勇者の復讐 7話
ようやく剣の話を出せました。
次回以降でなぜエルフと人間が争っているのか その話を入れたいと思います。
マルスは人間ではなくなります。見た目は人間ですが中身がエルフ寄りになります。
王宮の周りは水に囲まれていてその中心に祠がある。
その中は10階層ほどの迷宮が広がっている。
マルスとエルバーンの二人はその迷宮に入り7階層まで進んでいた。
「流石は人間の勇者と言われるだけのことはあるな、そこそこの強さだ。」
「まぁ出てくる敵はゴブリンやらゾンビだからなぁ。この精霊銀の剣もなかなか
使い心地がいいな。」
マルスの手には王国から借り受けたエルフ鍛冶の上級剣が握られている。
聖剣レーンには及ばないがなかなかの切れ味だ。
「エルバーンよ、付き合ってくれてありがとな。
一人だとここまで攻略が早くはなかっただろう。」
「いいってことよ、王の指名でもあるしな。なによりお前が気に入った。」
「ここを突破出来たら色々と個人的に手助けしてやろう。」
「ありがとな、エルバーン」
その後も攻略は進みとうとう最下層にたどり着いた。
目の前の台座には秘薬【エルフナイン】が置かれていた。
マルスはその秘薬を手に取った。
「これで達成だな。さっさと戻るか。」
「ああ そうだな、案外あっけないものだったな。戻ろう。」
二人が引き返そうとして歩いてると、どこからか声が響いてくる。
ふと振り返ると台座の方から光が漏れ出ていた。
マルスが台座にもう1度近づくと台座が動き始める。
ズズズッーン!
階段が現れた。
なにかに呼ばれるようにマルスは躊躇なく階段を下りて行った。
その奥には迷宮の中とは思えない雰囲気の不思議な感じの庭園があった。
エルバーンは不思議な顔をしている。
「こんな所以前に潜った時はなかったぞ?なんだここは??」
中央には丸い球体がありその中は眩しくて見えない。
その光が球体から出てきた。
それは徐々に人間の形を成していく。
人間というよりフェアリーに近い。
「待って居ったぞ、マルスよ。お前に願いがある。聞き届けてくれるなら
お前に我の力を貸そう。」
マルスは答える。
「どんな願いだ。自分に叶えられるものなら、なるべく協力しよう。」
フェアリー?はいう
「願いとは聖剣レーンの破壊だ。」
マルスは考える。どういうことだ?そもそも破壊できるのか?
質問を投げかける。
「質問だ。聖剣レーンを破壊できるのか?なぜ破壊をしなくてはならない?」
フェアリー?
「可能だ。我の力を持てばな。」
「あのレーンはアレンという人間によって幻紫の魔眼に囚われておる。」
「人間は解除されると元に戻るが聖剣はだめだ。元には戻らん。」
マルスは質問を返す。
「ちょっと待て!幻紫の魔眼とはなんだ?あの紫の眼と関係あるのか?」
フェアリー?は答える
「あれは彼方エルフの封印されたはずの魔法の眼だ。あの魔眼は広範囲魅了だ。
王国ひとつなら全員魅了されるだろうな。使用者の思った通りの行動を
ある程度強いられる。」
「アレンとやらは憶測だが隔世遺伝というやつだろう。
昔のエルフの魔術師の末裔であろうな。」
「お前は勇者の加護があるからな。完全耐性があるだろう?」
そういう事か、あれは魅了だったのか… まぁ今となってはもはや遅い。
遅すぎる。
復讐の炎は真実を聞かされても、消えることはない。もはやどうでもいい。
操られたといってもいまさらだ。
「その願いを聞き届けよう。俺に力を貸せ!!」
その言葉を聞いたフェアリーは光に包まれる。
「我の名を覚えよ!≪天魔極炎剣 ウラヌス≫だ!」
光から1本の炎に包まれた剣が出現する。マルスはその剣を手に取り掲げる。
頭の中にウラヌスからの声が届く。
≪我の剣と秘薬エルフナインが体に馴染むまで3年の時が必要だ。
その間修行でもしておれよ≫
エルバーンが呆然としながらつぶやく。
俺の剣が覇滅級なのに…最上位級の天魔だとありえない‥‥
ぶつぶつ言いながマルスとエルバーンの二人は地上へと戻っていった。
武器の話を補足しますと 天魔→覇滅→地獄→上級といった感じになります。
ちなみに聖剣レーンは地獄級の武器になります。
聖剣と言ってますがもともとエルフ側の武器です。
人間にエルフ側から贈られた武器です。
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