4話 林間教室と秘密の出来事・前篇
初めての林間学校はドキドキとハラハラの連続でした
海の色と思い出の歌 4話 林間教室と秘密の出来事・前篇
「ふぁ〜」
昨日の事があって小波はあまり眠れていなかった
でも昨日決めたことは嘘ではない
絶対に後悔しないと決めたから
それでも睡魔には勝てていなかった
「小波、小波」
その時上空から声が聞こえていた
「ふぇ、何・・・」
「何じゃないよ」
「こりゃ完全に寝ぼけてるね」
声の主は真斗由衣と美里來だった
「小波話ちゃんと聞いてた?」
「話?何のこと?」
「ああもう、もう一回言うね林間教室の班決め」
「男の子3人女の子づつの6人班だから」
「私たち3人で同じ班になろうって話だよ」
そこまで言われて小波は思い出した
今は3時間目の授業中だということを
「あ!そういえばそうだった」
「は〜やっと思い出したか」
「で、良いよね?同じ班で?」
「うん!!いいよ」
「じゃ、女子は決まったとして男子は・・・」
と由衣が考えていると、後ろから明るいで声をかけられた
「じゃ、俺らと一緒の班になる?」
声をかけてきたのは糸乃和木だった
「え、良いの?」
「ああ、良いぜ!な、琉胡、詩音?」
「俺もかまはない」
「俺も!!來と一緒になれるし!!」
ゴンッ!!
「いって!!」
「余計なことを言わんでよろしい!!」
「そんな釣れないこと言わないで〜」
「でもこれで班決まったね」
そんなやり取りを聞いていた小波に和木から声をかけられた
「よかったね唯砂野さん、詩音と一緒になれて!」
「え、ああ!!そっか同じ班か〜」
「好きなんでしょう詩音事が」
「///うんあ、ででもなんで好きなの知っているの?」
「そりゃもう入学式のときの事で」
「そんなに分かりやすかったの?」
「ああ、だってあんだけ大胆のことをしていたら気づくでしょ」
そんなにすごかったんだ
すごく恥ずかしい〜///
そしてとっさに顔を両手で隠した
でも両手で隠した小波の顔の下はリンゴのように真っ赤だろう
「そんなぁー」
「まぁ、みんなには黙っておいておくよ」
「ありがと」
放課後の帰り道
「ふふ〜」
小波はその日、鼻歌を歌いながらご機嫌で帰って行った
林間教室を楽しみにしながら
下手な小説ですがここまで読んでくださってありがとうございます!!