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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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34話

次の日


一日中ゴロゴロしていて夜なかなか寝付けなかったのだが、寝坊する事もなく起きることができた。

時計を見るとまだ9時。


…11時に明里さんの家だからまだだいぶ時間あるなぁ。

少しベッドでウダウダした後、空腹を感じ朝食を食べに一階へと向かった。


適当に朝食を済まし何気なくテレビを点けるとゴールデンウイーク効果で観光地やショッピングモールなどへ、沢山の人が訪れている映像が流れていた。


…うわ…すごい混んでるな…ラウンドワンも人いっぱい居そう…

あまり人混みが好きではない俺は今日のことを考えて少し憂鬱になる。


…まぁ、今日は瑛太と椎名さんがメインだし、明里さんのサポートに徹するとしよう。

そんなことを考え、出掛ける準備に取り掛かるのであった。




ーーーーーーーーーーーー


…よし、そろそろ行こうかな…

準備も終わりゆっくりした後、10時50分頃になったので家を出ることにした。

《今から家でるね》

明里さんにLINEを送り玄関を出る。

すこし歩いていると《わかった!待ってるね!》と返事が来たので、待たせるのは悪いと思い歩くスピードを早めた。




家の前に着きLINEを送ると、すぐに出て来た明里さん

いつもは肩の下ぐらいまで伸ばした髪を下ろしているが、今日は後ろで1つに結んでいた。所謂ポニーテールというやつだ。


「迎えに来てくれてありがとう!」

「う、うん、髪…いつもと違うんだね」

普段とは違う姿に思わずチラチラと髪を見てしまう。


「あぁこれ?ラウンドワンなら色々運動するかと思って結んでみたの!…どうかな?」

色んな角度から見えるようにくるりと一回転してくれる明里さん。


…いい!スゴい似合ってる!!めっちゃ可愛い!

「う、うん、カワイイ…よ」


頭の中では色んな言葉が浮かんでいるのに、照れてしまって口から出るのはただの一言。

俺の照れた様子を見て、釣られてしまったのかなんだか明里さんも照れているようだ。

「あ、ありがとう…良かった…」


まだ家の前ということを忘れて俺たちの間に甘い雰囲気が流れる気がする。


ハッと、時間のことを思い出したように

「そ、そろそろ行こっか!待ち合わせに遅れるとアレだし!」と明里さんが急かす。


「そ、そうだね行こうか」


未だ顔を赤くした俺たち2人はいつもより少し早いペースで駅へと歩き出した。



ーーーーーーーーーーーーーー



待ち合わせ時間の少し前に駅に着くことができた。

そこにはすでに椎名さんの姿があった。


「千晴ー!」

そう言って駆け寄る明里さん

「早いね!私らも早めに来たつもりだったんだけど、待たせちゃったかな?」


「いやぁ思ったより早く着いちゃって、言っても少し前だから全然待ってないよ」


ゆっくりと歩いてきた俺は2人に合流した。


「ど、どうも、今日はよろしく」

ペコリと頭を下げる。

「やっほーよろしく、2人一緒に来たんだ」

明るい椎名さん。

「あぁ、うん、駅までの道一緒だから」

「そうそう!せっかくなら一緒に行こうって誘ったんだ!」

「えぇーめっちゃ仲いいじゃん!」

「そ、そうかなぁー」

明里さんと椎名さん、女子2人がワイワイしているのを見て男子1人ポツンと佇む俺たち。

…早く瑛太来ないかなぁ…なんとなくだけどちょっと気まずい。


スマホで時間を確認すると、そろそろ約束の11時半になろうとしていた。


明里さんと2人なら慣れて来ているため大丈夫だけど、今日は椎名さんもいるし、女子2人に男子1人という状況は俺には心細い。

手持ち無沙汰になり、辺りをキョロキョロしていた時に遠くに瑛太の姿を見つけホッとした。


俺たちの姿が見えたのか、瑛太が駆け足で走って来た。


「はぁはぁ、すまん!待たせたみたいで!」

少し息を切らせて謝る瑛太


「もー遅いぞ瑛太!女子を待たせるなんてー10分前行動だぞ!」

そう言う椎名さんの言葉に「あれ?」と明里さんは小さな声で呟いていた。


「千晴達が早すぎんだろー!だいぶ待たせた?」

瑛太の言った言葉に「…やっぱり!」となにか疑問が確信になったようだ。

明里さんが俺の肩をツンツンと突き、小声で

「ねぇ、2人名前で呼び合ってるよ」

そう言われてハッとした。

「言われてみると確かに!さっき自然に名前で呼び合ってた」

「だよね!いつの間にそんな仲になったんだろうね!」

俺たちがコソコソと話していると


「皆んな揃ったし、混む前に飯食べに行こうぜー」

「ほら2人とも行くよー」

と声をかけられて俺たちは揃ってビクッとしてしまうのであった。


ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー


駅から近いファミレスへ入る俺たち。

ギリギリ昼前ということで、待ち時間無く席へと案内されることになった。


「待たなくて良かったなー」

「うん、連休だから混んでるかもって思ってた」


ボックス席で俺と瑛太、明里さんと椎名さんに分かれて座る。


「明里何食べるのー私ガッツリ系ー」

「どうしようかな、とりあえずポテトはシェアするとして、ピザにでもしとこうかな!」


「そっちは決まった?」


「おう!俺は大丈夫!直樹は?」

「決まったよ」


「なら店員さん呼ぶわ!」


呼び出しボタンを押すと、すぐに店員さんが注文を聞きにやってきたので各々注文を済ませる。

料理が来るのを待つ間、今日何で遊ぶのかを決める事になった。


「やっぱラウンドワンって言えばボウリング?」

「あーそのイメージはあるね!」

「じゃあまずはボウリングで勝負でもする?」

椎名さんが勝負の提案をしてきて、これはチャンスだと思ったのか明里さんが

「せっかくなら男女混合チームで勝負しない?私と直樹くん、千晴と藤岡くんで!」

そう提案した。


「いいじゃん!負けたチームは罰ゲーム有りなんかどうよ」

「おっけー、その方が面白そうだし」


明里さんの提案にノリノリの瑛太達。


…明里さんも俺のこと自然に名前呼びなのは気づいてるんだろうか…ついさっき瑛太達が名前呼びしていた事に反応してたのに…

「まぁ、よっぽどキツい罰ゲームじゃなかったらいいよ」

俺も勝負をすることに承諾したので罰ゲームを決めることになった。


「とりあえず勝った方にジュースおごるぐらいでいんじゃね?」

「そうね、それぐらい軽い感じで良いと思う!」


「じゃあそれでいきましょ」


罰ゲーム内容が決まったところに「お待たせしましたー」と、ちょうど注文した料理が運ばれて来たので、各々自分が注文した料理を食べるのだった。




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