43話
すみません。矛盾点が発生したため少し描き直しました!
以後気をつけます!
勉強会当日
あー落ち着かない…
朝からソワソワして、部屋をウロウロと歩いたりベットに座ったりしていると、ドアの向こうから姉ちゃんが声を掛けてきた。
「あんた今日どっか行くのー?」
「うん、出かけるよ」
そう言うと勝手にドアを開けて姉ちゃんが部屋に入ってきた。
手にTSUTAYAの袋を持っている。
「んー…」
「なに?そんなジロジロみて」
「その服あんたが選んだ服じゃないでしょ?明里ちゃん?」
「そ、そうだけど、急になに?」
「いいじゃない、あの子なかなかセンスイイじゃん」
だろ?さすが明里さん、略してさすあか。
「デート?」
「いや、中間テスト近いから勉強会するんだ」
「確かにそんな時期かー、デートじゃないなら、これ、返しといてくれない?」
と、渡された袋を覗くとDVDと漫画が入っていた。
なんでわざわざ俺が行かなくちゃいけないんだよ。
「え、自分で返せばいいじゃん」
「お願い!ついでだから!じゃ!」といってそそくさと部屋から出ていった。
えぇ…めんどくさ…でも、一応姉ちゃんにはGWに借りがあるから仕方ない…早めに出て明里さんの家に行こう。
10時半に明里さんの家だったから、そろそろ出ようかな。
時計を見ると10時だった。
勉強道具を入れたバックと、姉ちゃんに渡された袋を持って家を出た。
TSUTAYAに着いてDVDを返却ボックスに突っ込み、ふと思う。
そういや咲希ちゃんと遊ぶ約束?みたいなのしたけど、あれから何も無いな、忘れてるんだろうか?
まぁ連絡先も知らないからな。
そんなことを考えているとスマホが震え、何かと確認すると明里さんからのLINEだった。
《こんにちは!私いつでも出れるよ!》
早いなぁと思い時間を見ると焦った。
ヤバい、もう10時半来ちゃう!
《わかった、今から行くね!》
くそっ、DVDなんか押し付けられたからっ!
時間に遅れないように走っていくことになったのであった。
ーーーーーーーー
《着いたよ!》
10時半!、はぁ…間に合った…。
《わかった!出るね!》
走ったせいで乱れた息を整えていると。
「お待たせー!…って、直樹くんすごい汗出てるけど大丈夫??」
と、この間買ったジャケットを羽織った明里さんが心配そうに駆け寄ってきた。
やっぱり似合うなー…かっこいい系も着こなせるなんて、さすあか。
「その服、スゴい似合ってる…」
「あ、うん、ありがと!って汗だよ!何かあったの!?」
「大丈夫、姉ちゃんの頼まれごとでTSUTAYA行ってて、ちょっと走って来たんだ」
「タオル取ってくるから、待ってて!」
止める間もなく家に入っていく明里さん。
すぐにタオルを持って帰ってきて「はい!これ使って!」
とタオルを渡された。
「あ、ありがとう」
そう言って手に取ったタオルは当然ウチのタオルと違う香りがした。
めっちゃイイ匂いする!
「とりあえず帰りにまた返してくれたらいいからね!」
「じゃあ借りときます」
匂いを堪能した後、バックにタオルを入れた。
「そろそろ伊勢さんの家いく?」
「うん!案内するね!そんなに遠く無いからすぐだよ!」
「小学生の時からよく行ってたんだよね?」
「そうだよー、お互い行ったり来たりって感じかな」
そういう関係性の友達っていいよなぁ…
そんなことを思いながら歩いていると
なんかやけに塀が長い家だなぁ、と思っていた家の門の前で止まる明里さん
「望美の家ついたよ!」と立派な門を指差していた。
え…ここなの?凄くない??
「あのー…明里さん?ホントにここで合ってる?」
「うん、スゴいよね!私も初めて来た時ビックリしたもん!なんか、曾祖父さんがすごい人だったらしくて、そこから代々続く名家?らしいよ!」
そう言いながら門の横にあるインターホンを押して少しすると
「はいはーい、いらっしゃい!入って明里ちゃん!」
明るい女性の声が聞こえて、門が自動で開いた。
「行こっか!直樹くん!」
俺は慣れた様子で入っていく明里さんに恐る恐る着いていく。
ほぁー…スゴい…なんかスゴい。
玄関まで続く石畳を歩きながらキョロキョロしてしまう。
玄関に着きもう一回玄関横のインターホンを押すと伊勢さんが出てきた。
「やっほー!明里!三津島君もいらっしゃい、入って入って!」
厳つい家に似合わない軽い感じだな、伊勢さん。
「お邪魔しまーす!」
「お、お邪魔します…」
家に入るとこれまた広い玄関…なんかお寺みたい…とおかしな感覚になっていると、綺麗なお姉さんが奥の扉から出てきた。
「明里ちゃーん!待ってたわよー!おっ!その子が例の男の子だね!初めまして望美の母の久美です」
「こんにちは久美さん!」
「は、初めまして!伊勢さんのクラスメイトの三津島直樹です!き、今日はお邪魔します!」
ペコリと頭を下げると
「そんな緊張しないで!ゆっくりしていってね!お昼ご飯もうすぐできるから、望美、明里ちゃん達の荷物部屋に置いたらリビングに案内してね」
といって去っていった。
「とりあえずカバン、ウチの部屋に持って行こっか」
「うん、久美さんのお昼ご飯楽しみだなぁー!」
と話す2人の後をビクビクしながら着いていく直樹だった。




