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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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6話

次の日の朝教室に着くと、自分の席に座り、体を横に向けながら後ろの席のクラスメイトに

「渡辺君おはよう」

と早速挨拶をしてみた。


「おはよう!三津島から声掛けてくるなんて珍しいな!どした?」

サッカー部所属の短く髪を刈り込んだ人付き合いの良さそうな爽やか系男子の渡辺わたなべ 涼也りょうやが聞き返して来た。

「せっかく近くの席になったご近所さんとは仲良くしていこうと思って」

と、返事を返す。

陰キャの俺だが、話す相手が男子なら特に緊張する様子も無く話せる。


「なるほど!俺からも話しかけようと思ったんだけど、三津島って「話しかけてこないで」って感じのオーラが出てて話しかけづらかったんだ」


「ちなみに、他のサッカー部のやつに聞いたんだけど、佐々木先生って1年間席替えしないらしいぜ!長い付き合いになりそうだしな、こちらこそよろしく頼むわ!」

気さくな態度で話しやすい涼也に安心した。


廊下側の窓際の後ろから2番目に座っている俺は、後ろの涼也と話すために体を横に向けていると

反対側の窓際1番後ろに座っている西條さんがこちらを見ているのに気づく。


頬杖を着きながらボーッとこちらを見ていた西條さんと目が合った。

『えっ』

『あっ』

少し目を開きながら急いで前を向いく西條さん。

『なんで西條さんこっち見てたのかな?』

そんなことを考えていると

「…………れにするか決めたん??」

涼也の話を聞き逃すことに。


「ごめん!なんて言ったの??」

「だからーソフトボールかバスケどっちにするか決めたん?って」

「球技大会かぁ、どっちも嫌だけど外で運動する方が嫌だからバスケにしようかなと思ってる。渡辺君は?」

「俺もバスケにしようと思ってた!一緒じゃん!

あと、呼び方涼也でいいぜ!俺も直樹って呼ぶわ!」

と楽しそうに言う涼也。


「涼也ね、これからよろしく。」

「おうよっ!」


キーンコーンカーンコーン


ちょうどいいタイミングでチャイムが鳴り佐々木先生が教室に入って来た。


「ホームルーム始めるぞー!」


先生の声とともに1日が始まる。


話してみると仲良くなるのって案外簡単だったんだなぁ…。

これからの学校生活が少し楽しくなりそうで、自然と笑顔が浮かんでいた。


放課後


「じゃあな、直樹!」

「おう、また明日な!」

部活がある涼也は6時限目が終わるとすぐに教室を出て行った。



さて、俺も帰るか…今日は欲しかった漫画の発売日、帰りに本屋に寄ってから帰ろう。

手早く帰り支度を終え、教室から出た所で美化委員長である、原真司に声をかけられた。


「三津島くん、明日の放課後清掃なんだが、もし雨なら各自の教室の清掃になる、西條さんにも伝えておいてくれ。」


「わかりました。伝えておきますね。」


教室に戻り西條の姿を探す。

『あれ?西條さんいないなぁ』

いつもは放課後に仲のいい友達と話をしてる姿を見かけていた俺は不思議に思う。



まぁ明日の放課後のことだし、明日どこかのタイミングで伝えればいいか…


そう思い今日はとりあえず本屋に向かう三津島であった。









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