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勇者の復讐  作者: ユウテイ
4/13

勇者の復讐 4話

王国側に救いはありませぬ、きっぱり(魅了されてもハッピーエンドとかありえません。)

家族をさっくり殺してしまったのでどこかで入れるかもしれません。

王宮では突然の出来事に対応できず、四方に人員を割きながら

対応に苦慮していた。


宰相が冷や汗をかきながら王に報告をする。


「上空より落ちてきた隕石により近隣の村並びに外壁に多大な被害が!」


「なんだと!どうなっているんだ?結界は作動してたのだろう?」


「予想を上回る質量により結界は破壊されました。」


王は頭を抱える。なんてことだ


「わが国民の被害はどうなっておるのじゃ?」


宰相が恐る恐る答える。


「実は勇者の幼馴染らの家族が住む村は消滅、外壁付近に住む国民が

150人、合わせて200人の死亡が確認されております。」


「尚、行方不明者の数はまだ確認できておりません。」


王は無言になった。

なぜこんなことに、まさか勇者がやったというのか?信じられぬ

しかし…


そこへ伝令が息を荒げて報告に来る。


「リバー様が勇者に斬られ重傷を負われました。」


「なんだと!命に別状はないのか?」


「なんとか一命は取り留められました。」


「現在聖女アリシア様が治療にあたっております。」





王宮の医務室ではアリシアがリザレクションを使いリバーを癒している。


リザレクションとは欠損個所を直し少しの体力を回復する聖女の固有魔法だ。


その癒しにより、なんとか喋れるまでに回復したリバーが


「アリシア様申し訳ございません‥‥兄さんに会いたくて無茶をしました。」


「リバー、あなたには子供がいるのよ、無茶をしたらいけませんよ。」


「申し訳ありません。優しかった兄さんがあのようなことを‥‥」


アリシアは考え込んだ。


無理もないと思う。国民全てから否定され、ましていくら操られたといっても

目の前でもアレンとの行為を見せつけたわけだし恨まれても仕方がない。


今更彼も許してはくれないだろう。


10年という歳月はあまりに長い時間だ。心変わりもする。


現に私はもうマルスの事を愛してはいない。

多分マルスもそうだろう。


アレンの事は今はただの子供の父親という事だけだ。


戻れるものなら過去からやり直したいというのは否定できないが

もうそれは出来ないくらい私は汚れてる。


だが、一言謝罪だけはしなければいけない。


妹ですらこの様な仕打ちを受けるのに話を聞いてくれるのか?


私の命はどうなってもいい!それだけの事をしたのだから

子供の命だけはなんとかしないと


その日の夜

聖女アリシア、剣聖リバー、賢者マリーンが3人で話し合った。


リバーの傷がいえた頃3人で王宮に向かう。


聖女アリシアが王に進言する。


「王よ お願いしたきことがあります。」


王が真剣な眼差しのアリシアを見つめる。


「申してみよ。」


アリシアが一呼吸置いてからゆっくりと口を開く。


「兵をお貸し願えませんでしょうか?」


「勇者マルスの説得に赴きたいと思います。」





一か月後 聖女一行200人の部隊がエルフ領に向かった。


休みの日は2話投稿したいのですが気分次第で

1日1話投稿がんばります~

コメントは休みの日にまとめて返信したいと思います。


もう少し続くのでよろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 軍隊率いて説得•́ω•̀)? 世間一般的に脅迫って言うと思った(笑) まあ皆殺しでしょうけども( ゜ー゜)ウ ( 。_。)ン
[一言] 復讐するということは徹底してしなければならない。 容赦なく。 その点、この物語は素晴らしいと断言します。 寝とった男の子供も母の目の前で殺すことが復讐として完結します。 母たちは生かして死ぬ…
2020/07/21 00:50 退会済み
管理
[一言] 救え無いね!10年もあれば過去に戻る方法を考えるべきなのにもうちっと弁明させるべき屠るげど
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