104 冒険者Aさんとごほーこく ②
あらすじ:弟子の初めて(意味深)を頂きました。
視点:朝から空腹の従者 ミケニャンさん
『』:アルファさん
『あ、そうや、ミケ』
「な(グギャアアアアアン!)んでしょうか、ご主人様」
『腹の猛獣で返事されてもなー。
しゃーない(ごそごそごそごそ)
とりあえず、朝飯来るまで(ぽいっ)コレでも食っとけ。
まだあるけど、ユキも俺特製の【芋ようかん】食うか?
手作りやから、そんな甘くないんやけどなー』
「はい! あ、えっと・・・。
ぜひ、頂きたい所なのですけど
朝食後に頂いてもよろしいですか?」
「(ばくばくばくばく)はぐはぐはぐ、むっはっむはー!!」
『せやな、その方がええと思うわ。
せっかくやし、切り分けてデザートに皆で食うか。
よっしゃ、そんじゃツリーさんに渡してくるわ』
(ガタッ、すたすたすた、ガチャッ、ギーーー)
「(むしゃーむしゃー)んごんごんご、んまああ~い!!」
「ミケお姉様、よく塊のまま食べられますね・・・」
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
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『それでやな、ミケ』
「はい、ご主人様!
ご主人様の手作り【芋ようかん】は大変美味しかったですわ!」
ご主人様がお作りになられる【ようかん】は寒天が多めで
感覚的には【水ようかん】との中間ぐらいなんですよね。
餡自体の甘さは控えめですけど
甘煮のお芋が、甘さと食感の良いアクセントになってくれてます。
つるんとした滑らかさと、ぷるんとしたのどごしなので
喉にもつまらないし、非常に食べやすいのですわ!!
口の中に甘さが広がった後に、ふわっと香る爽やかな青竹の風味。
竹の容器って良いですわよね~。
あ、そうだ・・・竹の容器と言えば・・・。
切り出した青竹にお米と具材と出汁を入れて炊いた炊き込みご飯。
・・・あれも、最高に美味いですわよね!(ずびびっ)
今度、またご主人様に作ってもらわないと!!(ぎゃおおおん)
おっといけない、想像したらお腹の猛獣が!!!(たら~~~~)
『ちゃうわ、ミケ。
誰が【芋ようかん】の感想聞いとんねん。
・・・しかも、涎まで垂らして、別の事考えとるみたいやけど。
そうやなくて、昨日の偵察の結果を聞いとるんや』
「(ずびびっ)ふぁっ!? たっ、炊き込みご飯!?」
「炊き込みご飯?」
『炊き込みご飯? ・・・青竹使った炊き込みご飯の事か?
それは今度また作ったるから、報告早よ!
飯食う前に報告聞いときたいんや』
「ふぁ、ふぁいっ!! 失礼しましたご主人様~!
・・・えーーっとですね。(ゲェエエエエエエオ!)
結果からお伝えしますと、まだ、危険性や緊急性は低いですね」
『ほーん? 数とか行動パターンってどうやった?』
「数はそれほど多くなかったですね、20も居ません。
簡易的な寝床を作って、食事したり休憩してましたし
怪我しているのもそこそこ居ました。(ゲガアアアアアン!)
多分、群れ同士か外敵に負けて、追いやられた群れですね」
『・・・ほむほむ。
それやったら1週間ぐらいは大人しくしてそうやな。
移動もせーへんやろし、2日後に予定しとくか』
「お師様、私は資料でしか見た事ないのですが
討伐対象の【ノール】と言うモンスターは
強さ的にはどのぐらいなのですか?」
『んー? 強さか? ・・・まあ、厄介さは別として。
個体の強さ的には【ゴブリン】や【オーク】と同じぐらいやな。
ぶっちゃけあんまり強くない・・・とゆーかやな。
種族的に中途半端すぎんねんなー、あいつら。
ま、その辺の詳しい話は後やな。
サバミソやロバやんが起きてきてから、まとめて話すわー』
「はい、わかりました、お師様」
「・・・はうっ、お腹空きましたわー。(ベゴベゴオオアア!)」




