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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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30話

「じゃあ早速食べちゃってください!」

「うん、いただきます。」

スプーンで一口オムライスをすくって食べてみる。

そんな俺をジッと見つめている西條さん。


…うまぁ…


卵が半熟でトロトロしており、チキンライスの味付けもちょうど良い。

「ど、どうかな?」

心配そうに聞いてくる西條さん。

「美味しい!すっごい美味しいよ!明里さん!」

そう言ってどんどん食べていく俺を見て

「良かったー!」と安心したように西條さんも食べ出した。


半分ほど食べた俺は「すごいね!こんなの簡単に作っちゃうなんて、普段から料理してる人の腕前だよね。」と彼女に話す。


「ママが料理好きで色々教えてくれるんだー、時間がある時は一緒に作ってるよ!」


「家来てもらって、こんなに美味しいご飯作ってもらって嬉しすぎて死にそうだよ」

そう言われた西條さんは照れたように

「も、もう!流石にちょっと褒めすぎじゃない?」というが嬉しそうだった。


俺はあっという間にオムライスとサラダを食べ終わってしまった。

「ご馳走様でした、すっごく美味しかったよ、ありがとう明里さん」

「いえいえ、お粗末さまでした。」

俺は食べ終わったが、西條さんのオムライスはまだ4分の1ほど残っている。

…やっぱり女の子だなぁ…食べる姿も可愛いなんて…反則だろ…

ジッと見ていた俺に気づいたのか、顔を赤くする西條さん。

「な、直樹くん、あんまり見られると恥ずかしいかな…」

「ご、ごめん、つい、飲み物のおかわり持ってくるね!」

あまり見ているのも悪いと思い、自分が食べたお皿を流しに持って行き、お茶のおかわりを持ってくることに。


「どうぞ」と彼女のコップにお茶を注ぎ、自分のにも入れ席に着く。

しばらく談笑しながら西條さんが食べ終わるのを待つ。

「ごちそうさまでした。」と手を合わせた彼女に


「洗い物は俺がするから明里さんはゆっくりしててね」

と伝えるが

「いやいや!私がするよ!キッチン借りちゃったし!」

と遠慮してか、自分でやろうとする西條さん。

「いやいや、ご飯作ってもらったし、明里さんは休んでて」

そう言って俺は彼女の分の食器も流しに持って行き、洗い出した。

「あ、ありがとう」

「ううん、ご飯作ってくれてありがとうね」




洗い終わり、戻ってきた俺は

「昼ごはんも食べたし、借りてきたDVDでもみて、ちょっとゆっくりしよう?」

と、そう言ってリビングの方へと西條さんを誘った。


「ソファに座って待ってて、準備するね」

そう言ってDVDをセットし買ってきたお菓子を持ってきた。

テレビの正面に置いてあった三人掛けのソファーの端に遠慮気味にちょこんと座る西條さん。

同じソファの反対側に座る俺。


「じゃあDVDつけるね、ちょっとグロい系なとこもあるけど、ギャグパートもあるから」

俺はリモコンで再生ボタンを押しながら話す。


アニメが始まり、真剣に観る西條さん。グロいところは「キャーキャー」と言いながらも楽しそうに見ている。


…楽しんでくれてるみたいだな。

そう思っていると、お腹も満たされ、心も満たされた俺は、朝早くから起きているのもあり、襲ってくる眠気と戦うことになった。

…ヤバい…寝そうだ…せっかく明里さんが家に来てるのに…


たまに〝カクン“という寝落ち寸前によくある頭が落ちる感覚を数回していると

「大丈夫?眠いなら寝ても大丈夫だよ?」

と、ソファの座っている位置を少し俺の方に近づきながら尋ねる西條さん。


「いや、ごめん、今日朝早くから起きてて…でもせっかく明里さんと観てるから……」


そこまでは意識があった気がする。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


…ん……?


髪の毛をサワサワと触られている感触に意識が覚醒する。

目を開けると自分を見つめる西條さんと目が合った。

「ごめん…寝ちゃってた?えっと…これはどういう状況かな…??」


「ふふ、起こしちゃった?直樹くんの髪、手触り良さそうだったから触っちゃった…ごめんね!」

そう言いながらもなおも触るのを止めない彼女。


「う、うん、それは今も続いてるから分かるかな…」

「まぁまぁ細かいことは気にしないで、それで、どう…かな?膝枕の感想は…」

照れたように顔を赤くしながら聞く西條さん。

「めちゃくちゃ柔らかい…です…って!そうそうこの膝枕!ごめん!」

そう言って起きあがろうとする俺だが、頭を軽く抑えられて起きるに起きれない。

「いいよ…朝早かったんでしょ?寝てからそんな時間経ってないからまだ寝てても…私もまだ直樹くんの髪堪能するから!」

と言って膝枕状態を解除してくれない西條さん。


「え、あ、うん…うん?」とされるがままの俺。

そこで会話が無くなり、2人の視線が絡み合う。

テレビではアニメがギャグパートに入っているが、2人の間にはなんとも言えない甘い雰囲気が漂い出している。


頭を優しく撫でられ、瞼が重くなってきた…

そのまま優しい声の「おやすみ」と、西條さんから感じる彼女の良い匂いというコンボに完全に瞼が閉じた。

「ふふっ可愛い…」という声が聞こえた気がした。


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