表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/99

61話

家に着いてご飯を食べて部屋に帰ってきた。



はぁ……色々あって疲れたけど、楽しかったな。


俺はベットに横になってスマホの裏側を眺めている。そこには明里さんと写ったプリクラが2枚貼られていた。

そのうちの1枚、今日撮った方を無意識に触っていた。


キス…されたんだよな、頬だけど…

思い出すだけでまだドキドキしてしまう。


俺たち付き合ってまだ1週間しか経ってないけど、カップルになった人達ってこんなサクサク進んでいく感じなのかな…


〝ヴーヴー“

マナーモードにしていたスマホが震えて体がビクッとなった。


明里さんか?

そう思ってスマホを開くとLINEのグループの所に伊勢さんが今日の打ち上げの写真を纏めて送信していた。


写真撮ってたんだ、全然気づかなかったな。


そう思いながら1枚ずつ写真をスクロールしていると1枚の写真を見て思わずスマホを落としそうなった。


そこには明里さんが俺にポテトを食べさせているシーンがハッキリと写っていた。


だ、誰にも見られて無いと思ったのに!

恥ずかしさに手がプルプルしてると写真を見たであろう皆からどんどんLINEが送られてきている。


《おぉ!よく撮れてんじゃん!》

《記念にと思って頑張ったよー》

《すげぇな!》

《ありがとね望美ー》

《決定的瞬間も上手く撮れてるでしょーあ、か、り?》

《もう!写真撮ってたなんて気づかなかったよー!》

《そりゃバレないようにとってたしー》

《2人とも照れてるー!カワイー!》


俺は気持ちを落ち着かせるため、一旦スマホを閉じた。


落ち着け…俺ら付き合ってるし、あ、アーンぐらいしても別に変じゃないし。


〝ヴーヴー、ヴーヴー“

そう思っているとスマホが着信の振動をし出した。

誰だろ?

スマホを見ると着信は明里さんだった。


「もしもし?」

「もしもし!LINEの写真見た?」

なんだか声が硬い、明里さん怒ってるのかな。


「うん見たよ、撮られてるの全然気づかなかったよ、凄いね伊勢さん」


「私も!ごめんね!」


「全然大丈夫だよ、まぁちょっと恥ずかしいけど、お、俺たち付き合ってるし…別に変じゃないんじゃ無いかなぁ」


「あ、ありがと…でも望美にはちゃんと言っとくから!」


「いやいや!言わなくてもいいって、俺はホント大丈夫だから、それに…いい記念になったし…その、照れてる明里可愛いし…」

自分で言い出しておいて後半は徐々に小声になってしまった。


「…そ、そうかな?えへへ、…そう思ってくれるなら嬉しいな!」

良かった…いつもの明里さんになってきた。



ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー


それからしばらく電話をしていたけど、部屋をノックする音が聞こえた。


「ちょっとまってね」と、明里さんに一言断りを入れてドアの方へと返事をした。


「何ー?」

ガチャリとドアが開いて顔を覗かせたのは髪がしっとりと濡れている姉の優子だった。

「愛しの彼女と電話中で悪いけど、お風呂空いたから」

と言ってドアを閉めて行った姉ちゃん。


…どうやら電話の話し声が部屋の外に漏れていたようだ。


「もしもし、ごめんね」

「ううん、お姉さんだよね?お風呂入る?」

通話をミュートにしてなかったから明里さんにも聞こえてたか。

「うん姉ちゃんだった」

チラリと時計を見ると結構長い時間電話してたみたいだ。

「そろそろお風呂入ろうかな」

「わかった!じゃあまた明日ね!」

「また明日」


「「せーの」」で電話を切った俺たち。



風呂入る前にグループLINEに今日のお礼とかしておこう。

そう思ってLINEを開くと、少し前まで話が続いていたみたいで、かなりのメッセージが溜まっていた。


《今日は楽しかった、ありがとう!》


よし、風呂入ろ。


そうして風呂に入って明日に備えて早めに寝たのだった。



ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー


次の日


起きて朝食を食べて、部屋の片付けも終わった。

明里さんを部屋に入れても大丈夫だと思えるぐらいには片付けられたと思う。

ファブリーズもやっておこう。


シュッシュシュッシュと、カーペット、カーテン、一応ベットと部屋中にかけた。

…よし、これぐらいでいいだろう。


ひと段落ついた時には11時半を回っていた。

ちょっと早いけど昼ごはん食べておこう。


そう思って母さんを探して一階へと降りた。


リビングに入ると母さんはソファに座って録画していたドラマを見ていた。

「母さん、そろそろ昼ごはん食べときたいんだけど、なんかある?」

「まって!今いいとこだから冷凍のチャーハンでもチンして食べて!」

こっちには振り向かず食い入るようにドラマを見ている、俺は邪魔をしないように静かに冷蔵庫を漁るのだった。



チャーハンが後少しで食べ終わる頃に母さんがやってきた。どうやらドラマを見終わったようだ。


「今日1時だったわよね?」

「うん、これ食べて準備したら迎えに行こうと思ってる」

今は12時20分、いい感じの時間だ。

「じゃあ私もそろそろ準備しようかしら」

「え?準備ってなんの?」

「直樹が初めて彼女連れてくるんだから、初対面の時ぐらい気合い入れないと!」

「いやいや、変に気合い入れなくて大丈夫だよ、普通でいいから」


「…優子は気合い入れて化粧してたわよ?」

「はぁ…姉ちゃんなにするつもりなんだよ…」


「まぁ私もお父さんも優子も楽しみなのよ」

あれ?そういや父さんどこいったんだ?

休みの日は大体ソファで横になってるのに。気になった俺は母さんに聞いてみてた。


「父さんは?どっか出掛けてるの?」

「今お父さんちょっとお使い行ってもらってるの」

「そうなんだ、父さんが休みの日に外に出るなんて珍しいね」


「まぁね、1時には帰ってくるはずだから」

「そうなんだ、ごちそうさま」



チャーハンを食べ終わって、迎えにいく準備も手早く終えた。


「じゃ迎えに行ってくるよ」

母さんにそう伝えて明里さんにLINEを送った。


《今からいくよ》

《わかった!気をつけてね!》と、すぐに返事が来て家を出発した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ