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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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93話

「…ほら勝てた…しかも圧勝」

「うるはも三津島君も凄かったよ!」

椎名さんの言葉にドヤ顔を披露する柳さん。


「一時はどうなるかと思ったけどありがとうな直樹!」

「早すぎてちょっと引いたわ!」

「これで総合優勝決まりだろ!」

「余裕の1位とかヤバいって!」

「勝ててほんと良かったよ」

…途中から何だか分からなかったし。


「……」


みんなでワイワイ喜んでいると新山が1人で俯いているのが見えた。


「新山!結果は勝ったんだからウジウジすんなよ!」

「………ごめん」

瑛太にそう言われても言い返さないなんて…えらく落ち込んでるな、まぁあれだけイキっといてミスしたら気まずくもなるか…よし。


「まぁ新山のおかげで俺と柳さんが活躍できたようなもんだし、気にするなよ、ね?柳さん?」

「…え?」

元気付けようとしている俺の意図に気づかない柳さんに「ほら!ね?」と念押しすると「う、うん…そうかも」と話に乗ってくれた。


「…すまん…いや…ありがとうな、1位おめでとう」

ようやく顔を上げて目を合わせた新山の目は赤くなっていたけど、誰もそのことには触れなかった。


全学年のリレーが終わり、退場し、自分たちのテントに帰ってくるとクラスみんなのテンションが上がりまくってた。


「「「1位おめでとー!」」」

「今日のヒーローが帰ってきた!」

「凄かったぞ!」

「三津島めちゃくちゃカッコよかった」

「最後早すぎだって!」

男子たちはお祭り騒ぎ。


「やばいよね」

「…私ちょっとキュンキュンしちゃった」

「ね!あれはイケメン過ぎるって」

女子もテンションが上がっているのか、男子達に比べると声は小さいけど、チラホラと耳に入ってくる。


「おかえり!流石直樹!カッコよかったよ!」

席に座ると明里さんが俺の腕を自分の腕と絡ませながら言ってきた。

「う、うん、ありがとう」

「へへ、いっぱい応援したんだよ!ちゃんと聞こえた?」

「うん、明里のおかげで頑張れたよ」

…正直走ってる時、周りの声聞こえなかったんだけどね。

尚も体を密着してくる明里さん、やけにグイグイくるけどもしかしてヤキモチとか…かな?

別に心配するようなことは無いんだけど。


〝閉会式を始めます。全校生徒は入場門に整列して下さい“

「行こうぜ直樹!」

「明里も早く!」

集合の放送がなったので、いつものメンバーと一緒に入場門へと向かった。


ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー

入場門に着くと各クラスの担任の先生が並ぶ場所を指示しているのが見えた。

「2組ー!ここ並べー!」


総合優勝が決まってテンションが高いみんながワイワイガヤガヤと騒がしくしながらも並び終わり、1年生から順にグラウンドへと入場を開始した。


閉会式が始まり長ったらしい校長先生の話のあと、教頭先生から今年の総合得点の発表があった。


「今年の体育祭の順位を発表します!まず4位!4組!」

会場からはパチパチと拍手が起こる。

「続いて3位は、1組!」

同様に拍手が鳴る。

「2位は…3組!1位は2組!」

その発表の瞬間2組の総合優勝が決まり1、2、3年生の2組の生徒達の歓声が上がった。


…中学最後の体育祭、みんなと頑張って取った1位。いい思い出ができた…


それから閉会の言葉を生徒代表が宣言し、無事に体育祭が終わった。



テントの片付けをPTAの人達と終わらせて椅子を持って教室に戻り、終わりのホームルームが始まった。

「まずはおめでとう!…そしてお疲れさん、頑張ってたな!みんなのおかげで先生にもボーナスが入るよ!」

「えー!なんですかそれー!」

「先生だけズルくないですかー?」

嘘か本当か分からないけど上機嫌の先生にツッコミを入れるクラスメイトたち。

「はは!本当にボーナスが出たら嬉しかったけど、まぁ冗談だ!…今日はこれで終わりだ!あとは打ち上げでもなんでもして楽しめ!じゃあ解散!」

そう言って教室を出る佐々木先生。


「みんな!ちょっと聞いてくれ!」

先生が教室から出て行ってガヤガヤし出した教室に新山の声が響いた。

「今日の夜クラスみんなで打ち上げやらないか?」

…まぁ今日なら特に予定はないけど…

そう思っているとスマホが震え、確認すると明里さんからのLINEだった。


《打ち上げどうするの?望美と千晴とうるはは参加しても良いよって感じだけど》


…もうみんな意見話し合ってるのか、行動が早いな。

《俺も参加してもいいかなとは思ってる、ちょっと涼也に聞いてみるね》


「涼也?どうすんの?」

後ろを振り返り確認すると

「別に参加してもいいんだけど…ちょっと待ってな」

そう言って席を立った涼也


「新山!店はどうすんだよ、今日いきなりクラスみんなって予約もう遅く無いか?」

「店なら大丈夫、親戚がやってるお好み焼き屋があるんだけど、そこを貸切にしてもらうように頼むから」

…へぇ、どこなんだろ。

「そこって全員入れんの?」

「貸切にしたら入れるはずだ」


「それだったら参加するわ」

「俺も参加で!」

「俺も参加するよ」

瑛太も近くに来て参加を表明している。

「うちらも参加するー」

「私も!」伊勢さんと椎名さんと明里さんも手を上げている。



「よし!じゃあ参加できる人手あげてくれ!」

新山の声にクラス全員の手が上がる。


…おぉ、全員参加とかみんなノリめっちゃ良いじゃん。

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