佐竹と氷壺 BL閲覧注意
はい、こちらも拙作「白き鎧 黒き鎧」の主人公、佐竹です。
前ページにある制服姿の絵を反転させて、異世界の装束と愛刀「氷壺」のバージョンに描きかえてみました。
以下、いつものようにまたネタばれやらBL臭い話が(以下同文・笑)。
どうかご注意くださいね。
ずっと描きたいとは思っていた、異世界文官姿&日本刀(ほんまは違うんですが)の佐竹。
本当は、本編を執筆中、背中を向けて、抜いた「氷壺」をちゃんと構えた姿をずっと脳裡に描いていたのですが、今回の制服姿を描いたときに、「反転させてこの顔と背景を使えば早いかも……!」と思い立って、こういうことに。
でも、思った以上に手間取りました。
モデルになった佐竹には、
「拘束時間は三日と聞いたが。結局十日近くも拘束するとは何事だ。見通しの甘さは相変わらずだな」
って殺しそうな目で睨まれておりました(笑)。
こちらは活動報告で他のかたに言われて「なるほど!」と思ったのですが、内藤は内藤で、きっとちょっと嫉妬していたに違いありません。
「最近、佐竹がうちに来てくれないんですけど……」
ってきっと、涙目になってやがったはずです〜。
制服姿の佐竹は読者さまがたから見て右を向いていますが、これって漫画などでいうところの過去を見ているとか、後ろ向きになっている感情を表現する場合の手法ですね。
対する異世界バージョンの佐竹は未来を、希望を見る方向を向いております。
異世界に落ちてすぐの佐竹は、洋介を守るためだったとはいえすぐに「暗黒門」に飛び込まなかったことで、相当の時間をロスしてしまったことに気付き、仕方なかったとはいえかなり後悔していたので、この方向が正しかったかなと。
対する異世界姿は左向き。
こちらはもう、異世界である程度の地歩を築き、愛刀「氷壺」も手に入れた後、多分例の王に内藤を攫われた直後ぐらいのイメージですが、それでももう、向かう先も目的もはっきりしている、ラストへ向かって走るぞ的な感じなわけなので、左向きが正解かなと思ったり。
描きながら、つらつらとそんなことを考えておりました。
そして下のものは、今回背景なども少し変更した中でちょっとできちゃった星空バージョン。
なんかこうなるともう、とあるSF映画の「フォース」を感じる気がするんですが、まあ気のせいっちゅうことで(笑)。
ご覧頂き、どうもありがとうございました!