羽衣の気持ち・後編・
どうしたら優真は私のこと見てくれるのかな……。やっぱり容姿は重要?それとも頭の良さ?全部トータルで良くないといけないのかなぁ……。
毎年バレンタインは義理チョコってことであげてるけど私がホントに好きなの気づいてくれてるの?…優真の気持ちなんてわかんないよ……。ねぇ優真……。いつも想ってるんだよ?ずっといっしょにいたいよ……。いっしょにいたいのに……。
ちゃぷ……。
お風呂に入ってるときも考える。「ちっさいムネ……。」私に女の子の要素なんてほとんどない。言葉づかいもあらいし、スカートも似合わない。制服なんて着方がわかんないから適当。「こんな男みたいなヤツ、誰が好きになるか」私の中の悪魔が言う。「でも今考えてることは女の子みたいだよ?」私だって負けてらんない。言い返さなきゃ。……もうどうでもいい。こんな私、悪魔に呑み込まれちゃえばいいんだ。「そしたら優真は心配してくれるの……?」
ドキッ
…そうだ……。優真が私のこときらいだったら……。いやだ……。やめて……。こないで…悪魔!
ふとんの中で自分と戦う。ほんとやんなっちゃう。疑心暗鬼。自分に閉じこめられた私……。なんて情けないの……。かっこつけて、つよがって……。どうかしてるんだわ……。こんな私、消えちゃえ。
でも、私を消したら今ある優真への気持ちも消えちゃうの……?「楽になれるよ?」また悪魔のささやき。「やだ……。」どうして?どうしてやだって言ったの?楽になれるんだよ?こんなに悩まなくてもすむんだよ?「もし私が消えて何百年も後に生まれ変わったとしてもどうせ誰かを好きになる。なら優真を好きなままでもいいんじゃない?」
そうだ別にきらわれてもいい。それでも気持ちをつらぬこう。
優真への気持ちを。
−END−
前後編の後編です。「羽衣の気持ち」完結です。
私的には結構お気に入りです。完結してみての感想をおねがいします。




