インテリかよ
「じゃあさあ仮にカレー店をやるにしてもどうしようか、こんな片田舎じゃあお客が来るのか分からんぞ」
「来るのはクリスタルダンジョンに来る冒険者ぐらいのもんだしなあ」
「お、ダンジョンに潜る前にカレー食ってくかとはならんだろう」
「それはそうですよね普通のダンジョンと比較してもダンジョンポイントの単価が違いますもんね、薄利多売でないとやっていけませんね」
「むーーん」
「ん?」なんかぐもぐもと湧いてくるこの感覚は・・・ダンジョンマスターの本能が俺に告げている。
そうか!ダンジョンとはこの世界とは別のワールド、俺の心象世界なのだ。
ダンジョンの入り口はこの世界と別の世界をつなぐ扉でありどことでも繋ぐことができる。
例えばとある古都の一角に突然カレー屋が出来るのもありかもしれない。
そうすると店名を決めないといけないだろうな。
そうだなー異世界のカレー屋「むーむーカレー」とかどうだろうか?
そうだ!数字にして「66カレー」なんていいんじゃないかな。
「あのーマスター」
「ん、なんだ*聖堂の肛門*よ」
「マスターではなくタイショーと呼びなさい」
「流石に町の中はまずいと思います」
「ダンジョンとばれたらゼロタイムで兵隊やら冒険者が押し寄せて秒速で攻略されちゃいますよ」
「なにせ出来立てほやほやの新米ダンジョンですから」
「それに無許可で営業できないでしょうし開店資金もありません、それはもう三歳の子供のお小遣いよりお金ありませんよ」
「た、確かに、おまえなかなか賢いな頭の中にうんこ詰まってそうだけど」
「一々毒吐くのやめてもらえません? まー*聖堂の肛門*としてはそれ褒め言葉ですけど」
「そこで私からダンジョンマスターへの提案なんですけど街道沿いに入り口を作るなんてどうでしょうか」
「なるべく往来の多い幹線道路に作るんです、できれば峠か峠の麓なんて場所がいいでしょう」
「なるほど、峠の茶屋的な発想だな よろしい続けたまえ」
「それでですね重大な事発表しますね」
「私*食べれるうんこ*(カレー味だよ)しかひり出せないんです!!」
「な、なんだってーーーー」
「うん知ってた」リアクション大事だよね。
「カレー屋はカレーだけじゃ成り立たないでしょ、やっぱり白米とかパンとかナンとかしなくちゃいけません」
「だからこその街道沿いなんです、往来の太い街道沿いなら商人の往来も太いと思われます」
「それを利用して食材を商人から買い付けるのですよ」
「さらにですよ競合相手がいない場所なら価格設定は強気で行けます」
「ダンジョンポイントの獲得が目的なら価格関係ないとか思ってませんよね、食材の買い付けにお金必要ですからね」
「往来の太い街道沿いならどこでもいいという訳でもありません、穀倉地帯の都市と結ぶ街道がベストでしょうね、逆に鉱山などのと結ぶ街道はいけないと思います」
「流通価格に差があるからです、需要と供給の差が大きいほど価格差が広がりますからね」
「売価が高いとダンジョン(仮カレー屋)に入ってもらえませんよ」
「おまえさー俺のけつめどのくせしてなんでそんな事語れるの?」
つづく




