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勇者の復讐  作者: ユウテイ
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勇者の復讐 2話

さくさく投稿

勇者アレン一行はエルフ領内に来ていた。

この世界には魔族というものが居らず魔王と呼ばれる物は

エルフからまれに生まれるハイエルフと呼ばれる魔法を使える物の事を指す。


アレンが エルフ四天王エルバーンと戦っていた。

「うおりゃー」

さっとエルバーンが躱す。

「勇者の力とはこんなものか?」


剣聖が突っ込む。

「聖王光撃破」

賢者が追撃を掛ける

「エクスプロード」


爆炎と煙の幕が晴れると無傷のエルバーンがそこにいた。


「拍子抜けだな、死ね勇者とやら」


ズバーン!!


アレンの首が飛ぶ!!


完全なる勇者側の敗北 魔王にすら届かず勇者は死んだ。

勇者が死んだことにより撤退を余儀なくされ剣聖、賢者一行は王国に戻った。


それから3日したのち国民全員が頭痛を伴い倒れた。


そして全てを思い出した。


アレンが実は宣託など受けていないこと

自分らが偽勇者と罵った元勇者がいまだに勇者である事

国民全員が何らかの魅了状態であった事

だが自分達がしてきた記憶はすべて持ってる事など


あれから10年 聖女、剣聖、賢者全てアレンの子供がいる

もとに戻すことなどもはや在りえない。


それでも王は本当の勇者に許しを請い戦闘に参加させるために方々探し回った。


勇者はエルフ領に近い小さな村で自衛をしながら生活をしていた。


アレンが敗北したことによりその村はエルフの管轄となり

王の精鋭でもそこまでたどり着くには至難の業であったがなんとかたどり着いた。


「マルス殿はおられますか?我ら王国からの使者です。」


そこには冷たい眼をしたマルスがいた。


「聖剣を返す為にも何卒王国までご足労願えませぬか?」


・・・・・・・凍るような眼だけを向け無言でマルスは対応する。


数日説得した所ようやくマルスはうなずいた。


宰相が王に報告する。

「王よ、マルス殿が5日後に王宮に到着なさいます。

なんとか説得に成功した模様です。」

「ただ我々を恨んでるかのような眼を向けていてるらしく交渉は困難かと」


やはりか、魅了されてたとはいえ全てを放棄させたわけだしな。

今更聖女達と一緒にさせるわけにもいかぬし

家族すら勇者を見限ったわけだしな。

どうしたものかなぁ?


「勇者は戦ってくれそうか?」

「相応の報酬がまず前提かと、10年という歳月を取り戻させるのは困難です。」

「魔王側につくやもしれぬな。」

「十分あり得るでしょう。あれだけのことをしたのですし」


王は5日後の勇者との交渉に頭を抱えた。


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