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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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42話


〝仲良し作戦“が継続のまま迎えた水曜日の放課後を迎えた。


キーンコーンカーンコーン


よし、今日は明里さんと服買いに行く日だ!軍資金もそれなりに持ってきたぞ!

気合いを入れている俺の元へ、トテトテと明里さんが小走りで駆け寄ってくるのが見えた。


「おつかれさま!直樹くん!どこで服買う予定?」

安くて種類も多いとなると限られてくるよな。

「おつかれ、とりあえずしまむらでも行こうかと」

「OK!安いしね!」

2人で話していると、後ろから涼也が

「おうおう!こっちは部活なのに直樹たちはデートですか!いいなぁ」

「服買いに行くだけだって!」

まてよ?2人で買い物だから一応デートなのか?。


「そうなの!いいでしょー!」

え!?否定しないの!?


明里さんの言葉にオロオロしていると、ニヤニヤしている涼也と目があった。なんか嫌な予感するなぁ。


「くくっ、西條と直樹ホント仲よくなったよな、恋人感がすげぇわ」


このバカ!余計に意識するだろうが!

横を見ると満更でも無い表情の明里さん、…喜んでる!?

と、とりあえず早くしまむら行こう!


「あ、明里さん、そろそろ行こうか!」

このままじゃ涼也にいいようにオモチャにされてしまう。


「うん、行こう行こう、じゃあね渡辺くん!」

「じゃあなおふたりさん」


「じゃあなー!」


ふぅ、なんかもう疲れちゃったなぁ。

廊下を歩きながらそう考えてると。


楽しそうな声で明里さんが

「デートだね!」

「そう、なるのかな?」

意識しちゃうと緊張しちゃうって!

「えー!デートだよ!!年頃の男女が2人で服買いに行くんだよ?そんなのデートに決まってるでしょ!!」

そんな大きな声で言わないでー!

ほら!また注目されてるよ…。


「直樹くんにどんな服選んで貰おっかなー!好みが分かっちゃうね!ふふっ」

明里さんが楽しそうならまぁ、いいかな。



ーーーーーーーーーーーー


やっとついた…今日も腕組むなんて反則だって…

しまむらに着いた直樹はだいぶ疲れていた。

店に入り軽く見て回っていると

「見て見て!春物のセールやってるよ!お買い得だね!」と明里さんがはしゃいでいる。

はしゃぐ明里さんもイイ!!

「いいタイミングで来れたみたいだね」


「うん、今日は夏物買おうと思ってたんだけど、春物も買っちゃおうか…そうだ!直樹くんに選んでもらう服を春物の服にする!」


「こないだ言ってたけどホントに俺が選んだのでいいの?」


「うん!直樹くんに選んでもらうから嬉しいんだよ!直樹くんの服は全部私に任せてね!」


「うん、それはお願いするよ、服のセンス自信ないから…」

お金足りるかな…一応多めには入れたはずなんだけど。



「じゃあまずは直樹くんの服から選ぼうか!」

と言って手を握ってメンズコーナーに引っ張られた。



「うーん、正直どれ着ても似合うと思うんだけどなぁ」

カチャカチャとラックから掛かっている服をハンガーごと俺に合わせて唸る明里さん。

「白いTシャツって持ってるよね?」

「うん、無地のなら何枚か持ってるよ」


「とりあえずこれキープしとこっか!」

そう言って半袖タイプのブルーのシャツを渡された。


「薄手の長袖もあれば便利かな…んー…」

俺のことで真剣に考えてくれてるって思うとかなり嬉しいな。


「落ち着いた感じのも1セットぐらいあった方がいいよね?」

オフホワイトのシャツとブラウンのワイドパンツを合わせながら聞いてくる明里さんに

「そうだね、今度の勉強会、伊勢さんの家にお邪魔させてもらうみたいだから、その時用に欲しいかな」


「おっけー!じゃあこれは買いだね!一旦そこの試着室で着てみて!」

「わかった」

試着室に入ったのは良いものの、こんな薄いカーテン1枚向こうに明里さんが居るのにパンイチになると思うとなんか恥ずかしいな。


「着替え終わったー?」

「一応…終わったかな」

そう言ってカーテンを開けると明里さんが驚いて目を見開いていた。


「わぁ!スゴいね!めっちゃカッコいい!背高いからモデルさんみたい!」

そんなに言われると照れるって。


「明里さんのセンスがイイからだよ」

「ありがとう!でも着こなしてるのは直樹くんだから!」


「じゃあこれ買うね!次は明里さん番だね」

そう言って元の服に着替えて試着室を出た。

近くにあったカゴに選んでもらった服たちを入れて、次はレディースコーナーへと向かうことにした。


レディースコーナーに男の俺がいるという状況に、若干の気まずさを感じていると何枚か服を手に持った明里さんが

「これとこれ、どっちが好み?」

どっちもなんて名前か分からないけど、どっちもいいなぁ…ってどっちか選ばないと!

「うーん、こっちかな」と俺は右手に持っている薄手のジャケットっぽい方を選んだ。



「ほうほう、こっちですか!それなら…これと、これは?」

「左…かな」


右手にジャケット、左手に透けてる素材のひらひらした服を持ってたのでつい下心で透けてる方を選んでしまった。


「ふーん、透けてる方がいいんだー、ふーん」

「い、いや、そういう訳じゃなくって!」

「冗談だよ、こっちの方が可愛いよね!これは買いだね!」

「そんな簡単に決めていいの!?」

「セールで安くなってるし、こっちのが直樹くんの好みでしょ?」

明里さんが着てるの想像すると正直どっちも好きなんだけどなぁ。


「じ、ジャケットのほうも好きだよ?明里さんに似合うと思うし…」

ジャケットを戻そうとしているからつい言ってしまった。


「あ、ありがと!じゃあいっそのこと両方買っちゃうね!」

嬉しそうにするのを見て

「その服俺に買わせてくれないかな?ほら、今日付き合ってくれたお礼として」

「いいよいいよ!私も来たかったし、買ってもらうなんて悪いよ!」

そういって断ろうとする明里さんの手から服を取り俺が持ってるカゴに入れた。



「気にしないで俺からのプレゼントってことで!」

引くつもりがない俺を見て諦めたような明里さん。


「あ、ありがとう、じゃあプレゼントとして受け取るね!」

嬉しそうな明里さんを見て、俺も嬉しくなった。


その後は夏服を見て回ったりして、明里さんいわくデートを楽しんだ。






店を出て帰り道に

「勉強会今週の日曜日どうかな?私と望美は大丈夫なんだけど直樹くんは予定空いてる?」


「うん、大丈夫だよ」

「良かった!望美に伝えておくね!」

「ほんとに俺が行っていいの?日曜日なら伊勢さんのご家族もいるだろうし」

「う、うん、直樹くんも来るってことは望美のお母さんも知ってるから」

「じゃあ大丈夫なのかな?何時頃からやる予定?」


「昼ごはん望美のお母さんが用意してくれるって言ってたから11時ぐらいに行く感じになるかな!」

「お昼伊勢さんの家で食べるの!?」

てっきり昼ごはん食べてから集合だと思ってた。


「久美さんの作るご飯めっちゃ美味しいんだよ!あっ久美さんって望美のお母さんのことね!私小学校の頃から家行ってたからよく作ってくれるの!楽しみにしてて!」

昼ごはんご馳走になるなら何かお土産用意しとかないと!

勉強会のことを話しながらそんなことを考えているうちに明里さんの家に着いた。



「じゃあ今日は服ありがとう!」

そう言って服が入ったしまむらの袋を胸に抱く明里さん。

「こちらこそありがとう、勉強会も楽しみにしてるね」

バイバイと別れた俺は明里さんに選んでもらった服が入った袋を大事に持って、家へと帰った。





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