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辺境の冒険者Aさん  作者: ミの人
128/401

128 冒険者Aさんと吉日

あらすじ:乙女の天敵は男の娘だったようです。


視点:ポンポコリンのポンポコやなーの超級命のミケニャンさん

『』:アルファさん


(ごっきゅごっきゅごっきゅごっきゅ)


「ふひぃああああああ~~~~~~」


『ぷはぁああああああ~~~~~~』



 あ”あ”あ”~~~~~~~~。


 お風呂上がりに飲む、冷たい【麦酒】はサイッコーですわ~~~!!


 やっぱコレですわよね、コレ!!


 氷で冷やしたモノも悪くはありませんけど


 【麦酒】自体をキンキンに冷やしたモノが良いんですよね~。



『ええ、風呂やったな~。

 【緑の湯】を使った甲斐があったわ~』


「(うっとり)はふぅ~~~。

 さすが、お師様の調合された【温泉の素シリーズ】です。

 母様がよく置屋のお風呂でも使っていたのを思い出しますよ。

 お世話になっていた芸妓さん達からもすごい評判が良くて

 今でも定期的に購入されてるそうですよ?」


「ああ、そー言えばそーなんですよね~。

 地味に【五十六商会】でも人気の商品なんですよ。

 ですが、材料がモンスター由来の物が多いですし

 調合するのも、結構技術が必要ですからね。

 【五十六商会】専属の【薬師】達に調合頑張ってもらってますけど

 中々、大量生産~って訳にもいかないんですよ。

 まー、マリさんの所には優先的に販売してるんですけどね」


「あ、やはりそうなんですね?

 人気の商品と聞いたのに、不思議に思っていたんですよ。

 ふふ・・・ちなみに、私が調合に興味を持った切っ掛けでして

 今日、オリジナルを味わえて大変感動してるんです!(びくびくん)

 ・・・はぁ、はぁ、さ、さすがはお師様ですぅ・・・(うっとり)」


「(ふにゃふにゃー)・・・はふぅ・・・お風呂・・・。

 とっても・・・気持ちよかったです・・・ととさま・・・」


「「『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』」」



 ・・・ん?


 ・・・・・・えっ?


 ・・・・・・・・・はっ!? 今っ?



「えええええええええええええええええええ!!?」


『お・・・おおおおおおおおおおおおおおおっ!?』


「・・・・・・さ、サク、今」


「(ふにゃー)・・・・・・ふにゅ?

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・あっ!?(びくっ)」


『(がばっ!!!)よっしゃぁああああああああ!!!!!』


「(パチパチパチ)おめでとうございます! お師様っ!!」


「ふ、ふ、ふ!! サクさんサクさん!!!!

 もう1度! 今のをぜひ、もう1度!!!(ずずいっ)」


「(びくびく)あ・・・あ、あの、す、すみませんっ。

 わ、わ、わたし、無礼なことを・・・(ぐすっ)」


『わはははは!!

 何をゆーとんのやサク!!(がばっ! ぎゅうっーーーーー)』


「(おろおろ)は、はうっ!? え、え、え!?」


「(にこにこ)そうですよ、サク。

 びっくりしたかもしれませんけど

 お師様は怒っている訳でも、叱っている訳でも無いんです。

 むしろ、すごい喜ばれてるんですよ?」


「(ふんすふんす)そうですよ! さあ!! サクさん!!

 そんな訳ですので、もう1度!!(わくわくてかてか)

 ご主人様に、もう1度先程の呼び方を!!!」


「(おろおろ)えっ!? あ、あ、あの・・・。

 と・・・ととさま・・・(もじもじもじもじ)」


「「『・・・っ!!!』」」



 ・・・ふ・・・ふふふふふふふふふ!!!


 ととさま・・・ととさま、ですか!!


 良いですわね! ととさま!!!


 これで義理とは言え、ご主人様とサクさんは名実共に親子です!


 正直、予想ではもう少し時間がかかるかと思ってたんですけど


 きっとお風呂効果ですわね!!


 気が緩んだサクさんから本音が聞けましたわ!


 さすが! お風呂すごい!!



『(にっこにっこ)いや~! ええな! ととさま!!

 サクがそー呼んでくれて、めっちゃ嬉しいわ!!

 そっか、そっか!!!(ぎゅーーーーーー)

 ・・・うんうん、俺のとっつぁんも。

 俺ん時、こんな気持ちやったんかな・・・。

 うんうん!! (なでなでなでなでなで)』


「(もじもじ)あ、あうう・・・。

 あ、あの・・・こ、これからも・・・

 ととさま、と、お呼びしてもいいんでしょうか?」


「良いに決まってるじゃないですか、サク。

 これからもずっと、そう呼んでくれるくれる事を

 お師様も望まれてますよ!(なでなで)」


「ご主人様! 今日の晩御飯は軽めの予定でしたけど!

 これはお祝いするっきゃないですね!!!?」


『おっ!!? ええな、ミケ!!

 よっしゃよっしゃ~~~~!!

 今夜は豪勢にお祝いといこかーーーー!!!!』


「(おろおろ)は、はわわわわ・・・」



 これはこれは・・・(じゅるり)


 今晩の晩御飯は、期待できそうですわね~~!!


 ・・・ところで、それはそうとして。


 ミケには一つ確かめないとならない事があるんですよね。



「・・・サクさん、サクさん。

 ミケも当然、家族の一員ですわよね?

 ちなみに、ミケの事は何と呼んでくださるんですか?

 ミケ的には、ご主人様がととさまなら

 ミケの事は・・・(わくわくてかてか)」


「え・・・あ・・・あ、あの・・・あねさま(もじもじ)」


「えーーーーー!? かかさまじゃないのですかーーー!?

 がーーーーーーーーーん!!! ですわー!!!(うがーー!)」


「ふふ・・・残当ですね」


「ええっ!! あ、あのあのあのあの・・・(おろおろおろ)」


『わははは!!

 ええんやでサク(ぎゅーーーーーっ)

 いつものミケのアレやから、気にすんな気にすんな。

 さ! も少し休憩したら、お祝いの晩御飯や!!!』


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↓ こっちも開始しました・・・開始しちゃいました。
猟団の団長Bさん
こっちはチートや変態成分高めの傭兵稼業です。



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