『竜国記』よりヴァイス(深森様より)
なんと前回に引き続き、拙作「竜国記~ドラッヘシュテルン・サガ~」http://ncode.syosetu.com/n2093do/
へイラストをいただいてしまいました!
描いてくださったのは深森さま。
前回もご紹介したちはやれいめい様主催の「夏休みのオトモ企画」(※)をきっかけに、拙作に足を運んでくださったうえ、なんとキャラクターイラストまで描いてくださったのです!!
まずはあれこれ言うまえにイラストをどうぞ。
今回は先に小説をお読みくださり、その後私の書いたヴァイスの絵なども参考にしてくださってお描きくださったものです。
以下はSNS上でのご本人の談です。
「重要人物、ドキドキ描かせて頂きました。
本文によればとても美しい青年との事……画力、追い付いたかどうか・汗
※顔アップ(原寸)も添付いたしました 」
いや、もうもう……ヴァイスの美しさがあますところなく表現されていて、見た瞬間「うっ!」と来ました。
いやほんと綺麗……。さすがです、感動です!
背景や照明などまで丁寧に描き込んでくださっていて、全体の雰囲気も落ち着いていて、ヴァイスというキャラクターを好きになってくださったことがよく伝わって参りまして……嬉しかったです。
深森様、このたびは本当にありがとうございました!
今回は私の絵よりは本文から想像なさったイメージを優先なさったとのことで、深森様はそちらを気になさっていたのでしたが、私としてはそれこそ大歓迎でした!
なぜなら私は、前にも申しましたが小説を読んで頭の中に想像してくださったものこそがその読者様にとってのベストかつマストであるという考え方だからです。
それで本文には基本的に挿し絵はいれず、こうしてイラストページを別立てにしているわけで(笑)。
深森様は、小説はもちろん、このように絵もお描きになる書き手様です。他のイラストもSNS上で拝見したのですが、幻想的で雰囲気のある素敵な作品でした。
「マンガハック」というところで、物語コミックも公開なさっているそうです。「なろう」側ではそのテキスト版を公開なさっている形とのこと。
いやいや、やっぱり多才なかたが多い~!
深森さんは「小説家になろう」で数々の小説をお書きの書き手さまです。
ジャンルも様々なのですが、やっぱりファンタジーがお好きなのかなという印象。
今回もどの作品をご紹介しようか迷ったのですが、やはり「夏休みのオトモ企画」に出しておられる
「花の影を慕いて」にいたしました。
https://ncode.syosetu.com/n5933do/
全92話 完結済み 445,007文字
ジャンル:異世界(恋愛)
今回もまたまた、私はまだ14話あたりまでしか読めていないのですけれど、読めた限りでなんとかお作品をご紹介したいと思います!
冒頭から謎に満ちた展開。
25年前のとある大雪の日。アイリス・ライトという一人の娘が忽然と姿を消します。彼女はとある白亜の豪邸のオーナー権をもつ男のひとり娘でした。
どうやら妊娠中だったらしく、そのことを周囲に隠していた様子。その後、彼女が事故死したとの報せが届き……。
さてさて。そこから物語は25年後の現在へ。
アイリスの父親が突然に不穏な死を遂げ、遺言書には「オーナー権は娘の子に」、つまり孫にとの文言が。それは男女を問わずに相続されることが保証されるという内容でした。
あまりネタバレになってもアレなのであまりたくさん書けないのですが、実は行方不明になったとされていた娘は書類上の手違いによって人違いだったことが判明し、その後も生きて娘を生んでいたことがわかります。
その娘、ルシールは、いまだ不明の自分の父親の情報や事件の真相に迫るために豪邸のある領地へと向かいますが……。
実はその周囲ではバラバラ殺人事件やネズミの死体を人に送りつけるなどの不気味な事件がさまざまに起こっていて……。
異世界恋愛ものとはいえ、いわゆる「なろう系のナーロッパ」的ないい加減な世界観ではなく、貴族社会の細々とした文化、風俗なども丁寧に描き込まれた秀逸な作品。
単純にキラキラ美しいばかりの貴族社会ではなく、その裏に蠢く陰謀、策略、それに対して若々しい男女の恋の鞘当ても存分に。
もちろん凛々しくも逞しいイケメンたちも活躍します!(オイ)
キーワードに「ミステリー」や「ホラー」、「サスペンス」の言葉が並んでいるように、実は過去と現在に起こった様々な事件が複雑にからみあい、謎をはらんでつぎつぎに先を読まされてしまいます。
ぜひぜひ、この夏から秋への読書のオトモになさってみては……??
※以下は、深森様による作品のあらすじです。
【2020年11月7日、全編改稿/ストーリー内容は変化なし】
一人の老庭師が急死した。彼は20年以上前に唯一の子を失った、寂しい老人であった筈だった。しかし、老庭師にして老紳士は自分の有する白亜の豪邸のオーナー権を、その子孫に譲るという遺言書を残していたのだ!
その遺言書に導かれて、老庭師を祖父に持つ娘ルシールは、亡き母の思い出話に聞くのみだった故郷、上流貴族クロフォード伯爵の領地を訪れる。見知らぬ父が居るのかも知れない。
だが裏街道のギャングたる遠縁の叔父が明かす所によれば、亡き母は、不倫の末にルシールを妊娠し、不可解な蒸発事件を起こして失踪していたらしい…ついに真実を語らぬまま逝った母、沈黙したまま逝った祖父…母が愛した人は誰だったのか?祖父は何を知っていたのか?
クロフォード伯爵にも、その息子リドゲート卿にも…名門クロフォード伯爵家そのものにも、何やら不穏な事情があるようで…?!
一方でリドゲート卿も、謎の多すぎる娘ルシールの事が気になって仕方がない。伯爵邸の庭師も務めていた故・老紳士の孫娘…平民クラスの領民の一人でしかないのに。
深い雪闇の中に交差しつつも封印されてしまっていた運命が…長く秘められていた謎が、記憶が、愛が、時を超えて今、動き出す。
夏休みのオトモ企画 参加作品
「花の影を慕いて」のURLは、こちらです。
https://ncode.syosetu.com/n5933do/
※ちはやれいめい様主催の「夏休みのオトモ企画」は2021年8月現在のことです。