さくらんぼ
従兄弟が家にやってきて三日目の朝。私は朝六時に起きて自分と従兄弟の朝食を作っていた。メニューはトースト、目玉焼き、野菜サラダ、フルーツジュース。
全部の料理ができた私は、今日も寝坊助の従兄弟を起こしにきた。ちなみに従兄弟が使っている部屋は私の部屋なのである。
「水樹ー、朝だよ。」
私は自分の部屋のドアを開けて、寝相の悪い従兄弟を起こす。しかし、これで起きたら苦労しない。水樹はちっとも起きない。
「水樹、学校遅れるよ。」
私は水樹の耳元で叫んだ。しかし、これがまた我慢強い奴で布団にすっぽりとかぶって寝息を立てる。私はついにブチキレた。
「起きろーー!!!」
私は得意の馬鹿力で布団を引っ張り剥がす。水樹は敷き布団から投げ出され、カーペットの床に倒れる。
「痛てて。瑞希、もうちょっと優しく起こしてくれよ。」
「水樹が起きないからでしょう。全く起こすだけで一苦労だよ。」
水樹が私の腰に抱きつく。
「だって、瑞希の怒った顔が見たいんだもん。」
「馬鹿!!!」
私は水樹の頬を思い切りビンタすると、そのまま部屋を出ていった。水樹は敷き布団の上に倒れるが、直ぐ様ムクリと起きる。
「瑞希、可愛いな。」
その後、私はプンプン怒りながら朝食を食べて、洗面所で顔を洗い、歯を磨いた。そして、部屋に行って藤井美穂渡辺リサ椎葉桜花田誠今井梨華相澤美咲早坂剛毅佐伯すみれ伊藤蘭小泉麗香三浦快人北川アリス平本リリア池田唯川田雅樹白石可憐白石晴子水沢萌前川シホ辻本茜辻本絢音