勇者の復讐 6話
だんだんどグダグダに 回想がまとまらなくてちょっと話数を取ってます。
お許しを
さくっと復讐編はもう少しお待ちください。
時間通りに投稿したはずなのですが、反映されてなく焦りました。
レーナエルに連れられて王宮の中にある玉座の間にマルスはいた。
玉座に座ってるエルフが
「わが名はミカエル・ディス・グランタリオンだ。このエルフの国の王である。」
「横にいるのは、ウリエル・メル・グランタリオン 我の妻である。」
「お前の事はレーナエルから聞いておる、して覚悟はあるのか?人間の勇者よ」
マルスは考えた。覚悟とはなんのことだ?よく分らんが
下手な返答は身が危ないかもしれん。
「はい 覚悟はできています。」
王は若干顔を引きつらせながら答える。
「ではその証としてある迷宮に潜ってもらう。その最深部にあるエルフの秘薬
【エルフナイン】を取ってきてもらう。」
「無事取ってきた暁にはお前にウルの称号と娘であるレーナエルとの結婚を認めよう。」
え?結婚?どういうことだ、レーナエルが娘?頭が混乱した。
少し冷静になりいくつかの質問を王にしてみることにした。
「エルフの王よ、いくつか質問があるのですが?」
「発言を許す、言ってみよ。」
「まず私が王国にいた時、教会でミカエル様やウリエル様の話をよく聞きました。」
「なぜあなた方が同じ名前を持ってるのですか?」
「次にあなたが人間の中で噂されてる魔王なのですか?」
「最後に秘薬【エルフナイン】とはどういった薬なのですか?」
「ついでに‥‥結婚とは‥その すいません。」
王が答える。
「質問が多いな?いいだろう、この世には神という存在はいない。人間とエルフ
は遠い昔に交流をしていた。その時にエルフから魔法技術などいろいろな物が
人間の手に渡った。数千年も時が立てば歪曲されて伝わるということだ。」
「我らエルフは数千年不死に近い寿命を持っているからな。人間からしたら
神と言われてもおかしくはないかもな。」
「魔王の件だが我は人間で言う魔王ではない。魔王とは言わないが人間の言葉にすると
分かりにくいので魔王という話で進めると、生まれてすぐに左手に刻印が浮き出る
エルフが存在する、それがお前たちの言う魔王だ。
今この国に魔王と呼ばれる存在はいないがな。
前に出現したのは確か600年前だったかな。」
「【エルフナイン】の件だが…」
王は一旦一呼吸を置く。顔を引きつらせながら
「お前はレーナエルと懇ろの仲になったのであろう!忌々しいが
レーナエルの意思を尊重したい。結婚するのは当たり前だろう!!
くぅうう、可愛いレーナに手を出しおって!!」
そばに控えていたエルフが
「王よ 落ち着いてください、どうか気を静めてください。」
「すまん、冷静になるべきであったな、して先ほど覚悟を我は求めたな?
それはレーナエルとの結婚以外に人間をやめれるか?という覚悟を求めたわけだ。」
「秘薬【エルフナイン】とは人間の体をエルフに近い存在にできる。
レーナエルとの今後を考えた処置だ。」
「数千年は生きれる、ただしエルフも同じだが病気になれば死ぬし斬られても死ぬ。
あくまでも不老不死に近い存在というわけだ。」
「さぁ 人間の勇者マルスよ、人間を捨てる覚悟があるのなら迷宮へ赴け。」
「ないなら王宮を立ち去れ!人間の国へ帰れ レーナエルに手を出したことは
不問にしてやる。」
マルスは目を閉じる、そして考える
今までの事が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
俺に帰る場所などない!
あの時に俺は誓った。
必ず復讐を、どんな手を使ってでも殺してやると!悩む必要なんてない。
眼を開き覚悟を決めた。
「人間を捨てる覚悟はとうに出来ております。今より迷宮に赴きたいと思います。」
「ふっ貴様ならそういうと思って居ったぞ、我の側近であるエルバーンを
貸してやる。必ず迷宮よりもどって参れ、その後また話をしよう。」
数日後準備を終えたマルスとエルバーンは迷宮に赴いていった。
コメント、応援有難うございます。
さくっと終わらせるつもりが詰め込みすぎで矛盾など生じているかもしれません。
もう少しお付き合いくださいまし