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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
129/401

129 冒険者Aさんと帰還

あらすじ:唐突に家族の絆が深まったので宴会が決定しました。


視点:護衛のお仕事頑張ってる ジン・クロガネさん

『』:アルファさん


 あ”~~~~、もうちょいで町や~~。


 は~~~、今回はしんどかったわ~~。


 ご隠居様の用事で、王都の【キロの町】まで行ってきたんやけど


 途中で山賊は出るわ、【オーク】の一団に襲われるわ・・・。


 あんの豚ども、半端に連携する上、しつこくてホンマ面倒臭いわぁ。


 おまけに、こんな時に限って


 ここらじゃ滅多に見ぃへん、野良の【トロール】まで出よるし。


 あいつ、力任せの攻撃しかしてこーへんから


 強さ自体はたいしたことあれへんけど。


 切っても切っても、切る側から再生しよる。


 確かに【冒険者ギルド】で、パーティでも最低{Cランク推奨}


 ソロやったら{Bランク推奨}に設定されとる訳やわー。


 ワイ1人やったら、まあ、大した事あれへんのやけど


 今回はご隠居様と馬車を護衛しながらやったからなあ。


 あいつ、あったま悪い上に食欲に忠実やから


 どんだけ切られようが邪魔されようが


 しきりにお馬さんばっかり狙ってきよってからに・・・。


 あ、お嬢、どないかしたんでっか?


 え? まだ着かへんのかって?


 こっちも可能な限り急いどりますんで


 もうちょい待っとって下さいよ~~~。



「これこれ、ユミネよ。

 ジン君も頑張ってくれておるのだ、困らせてはいかんぞ。

 すまんな、ジン君。

 戦闘だけじゃなく、馬車の御者まで任せてしまって」



 はは・・・これも仕事の内。


 こんくらい平気ですわ、ご隠居様。


 ・・・それにしても、結局【トロール】ぶっ倒すんに


 【雷迅斬り】2発も使わされるとは思わんかったわ。


 我ながら、必殺の一撃って自信はあったんやけどなー。


 ちょい、自信なくすわー。


 ・・・え? お嬢またでっか?


 せやから・・・。



(ぐぅううううううううう・・・・・)



 あーーーー・・・・・・。


 とりあえず、そっちの奥に置いとる布袋に保存食ありますんで


 それで繋いどいてくれますか?


 ワイも急ぐんは急ぎますけど、さすがに暗くなってきとるし


 安全第一で急ぎますんで。



▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


▽ ▽ ▽




 よっしゃ! 町の灯りが見えてきたわ。


 もうちょいやな!!


 え? お嬢どないしたんでっか?


 は? 美味い飯の気配がする?


 へ? しかもアルファのにーさんが作っとる匂いがする?


 えっ!? お、お嬢っ!!!?


 馬車からそんな乗り出してどうす・・・。



(ばっ!! ずどどどどどどどどどどどどど!!!!)



 馬車から飛び出して走って行ってもうた・・・。


 ・・・ってか、馬より早う走れるんやなお嬢。


 あっ!? ご隠居様! お嬢やねんけど。


 え? 大丈夫? あーなったら止める方が危険?


 はあ、さいですか。


 ・・・色んな意味で規格外な子やなー。


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 ▽ 並行して連載中 ▽
↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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