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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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39話



家に入ると玄関に姉ちゃんの靴があった。

…姉ちゃんもう帰って来てるんだ。

一先ず自分の部屋に行き、ポケットの中身を机に置いてからリビングに向かった。


リビングに入ると風呂上がりの姉ちゃんがソファに座ってテレビを見ていた。


「ただいま」

「おかえり、デートどうだったのよ!告った?」

ソファに座りテレビを見ながら聞いてくる。


「告ってないよ、それにデートでもないって、友達4人で遊んでただけだし」

「はぁ?男2女2ぐらいで遊んでたんでしょ?あの明里ちゃんも居て」

「何でわかるんだよ、見てたの!?」

「姉の勘よ、でどうなのよ!それらしい雰囲気にならなかったの?」



「それが…」とさっきの出来事を話すと


「何それ受けるわータイミングドラマじゃん!」

と腹を抱えてゲラゲラ笑っていた。

「笑いすぎだって、こっちは真剣だったのに!」

「いやぁごめんごめん」と笑いすぎて目尻に溜まった涙を拭きながら謝って来た。


「まぁでも良かったじゃない、その感じじゃ向こうもあんたの事好きって事でしょ?両想いじゃん、さっさと告っちまいなよ」


「いや、likeの意味かもしれないって、はっきり好きだって言われた訳じゃないし」


「…アンタそれマジで言ってんの?嘘でしょ?」


「もし、明里さんはlikeのつもりだとして、これで告ってフラれたら立ち直れないし…慎重にもなるだろ…」


「はぁその慎重さ……我が弟ながら情けないわぁ…」


「…情けなくて悪かったな」


「ま、頑張りなさいよ」と言って興味を無くしたかのようにテレビを見ることに戻った姉ちゃんだった。


ーーーーーーーーーーー


夜ご飯をカップ麺で手早く済まし、シャワーを浴びて自分の部屋へと向かう。


…色々ありすぎて疲れた……

ベットにバタンと倒れ込むように寝転がりスマホを確認する。

…さっきの公園でのこと何か言われるかと思ってたけど、明里さんからの連絡はないか…めっちゃ怒られたとか?

気になった俺はLINEを送ることにした。



《帰ってから大丈夫だった?》


すぐに既読になり返事が届いた。



《うん!遅いってちょこっと怒られたけど、大丈夫だったよ!ありがとう!》との返事と共に画像が送られて来た。

《プリクラの画像送っとくね!》


《改めて見ると恥ずかしいな、俺めっちゃ変な顔になってる》

…最後なんて急に腕組んでくるから焦ったし。


《そう?初めてにしてはよく撮れてるとおもうよ!私だってスゴい緊張したし!》

…ちょっと正直になってみよう。


《急に腕組んで来たから焦ったけど嬉しかった》

そう送ると、さっきまですぐに返事が来ていたのに、既読のまま止まった。


そのまま5分ほど待っていたが返事が来ず『あれ?やっちゃった…?』と不安になっていると返事が来た。

ドキドキしながらLINEを開くと




《嬉しかったんだ!安心した!やり過ぎちゃったかと思ったんだ》


「ふぅー…」

口から深い息が出た。

だいぶ緊張してたんだな…良かった…変な感じになったらどうしようかと思った。

思ったこと正直に言ってもいいんだな。


《大丈夫、急だったから焦っただけだよ、一応腕組むの2回目だし》


そういや1回目は腕組んで歩いたから、感触が凄かった…今日は一瞬だったからちょっと残念…て、変態かよ!

そんなことを考えていると

《覚えてくれてたんだ!あの時は私ちょっと冷静じゃなかったから思わず腕組んじゃったんだ》


冷静じゃなかったって、あの日何かあったのか?


《そうだったんだ、困ってることがあったらいつでも言って、俺で良かったら話聞くよ》


《ありがとう!今は大丈夫だから!何かあったら相談させてもらうね!》


そんな深刻な感じじゃなさそうだな、俺でもちょっとでも力になれたらいいなぁ。


と、話がひと段落した時に

《ねぇねぇ!今月末中間テストあるでしょ?良かったら勉強会しない?》


勉強会?今月末テストあったんだっけ、最近家で勉強してないし、順位落ちるかも、ヤバい。

2年の期末テストで真ん中よりちょっと下だったなぁ

と焦る。

《うん、いいよ、どこでするの?図書館?》

《よかった!望美の家でしようって話になってるから、日にち決まったら連絡するね!》

まぁ図書館だろうなぁ、と考えていた俺の予想を上回る答えが返って来た。


伊勢さんの家!?それ俺が行って大丈夫なやつ!?

でもまぁ勉強会って言ってるぐらいだし、他にも誰か誘ってるだろ。


《他には誰か誘ってるの?》

《ううん!私と望美と直樹くんだけだよ?》

3人!?男俺1人?それは伊勢さん的には嫌じゃないの?


《俺が行く事って伊勢さんはOKなの?》

《大丈夫だよ!誘うこと事前に了承得てるから!》

え、まさかのOKなんだ。女の子の家なんて初めて……じゃないか、明里さんの家入ったっけ。

雨の日の帰り道に明里の家に入ったことを思い出した。


《わかった、伊勢さんに勉強会お邪魔しますって伝えておいて下さい!》


そういやそろそろ着ていく服がないな、同じ服で着回してても限界あるよな。

まともな服って姉ちゃんと買いに行ったやつしか無いし、どうしよ。

最近まで服のことなどどうでも良かったし、服のレパートリーが少ないことに気づいた。


いつも同じような服ばっかり着てたらさすがに引かれる、ヤバい。

姉ちゃんに相談するか…いや、前も一緒に行ってもらってまたってなると図々しいよな。


そんなことを考えていると、ふと明里さんと服を買いに行く約束をしていたことを思い出した。


…今回は俺から誘おう!

そう決心した俺は早速LINEを送る。



《今週のどこか放課後予定空いてるかな?良かったら服買いに行かない?》

送った!変じゃないよな!?

文面を確認して、ドキドキしながら返事を待つ。



すぐに返事が来た。

急いで確認すると《いつでも大丈夫だよ!誘ってくれてありがとう!》


あまり遅くなってもまた怒られたらダメだし、早く終わる日がいいよな。

《じゃあ水曜日の放課後でどうかな?》

《わかった!楽しみにしてるね!》


よし!約束できた!頑張った俺!ってもう時間だいぶ遅いじゃん、そろそろ寝ないと。

《ありがとう!俺も楽しみにしてる!じゃあぼちぼち寝るね!》

《明後日から起きれなくなっちゃうもんね!おやすみ!》

《おやすみ》




そういえば公園で俺が言いかけたこと何も聞いて来なかったな

そんなことを思いながらも眠りにつくのだった。



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