 冒険者Aさんとフィーーーーッシュ!!

あらすじ:片手ネックハンギングツリーからのホモ疑惑


視点:アルファさんのオ・ト・モ 新たな境地を知ったミケニャンさん

『』:アルファさん


(ザザーン、ザー、ザッパーン)


「さて! やってまいりました【東の海岸】!

 ドンドンパフパフーー!!」


『せやな。

 こっから砂浜沿いに北上してこっかー』


「もう、ご主人様~、ノリが悪いですよ~?

 せっかく2人きりなんですから

 ちょっとぐらいそこの草むらでご休憩。

 もとい、押し倒してハッスルして頂いても構わないんですよ?」


(ザーン、ザザーン)


『・・・なあ、【フソウ】の昔話でな

 【タヌキ汁】ってよく出てくるけど

 アレって美味いんかな?』


「あ、確か、凍らせたコンニャクを一口サイズにちぎって

 胡麻油で炒めてから、細かくしたおからを加えて

 味噌で味付けた精進料理ですよね?

 食べた事は無いですけど聞いたことはありますよ」



 ふふふ・・・ご主人様の脅し文句を


 さらりとスルーする術は心得ておりますとも。


 それはそうとして、本当の【タヌキ汁】は


 獣臭くてとても食べられたものでは無いらしいですね。



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




(ザパーン・・・ザッザッザッ・・・ザー、ザパーン)


『うーん、この辺でええかー』



 はっ!? このフリはっ!!


 そしてこの絶好のタイミング!!



「しー!! ・・・っこ!(どやぁっ)

 ・・・の方角から何か聞こえませんか、ご主人様?」


(チョロチョロチョロロロ)


『・・・・・・』


「・・・・・・てへぺろ☆(・ω<)」



 決まりました!!!


 まー多分、小川か岩間から漏れる水の音だと思いますけど


 一応確認してきましょうか。



『・・・じゃあ、一応見てきてくれるかー?

 水場があるなら確保しときたいし』


「おまかせください!(ばっひゅーーーーん)」


『・・・んじゃ、こっちはこっちで準備しとこか』



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




(グイッ! ザッパーーーーン! ビチビチビチッ)


「うーーはーーーーはっはっーーーー!

 絶好ぉ調ぉおーーーーー!!」



 これで3匹目っ! しかも中々の大物ですよ!!


 という訳で、【東の海岸】から少し北上した


 砂浜を見渡せる岩場で、ミケとご主人様は


 魚を釣・・・調査を行っている真っ最中なのです。


 ちなみに、ご主人様は魚だけだと寂しいという事で


 岩場の下にある潮溜まりに降りて


 【トコブシ】や小ガニ等を獲ってらっしゃいます。


 さて、あと1、2時間もすれば夕方になってしまいますけど


 せっかくなので燻製も作っておきたい事ですし


 大きめのを2匹ぐらいは追加で釣っておきたいですね。



「ひゃーーーーーーーーっはぁ~~~~~~~~!!!」


(ビシュッ、ヒューーーーーーーーポチャン)


「はあ~~、青い空、白い雲、恵まれた天候の下で

 ご主人様と一緒に、のんびりお魚釣りってサイコー!!!」


(ガッガッ、ザッザッ、スタッ)


『あ、よっこらせっとぉお~

 ふう、ずっと中腰はさすがにしんどいわー』


「お帰りなさい! ご主人様。

 腰を痛められたんですか!?

 お任せ下さい! (わきわき)ミケが揉んでさしあげます!!

 もちろん! 腰だけとは言わず色々な所を!!!(じゅるっ)

 そして、ミケも揉んでください!! モミモミと!!!」


『いらんっちゅうに。

 ええから、手をわきわきさせて近寄ってくんな。

 お前はホンマぶれへんな』


「お褒め頂き、恐悦至極ですっ!!」



 いついかなる時でもご主人様へのご奉仕とセクハラに勤しむ!


 これが忠実な従者の・・・。


 いえっ! {正妻の真髄}ってものですよ~~!!



『あ・・・、せや!

 せっかく、こんな景色のええ、海辺へ来たんやし。

 【聖鉄缶】で、久し振りに露天風呂とかもええなー』


「さすがご主人様! すばらしいお考えです!!

 さっき小川も見つけてますので淡水でもいけますけど

 ここはせっかく海なんですし、やっぱり海水ですよね?」


『せやな。

 じゃあ、暗くなる前に先にキャンプの準備しとくか。

 さてと、ミケはあれから何匹釣れたんや?』


「ご主人様が岩場に降りられてから3匹ですね。

 大物1と小ぶりのが2です」


『そしたら、今んところ全部で8匹か。

 ん~~、せっかくやし後で燻製も作っときたいしなぁ。

 日が暮れるまで、もうちょい釣っといてくれるか?

 あ、そうそう、下で獲ってきたやつは、このバケツに入っとるから。

 多分逃げられんとは思うけど、一応気にかけといてくれな』


「かしこまりっ!」



 ふっ・・・さすがミケですよ、ご主人様と全く一緒の思考っ!!


 さすが、さすが正妻っ!! +( ̄∇ ̄) キュピーン


 さて、それはそうとご主人様の成果は・・・っと


 【トコブシ】が20個ほどに、小ガニが4匹と


 おっ!? 食べれるイソギンチャクじゃないですか。


 いいですね、いいですね。


 これもよく洗ってから、適当にサイコロ状に切って


 味噌汁の具とかにするとコリコリして美味いんですよね~。


 小ガニも真っ二つに切って、味噌汁に一緒にぶち込むと


 良い味が出るんですよね・・ごくりっ・・・。


 まー、まとめて唐揚げとかでも美味しいですし


 食べ方はご主人様にお任せしましょう。


 それにしても、この丸っこいイソギンチャクって


 食用なのはいいんですけど


 【フソウ】の南の方で呼ばれてる愛称が【ワケノシンノス】。


 どういう意味なのかと思ったら


 なんと{若者の尻の穴}・・・・・・。


 【フソウ】だと{若者}って、単に若い人っていう意味より


 青年とか男性を指す意味ですわよね・・・。


 ・・・・・・ま、まあ。


 食べれる事を知る前から呼ばれてた愛称なんでしょうね!


 きっと! 多分! 恐らく!!


 ・・・おっと、いけない!


 こんな事を考えてたら、あの神様の一党が


 香ばしい匂いを嗅ぎ付けて近寄ってくるかもしれないですしね!!


 深い意味なんて無い事にしておきましょう!


 うん! 無い無い! あははは!!!



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




(パチパチッ、ザブッザバッ、パチパキッパチッ)


『(ザパー)ふうっ~。

 【聖鉄缶】で風呂自体はちょこちょこ入っとるけど

 こんなええ景色での露天風呂やと、やっぱ気持ち良さ倍増やな!』


「HUUUUUUUUU!!(バッシャバッシャ)

 気持ちよすぎて、テンション上がって来ますね! ご主人様!!」



 ぬっふっふ。


 こういう時なら、遠慮なくご主人様と一緒に入れるのですよ!!

 

 へっへっへ、色々当たっても問題無しなのですよ!!


 じゅるっ、おっといけないいけない。


 今はまだ慌てるような時間じゃないのですよ。


 晩御飯もまだですしね。



『それにしても、2人共、風呂に入ってしまっとるけど

 今、モンスターが襲って来たらやばいよなー。

 一応スキルで【広範囲サーチ】は常時発動しとるけどな』


「見渡しの良い浜辺で、大き目の焚き火もしてますし

 モンスター避けのお香も、周囲にたっぷり撒いてきましたんで

 大丈夫ですよ~(すりすりすり)」



 まあ、本当にモンスターが襲ってきて


 ご主人様との、まったりうふふタイムを邪魔しようとしたら


 本気で瞬殺しますけどね。



「それにご主人様、そんな会話してたら

 【運命神】に{旗}立てられちゃいますよ~?

 【フソウの諺】にもあるじゃないですかー?

 {壁に耳ありショージにメアリー}・・・と」


『おっ? そ、そうやな。

 ・・・って誰やねん!? ショージにメアリーって。

 まー、ええか。

 今はそんな事忘れてゆったりと~・・・』


(ザバッザバッザバッ)


「『!!?』」


(ザバーーーーーーーー!!!!!・・・・ヌウッ!!)


「ぎょっーーー!!!!!!?

 モ・・・モンスター!!??(しゃきーーーーーん)」


「!!? うおっ!?

 ま・・・待って! 待ってください!!」


『・・・んっ? ちょい待ちミケ、ストップや』



 ・・・うおっ? う・・(うお)っ!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 ▽ 並行して連載中 ▽
↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ