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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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91話

明里さんの番が終わり、ゴールした人が待機するところに行き、明里さんと別れて2組のテントへと戻る途中すれ違う人皆んなから生暖かい視線を感じる。

その視線に耐えながらそそくさと戻った俺は、皆んなから色々と冷やかされていた。


「帰ってきたぞー」「ヒューヒュー!」「熱いねー!」「羨ましい!妬ましい!」

「あんな風にできるなんて良い思い出だよね」

「いいなぁ…うちも彼氏欲しいー」


「直樹ー!動画撮っておいてやったから送るわ」

「う、うん、ありがと」


クラスメイトは最近俺たちが付き合ってることに触れなくなってたけど、流石にこんな感じになると照れるわ。

「まぁまぁみんな落ち着けって、直樹困ってんぞ」

涼也の声に落ち着きを取り戻す皆んな。


「ありがとう涼也」

「はは、あれは目立ったよなー」

「うん、告白みたいなやつはボーナスポイント貰えるらしいよ」


「お!総合得点1位いけるんじゃね?」

「もしかしたら3組抜けるかも」


今の順位は1位3組、2位2組、3位1組、4位4組となっている。借り物競走の他の人たち次第で俺ら2組が1位になれそうだ。


その後明里さん以外3つ目のお題をクリアできた人がいないまま借り物競走が終わった。



「お!順位でたぞ!」

「すご」

「これは燃える展開だな」


グラウンドの実況席の隣、見やすいところに貼られている得点表には3組と2組が同じ得点になっていた。


「あとは選抜リレーで決まる…か」

「頼むぞ直樹!」

うわぁ…プレッシャー掛かるなぁ。


「ただいま!全部クリア出来たの私だけだったよー」

明里さんたちが帰ってきた。

「おかえり、楽しめた?」

「うん!めちゃくちゃ楽しかった!借り物競走出て良かったー」

「2つ目のお題ってなんだったの?」

「えっとね、海外の大学を卒業してる人だったよ!たまたま早く見つかったから助かったよ!」

「すごいね、そんな人が見に来てたなんて」


〝選抜リレーに出場する生徒は入場門へと集まって下さい“

放送が鳴った。


「出番だね直樹!ふふ、楽しみだなぁ」

「が、頑張ってくるよ!」

「緊張してるの?」

「かなりドキドキしてる…」

「直樹もみんなもいっぱい練習したよ!いつも通りに走れば大丈夫!」


緊張から椅子に座って俯いているとリレーメンバーから声がかかった。

「行こうぜ直樹」

「俺らなら楽勝だって!」

「あれー、緊張してるー?」

「リラックスリラックス」

「……普通にすれば大丈夫…」


涼也、瑛太、伊勢さん、椎名さん、柳さん。

…そうだよな、みんなとなら大丈夫だよな…よし!


「よし!行こっか!」

椅子から立ち上がりみんなの顔を見た。


「ふふ、行ってらっしゃい!皆んな頑張ってね!」

「うん!いってきます!」

「「「「「いってきます!」」」」」

俺たちは明里さんに見送られて集合場所へと向かった。


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー


〝それでは本日最後の種目になります選抜リレーを開始します!……選手、入場!“


放送が終わり、1年生から順にグラウンドの中へと入って行く。

「楽しみだよな!ここで勝って総合優勝なんて良い思い出じゃん」

「勝とうね!」

「はっ、ミスなんてすんなよ」

「俺らに迷惑かけないでくれよー」

涼也と話していると新山と取り巻きが割り込んできた。


「あ?俺らはミスなんてしねぇよ、お前らこそバトン落としたりすんなよ」

「ろくに練習参加しなかったくせにやけに偉そうだな」

「はは、お前らと違って練習なんてしなくても本番に強えから大丈夫なんだよ」


2年生の入場が終わり、3年生が入場する番になったのでもう新山の言葉をスルーした。

なんだか聞いてるだけでイライラしてしまった。


3年生までの入場が終わり1年生の部が始まった。

選抜なだけあってみんな早いとおもう。なかなか良い勝負だった。1位は4組。

続いて2年生の部。

バトンパスのミスが所々あって、会場からの応援が凄かった。1位は3組。


…さて、俺らの番だ。

タイムの6位から順に男女交互に走るのが一応2組の作戦になっている。

最初に走るのは女子6位の川端 ゆかさんから。

次が新山の取り巻きである佐藤君。


「ゆか頑張って!」

「う、うん…」

かなり緊張してるみたいだ。

「大丈夫だよー、何かあっても三津島君がなんとかしてくれるからー」

「そうそう!」

「楽しもうぜー!」


スタートラインに着いた川端さん。

〝位置に着いて……よーい、パン!“


一斉に走り出す第一走者。

まずまずのスタートを決めた川端さんは2位スタートだ。

そのままの順位で佐藤君へとバトンを渡した。


「行けよ佐藤ー!!」

新山が大声で檄を送る。

危うくバトンを落としそうになるけどなんとか立て直し、3位で次の走者である村上さんへバトンを渡した。


佐藤君から危なげなくバトンを受け取った村上さんは順位を1つ上げて2位で次の走者の片岡君へ上手くバトンを渡す。

この辺りは練習の成果が出ている。


バトンを受け取った片岡君は1位の1組を抜かしてそのまま1位で次の走者の鈴木さんへと上手くバトンを渡した。

「1位だぞ1位!!」

「頑張れー!」

「行けそうだな!」

「頼むぞ瑛太!」

スムーズに繋がったバトンパスのおかげかスピードを落とさずに走れた鈴木さんもそのまま1位で瑛太へとバトンを渡した。


「おっしゃぁー!任せろやー!」

気合いの声と共に2位の1組との差を広げる瑛太。


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