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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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85話


俺たちは手を繋いだまま歩き、愛菜さんやパパさん、ついでに父さんと母さんがいる保護者用のテントに着いた。


「たしかあの辺りに……あっ!いたよ!」

徒競走の時に見かけたままの場所にいた。

そこそこ混雑している保護者用のテントの中を進み、愛菜さん達のところにやってきた。

「ママ!パパ!」

「来たわねー、直樹くんもわざわざありがとうね!カッコよかったわよ!」

「いえそんな、愛菜さん剛志さん、こんにちは」

「はい、こんにちは!」

「…あぁ」


「直樹じゃないの、それに明里ちゃん!久しぶりー!」

「久しぶりだね、明里ちゃん、直樹徒競走かっこよかったぞ!」

愛菜さん達に挨拶していると、俺の声に気づいたのか母さんと父さんが話しかけてきた。


「あ、うん」

「こんにちは!お久しぶりです!」


「明里?この方達は?」

「えっとね」

剛志さんが明里さんに尋ねていると、父さんが剛志さんの方を向き

「どうも、直樹の父の浩史と申します。明里ちゃんには息子がいつもお世話になって、ありがとうございます」

「母の翔子です。よろしくお願いします」

ペコリと頭を下げる両親に合わせて俺も頭を下げた。


「これはご丁寧に、明里の父の剛志です、こちらこそ直樹くんにはいつも娘がお世話になってます、これからもよろしくお願いします」

「母の愛菜です、よろしくお願いしますね」

「よろしくお願いします!」


お互いの挨拶が終わった所で、愛菜さんがウチの両親に話し出した。


「えっと、せっかくですし、よろしければお昼ご飯一緒に食べませんか?」

「え!いいんですか?」

「ええぜひ!」


キャイキャイと楽しそうな母さんと愛菜さん。

…なんだかウチの親と明里さんの親が話してるのを見るとドキドキしてしまう。


「そういえばママ、何で私達のこと呼んだの?」

「直樹くんお昼どうするのかと思って、良かったら一緒にどうかな?って聞きたくてきてもらったのよ」


「それぐらいならLINEで聞いてくれたらよかったのに」

「徒競走のコト直接言いたかったのよ、でもお昼ご飯一緒に食べれるの、明里嬉しいでしょ?」

ニマニマとしながら明里さんに話す愛菜さん。

「そ、そりゃあ嬉しいけど!」


「良かったわねー直樹、明里ちゃん嬉しそうで!ふふ、いい彼女ちゃんね」

ワイワイと騒いでいる明里さんたちを見ながら母さんもニマニマとしながらそう言ってくる。


「う、うん、そうだね」

親に言われると恥ずかしいな。

キャッキャと騒いでいる愛菜さん達の横で、父さんと剛志さんがなにやら話している。

耳を澄まして話を聞いてみると

「よろしければ今度飲みにでもいきませんか?」

「いいですね、では連絡先の交換を…」

と父親達は父親達で仲良くなっているみたいだった。


校舎に掲げられている時計を見ると休憩時間がそろそろ終わるという時間になっていた。


「明里そろそろ戻らないと…」

次は男女全員参加の綱引きだから戻って入場門に整列しないといけない。

「あっ、ホントだ!じゃあ私たち戻るね!」


「またお昼にね」

「頑張って」

「…頑張れ」

「楽しんでおいで」


「はい、ありがとうごさいます」

「行ってきまーす!」


そうして母さん達と別れて自分達のテントに戻った俺たち。

ちょうど皆んな入場門へと移動を開始するところみたいだ。


「あ、帰ってきたー」

「ギリギリじゃん!そろそろ移動しようかって話してたんだよ」

「ごめんね!」


「直樹どこ行ってたん?」

「あぁ、ちょっと親のところ行ってたんだけど、ウチの親と明里の親がさっき初めて会って…」


「すげぇな、なんか親同士が会うって」

「これはもう家族ぐるみの付き合いってやつだよな!」

…まぁ確かにそうなりそうなんだけど…母さん変な絡み方しないといいんだけど……


ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー



全校生徒が入場し、一年生から綱引きが始まった。


皆んな自分達の組を応援するからなかなかの盛り上がりを見せている。

1年は4組が全勝し、2組は1勝しかできなかった。

「ヤバいな、点数結構僅差になってきてんじゃん」


障害物競争が終わった時点で3、2、4、1組という順位になっている。

「4組が追いついてきてるね」

…綱引きの結果しだいで4組が1位になる可能性もあるなぁ。


続いて2年の番となり、これまた4組が全勝、2組が2勝し、3組と2組と4組がほぼ同点になった。

1組は少し離されている。


「3組と4組には絶対負けらんねぇな!」

「おうよ!」

「「「「おー!」」」」


クラスメイト達、かなり気合が入っているみたいだ。

〝次の対戦は2組対4組“


「おっしゃいくぜー!」

「勝つぞー!」

「「「「おー!」」」」


ウチの学校の綱引きは初めは綱から離れたところに待機していて、ピストルの合図とともに綱に走って行くという形の綱引きだ。


2つのクラスが待機位置に着いた。

〝位置に着いて…よーい、パン!“


一斉に走り出す俺たち。

…少しでも早く引っ張り出した方が有利だ!


1番に綱に辿り着いた俺は思いっきり綱を引っ張るけど、1人で引くには重かった。


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