アレクシス(深海様より)
拙作「竜国記〜ドラッヘシュテルン・サガ〜」http://ncode.syosetu.com/n2093do/
へ、深海様よりイラストをいただきました!
(未読のかたはネタバレを含みますのでご注意ください)
本編で主役たちの敵役の一人である、火竜国の王太子、アレクシス。
ふたぎ様に続き、彼のイラストを頂くのはこれが二度目になりますね。本当に有難いことです。お前、感謝しろよアレクシス……!(あ、殺されるわ)
深海様曰く、「私の愛は火竜の陛下(とその伴侶)に捧げます」とのことでしたので、こちらはもうアレクシスが火竜国の王になって後、つまり二十代半ばといったところになるかと思われます。
深海様のイラストというと、いつも本当に絵画と申し上げても良いような、センスのいいアーティスティックなものばかりで、SNS上でもなろうでも、「ふおお……!」と垂涎もので拝見するばかりのつづれなのです。
それが今回、「は〜今日の執筆も一段落したし……」となにげなくSNSの画面を開いてみて、驚愕しました。
だってだって……どどーんと、こ、このイラストが……!
二度見、いや三度見しましたよ!
深海様、まことにありがとうございました……!
悪役のくせにメインキャラよりも前に、しかも二回もイラストを描いて頂けるなんて、ほんっと、なんて幸せもんなんだアレクシス……!
こうなったらやっぱり、お相手のあの子も絵がないと可哀想ですねえ……。
ニーナもそうなんですが、描きたいとは思いながら、わたくし自身はなかなか描く暇まではなく。
でもいつかは描こうかなとは思っている次第なのです。いつになるやら……。
深海様は、「小説家になろう」と「カクヨム」にて、「機霊戦記Ⅰ――黄金の女神――」をはじめとする沢山の小説をお書きになっている作家様です。
こちらではご紹介できないのですが、ムーンライトの方で書いておられるシリーズものの世界観が私はことのほか好きなのです。
この作りこまれた世界観、そして壮大な歴史物語。でも語られてゆくのは飽くまでも深い愛の世界だと、勝手にそう思っております。
今回は、そのシリーズ中から最近書いてくださった「ランジャディール」をご紹介したいと思います。
深海さまの作品には、いつも底流に強い「愛」があるのがひとつの魅力であり特徴でもあるなあと感じておりますが、これもまさにそういう作品です。
過去に起こった悲しい出来事のため、心に傷をもった少年ランジャディールが、彼を引き取った導師の愛を、また父性を確かめたくてさまざまなことをしてしまう姿がいじらしく、じんときてしまうのです。
そして圧巻なのが、この物語の中に出てくる劇中劇のような、素晴らしい絵本の世界。
ストーリーもさることながら、その挿絵の描写がもう、本当に素晴らしい。
ぜひぜひ、ご一読していただきたい作品です。
※以下は、深海様による作品のあらすじです。
●「ランジャディール」
黒き衣のセイリエンは、岩窟の寺院に住まう若き導師。
旧き王家にして大陸随一の名家である、金獅子州公家の出身である。
彼が夏至の日に手にいれた初弟子は、自分の実家が治めている金獅子州生まれ。
目の覚めるような金髪の、とてもかわいい子なのだが……
若き師が、一番弟子のパパになろうとがんばるお話です。
冬童話2017の設定を使用しています。
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「ランジャディール」のURLは、こちらです。 http://ncode.syosetu.com/n7511ds/
わが子を笑わせたいと願う導師セイリエンの願いは果たしてかなうのか……?
あなたのその目で、その答えをご覧下さい!