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漫才のようなホワイトデーのやり取り

作者: MOZUKU
掲載日:2022/03/14

バレンタインデーに女の幼馴染(ツインテールで結構可愛い女)から義理チョコを貰ったので、ホワイトデーの今日に返しておこうと思う。

「ほれ、これお返しだ。」

「はっ!?」

おやおや、どうやら俺がお返しを返すとは思ってなかったようだ。表情から手にとるように分かるぜ。

「ふっふふ、俺だって返すときは返すぜ。」

「いやいや、返すぜってドヤ顔すんな。これアタシがアンタにあげたチョコじゃん。何そのまま返してんのよ。」

えっ、なんで俺キレられてんの?

「いやだって、ホワイトデーには貰ったチョコを返すんだろ?」

「いや、お前史上最高のバカかよ!!なんであげたチョコそのまま返してんのよ!!そんな風習あったら怖いわ!!」

やはりか、やはりそのままは駄目なのか、ちぇ、それだと男が損するばかりだ。

「ほら、これも付けるよ。風の噂は本当だったんだな。」

「ん?これはチロルチョコかい?なんでチロルチョコ?」

「だって倍返ししないと駄目なんだろ?だからホラ、貰ったチョコ+チロルチョコで倍返しだ。」

「・・・あぁ、ツッコミどころ満載だわ。この満載バカが。」

満載バカ?何だかゴロが良いな。

「まず最初に貰ったチョコは食べなさいよ。お返しは別の物でするのよ。」

「えっ?そうなの?その発想はなかった。」

「いやいや、サイコパスバカかよ!!普通考えれば分かるだろうが!!」

バカバカ言いやがって、クソゥ、言い返したいが、昔からコイツには口喧嘩で負けてばかりだからな。負け戦はしたくない。

「あとね、チロルチョコ!!」

「あっ?チロルチョコ美味しいだろうが。」

「いやいや、いやいや、チロルチョコをプラスしたぐらいで、倍返しになると思ってるの!?ケチなの?バカなの?」

「チロルチョコをプラスすれば1.05倍ぐらいにはなるだろうよ。」

「アホか!!普通に考えて相場は2倍からだろうがよ!!ケチバカが!!」

色んなバカのバリエーションがあるもんだ。勉強になるなぁ。

「全くこんなバカに手作りチョコあげた自分が情けないわ。」

「手作り?義理なのに手作りくれたのか?」

「べ、別に良いでしょ。義理でも手作りしても。ていうかその口ぶりだとチョコをよく見ても無いのね。」

「箱開けたら価値が下がるから、お返しが難しくなると考えたからな。」

「わぁ、思慮深い♪この思慮深バカ♪・・・はぁ、そんだけ考える頭があれば私の気持ちにも気付けバカ。」

「えっ?今なんか言った?」

「言ってねぇよ鈍感バカ。」

おぉ、このバカの言い方には、いささかトゲがあるな。怖い怖い。

「い、一応言っておくけど、私ツンデレキャラだから。素直になれないお年頃だから!!」

「何の宣言だよ。まぁいい分かった。手作りなら俺も手作りで返そう。ちょっとチョコ作りの修行言ってくるわ。」

「えっ?修行?」

「いやだって、そうでもしないとお返し出来ないだろ?ちょっと明治製菓に行って来るわ。」

「えっ、いやいや店で買えばいいじゃん。てかお菓子メーカーに行くの?それだと結局既製品なのか手作りなのか微妙って、話聞いてる?」

よしよし、絶対にチョコ作りをマスターしてやるからな。今度こそ倍返しだ。


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