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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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81話


体育祭当日


朝から明里さんが家に迎えに来てくれて一緒に登校している。

体操服には学校で着替えるため、俺たちは制服で登校した。


クラスに入ると〝ワイワイガヤガヤ“とみんなテンション高く騒がしい。


席に着くと「おはよ!とうとう本番だな!」とすでに体操服を着ている涼也に声をかけられた。


「おはよ、天気なんとか持てばいいけど」

今日は朝からどんよりとした曇り空だった。

「やばいよな、天気予報じゃ昼から怪しい感じだし」


「借り物競争とリレーは昼からだからね」

…小雨程度ならそのまま続行だろうけど、せっかく練習もしたし、中止にはしないで欲しいな。


「2人ともおはようさん!」

いつもはもう少し時間ギリギリに登校してくる瑛太もすでに体操服に着替えていた。


「「おはよ」」

「あれ、直樹制服で来たん?」


「うん、ホームルームの後の時間に着替えようと思って」

「俺なんか家から体操服で来たって」

「俺も俺も!」

「はは、2人とも気合い入ってるね」

「そりゃな」「おうよ!」


クラスを見回すと男子はほとんどの人がもう着替えていた。

女子はごく少数で椎名さんはもう体操服だった。


キーンコーンカーンコーン

ホームルームが始まるチャイムがなり、ガヤガヤしていたクラスメイト達が自分の席に着いた頃、担任の佐々木先生が教室に入ってきて教卓の前に立った。


「おはよう、さて……今日は勝つぞー!!」

「「「「「「おぉー!!」」」」」」

それなりにノリのいい皆んなは、先生のコールにちゃんとレスポンスを返していた。


「と言うわけでこの後、男子は1組か2組で、女子は3組か4組で8時30分から45分までに体操服に着替えて

、50分に自分の椅子を持って廊下に並べよー、はい、じゃ解散!」


要件だけを伝えてパパッとホームルームを終えた佐々木先生は忙しそうにクラスを出て行った。


うちは2組なので女子達がクラスから出ていくのを待って着替えを終えた。


それから椅子を持って皆んなでグラウンドに出て各クラスに割り振られたテントへと向かった。

「直樹!こっちこっち!」

先にテントへと着いていた明里さんに呼ばれて隣同士で椅子を置いた。

特に出席番号などで椅子の位置を決められている訳では無いので好きな場所に座る事が出来る。

…学校で明里さんが隣に座ることってなんか新鮮だなぁ。

「俺らもこの辺りでいいな」

「そうだな!」

涼也と瑛太も近くに椅子を置いた。


明里さんの周りには伊勢さんと椎名さんと柳さんも居たので仲の良いメンバーが集まった形になった。

しばらく話していると、開会式が始まるのでグラウンドに集まれとの放送が入ったのでゾロゾロと移動を開始した。


この頃からすでに一般開放されていたので早い保護者はちらほらと来場していた。


開会式が始まり、生徒会長による選手宣誓、校長先生の長い話、注意事項などが終わった後、校歌を歌い、全体でラジオ体操を終え、開会式が終了した。


ちなみに、学年ごとに1組は赤、2組は白、3組は黄、4組は青色の鉢巻を巻いている。

初めは一年生達の競技から始まるので、俺たちはテントで雑談をしながら見学していた。


「次の次に3年徒競走かー、まだまだ暇だなぁ」

「サッカー部の後輩とか出てるんじゃないの?」

手持ち無沙汰な様子の涼也。

「居るには居るけど、今年入部した1年少なかったからなぁ」

「お!今のやつ早いじゃん!いけいけー!」

ノリノリで声を出してる瑛太。

「ねぇねぇ、誰か知り合いとかいるの?」

隣に座っている明里さんがそう聞いてきた。

「いや、部活も入ってないし特に居ないかな、明里は?」

そう聞くとしばらく考えたあと

「私も居ないかな、やっぱり部活してないと下の子と仲良くなることって無いよね!千晴は誰とでも仲良くなるから知ってる子いるかもだけど」


その椎名さんは、瑛太と一緒にテントの1番前に移動してワーワーと声援を送っていた。


「はは、確かに椎名さんって知り合い多そうなタイプだよね」


とりあえず頭に白色の鉢巻を巻いている生徒を心の中で応援しながらぼんやりと競技が終わるのを待った。


2年生の徒競走が始まった頃、次が俺たち3年の出番となったので入場門の所に移動した。

「頑張ろうね!!」

「明里も頑張ってね」

男女で並ぶ列が違うので明里さんとお互いに応援しあってから列に並んだ。


「今何組が勝ってんだろうな」

「今の所3組が1位らしいぜ!2組は3位だってよ!」

涼也たちが隣で話しているのが聞こえた。

…まぁまだ始まったばっかりだからな。

「走る系の競技は俺ら2組が早いからな、逆転してやろうぜ!な?直樹!」

「そうだね、とりあえず1位取るよ」

「直樹なら楽勝だろうよ、俺らも頑張ろうぜ」

「おうよ!」


全員が整列して少しすると2年の徒競走が終わったみたいで、俺たちが入場する番になった。


放送が入り、小走りで入場していると、保護者席にとても目立つ男性を見つけた。

ゴツい身体に厳つい顔。明里さんのパパさんだ。手にはしっかりとビデオカメラが装備されている。

その隣には愛菜さんも居て、俺に気づいたのか手を振ってきた。

さすがに手を振りかえすのは恥ずかしかったので頭を下げて会釈をすると、愛菜さんの隣にうちの父さんと母さんが居ることに気づいてかなりびっくりした。

おいおい…すごい偶然だな。

…お互い親同士は面識がないから多分気づいてないだろう。


徒競走はグラウンド一周走る。

保護者席の隣に救護テント、放送テントがあり、スタート位置は放送テントの前から始まる。


放送テントの前、グラウンドに引かれた線の内側に整列する。

俺の走る順番は男子の最後の方だ。


1番走者達がスタートラインに並び、ピストルの音共に走り出した。


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