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どっちにしようかな

旅人と別れた俺はトーシュへと向かう。

流石に太い街道だけあってなかなかに往来が激しい。

今歩いているこの辺りは隠れるところも少なく盗賊的には都合が良くない場所なので盗賊の心配はそれほどしなくて良さそうな気がする。

とはいえ俺が旅慣れている訳じゃないから信頼性は落ちる。


「おや?」何やら前方に不穏な動きを感じる。

砂埃が舞い争っている声が聞こえる「おい、そっちに行ったぞ」「ぐぎゃー」などと複数の人と人でない声や鳴声怒声が入り混じって聞こえてくる。


普通は俺一人が関わっても大勢に変わりないのだろう、しかしだ切羽詰まっている俺は積極的に関わらねばならない理由がある。

そう、ダンジョンポイントが枯渇しつつあるこの現状を打破せねばならないのだ。

それに新しい技も開発したから試してみたい。


だがその前に誰が何と戦っているかだな。


俺は草むらに身を隠しつつ戦況を伺う。

どうやら馬車が数台のキャラバンのようだ、そして戦っているのは見た感じ冒険者だな。

おそらく護衛として雇われているのだろう、そして冒険者が戦っているのは緑色の奴だ そうどう見てもゴブリン小鬼って奴だな。


ゴブリン自体の戦闘力はそれほど高くないみたいで冒険者にあしらわれているのがこちらからでも伺える。

だが定番なのだが如何せん数が多い、ゴブリン軍勢なのだ、しかも統率がとれていてシステムマチックな動きはとても新兵の動きじゃない。

どうしてなのか考えてしまう、だって個々の戦力が足りないゴブリンは使い捨てのコマになるとすると、どうしても修練の時間が足りない。

すると大量の兵士を効率的に戦士にする仕組みがないと理屈に合わないのだ。

どうもこの世界の魔獣や魔物は素直にやられ役になるつもりは無いようだ。

そりゃあそうだ誰だって簡単に死にたくはないだろうし。


それに俺だってダンジョンマスターという魔物だしな。


そう考えるどちらに付くかは考えどころだ、ゴブリン側に付いてもいいし人間側に付いてもいい。

むーここはどうすればいいのか・・・・・

まずは現状枯渇しそうなダンジョンポイントを改善する必要がある、そして将来獲得するダンジョンポイントの事を考えなければならない。

それから魔物側からすれば俺は人間だよなどう見てみても。

ゴブリン側から見て俺が加勢するとどう見えるか、獲物を横取りしに来た盗賊か何かに見えないか。


人間側に加勢すると危機を見て助太刀に来た冒険者に見えるな。

そりゃあ人間に加勢した方が当面の面倒も回避できるし後々の商売にも繋がるだろう。


「よし人間側に付こう」


隠れていた草むらから立ち上がりキャラバンに向かって走っていく。

走りながらショートソードを抜きゴブリンに切りかかる。


ゴブリンは手に持っていた重さ7キロはありそうなこん棒を俺に向かって振り下ろす。

こん棒とショートソードがぶつかり攻撃が止まるはずだ、本来なら。


しかしショートソードは何の抵抗もなく振り下ろされこん棒ごとゴブリンを分断する。

分断されたこん棒の先が振り下ろされた勢いのまま俺に飛んでくる。

「うおっ危なっ」俺は避ける事が出来なかったが分断されたこん棒は俺の脇を当たらずに飛んで行った。

抵抗なく切り伏せるとゴブリンは殺せても勢いは殺せないな、少し考えて戦う事としよう。


俺は近くで戦っている冒険者に声を掛ける。


「苦戦しているようだな手を貸そう」

くーっいっぺん言ってみたかった!!



つづく

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