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第二話~仲間を召喚~

召喚した悪魔の名前とスライムの名前を変更しました 03/02

(で、これからどうすればいいんだろうナビ)

(要件に対する発言権限は許可されていません)

(え?自分で考えろって?わかったよ。)

――――そう、権限は世界常識の教授とスキルの使用方法と戦闘への助言である――――


そういえば自分がどうなってるか気になるよね。

(ねえ、自分の体って見られないの?)

⦅可能です。水鏡と唱えてください。⦆

「………水鏡!」


唱えると同時に水で構成された鏡が生成された。

どうやらこれを見るに身長は195㎝くらいでガタイのいい青年、といったところだろうか。そういえば年齢の記入がなかったがどう言う事だろうか。

(なぁ、俺って何歳だ?)

⦅はい、年齢は存在しません。魔法スキルの神髄といわれる最上位魔法の効果によってMEが体中に張り巡らされているので。⦆

(軽々と人外宣告されちゃったよ?!)

まぁ気にしたいけど気にする余裕がないというのもまた事実――――




とりあえずなんか寂しいよね。仲間を増やしたい。

⦅召喚術を行使してみては?⦆

ナビが突然発言してきた。

確かにそれもいいな。そう思った。

(召喚の仕方は?)

⦅簡単です。創造者様(マスター)はスキルを保有し、無詠唱で可能となっています。

そして「召喚」と唱えてください。⦆

なるほどね、早速やってみよう。


「――――召喚――――」

すると目の前に幾何学模様の――――いや、召喚用の魔法陣といったところだろうか。

それが現れてそいつは召喚された。

――――見た目は黒い。人型では一応あるみたいだ。

身長は大体一緒で200㎝前後、といったところだろう。

そいつはしゃべりだす。

「初めまして。私は名もなき悪魔(デビル)。あなたに召喚されました。」

(そのままだな。)そう感じた。

「初めまして。えっと………仲間になってもらうにはどうすればいいのかな?」

「ではあなたと戦おうと思いましたが名前を付けていただきましょう。どうやら勝てる相手ではなさそうですし。

名前を授けていただければ「(あるじ)」と呼び、ずっと従っていきましょう。」

⦅珍しい例ですね。悪魔(デビル)が人間に従うなどあまりにも希少です。⦆

どうやらナビによるととても珍しいことらしい。

だが、自分の強さがいまいちわからない以上よくわからない。

――――――――自分の真の強さを知ることはもっと先であったのだ――――――――


「じゃあ………ブロード。どうだ?」

無い知恵()をしぼってネーミングセンスないながらにつけた名前。


“ブロード”


⦅やはりネーミングセンスは皆無のようですね……………⦆

何か聞こえた気がするが気のせいだと思おう。そう。幻聴だ。


「良い名前をありがとうございます!」

⦅名付けには人間同士では名付けは当然なのでMEを消費しませんが人間から魔物や魔物から魔物への名づけはMEを相当量使用します。また名付けによる影響もあります。名付けをした魔物の進化を推進したり、魔法(スキル)を獲得とさせたりと色々な影響を与えます。これはいかなる時でも適用されます。⦆

(だから説明長いんだって……………)

⦅保留です。⦆

相変わらず固いナビであった。


というか仲間を増やすなら一気に増やしてもいいのでは?

さっきの名づけもそんなにME持っていかれてないみたいだし。


「じゃあもう少し召喚するか!」

あるじは欲張りですね。」

「そうかもな。召喚!」


次に召喚されたのは…………

大きなスライムだった。

妄想だがもう数周り小さかったら……………

――――――――――――と言ってくれそうだな。

妄想に任せるとしてこいつはどうやらナビによるとキング(ビック)魔鉄スライムらしい。

見た目はメタルスライムである。


――――さっきと同じ流れを繰り返すこと数分――――


名前はメルになった。

これもブロードと同じ流れである。

ちなみに意思疎通は可能だが他の人から聞いたらポニョポニョ言ったりプニプニ言っているように聞こえるらしい。もちろんナビ情報だが。

「ポニョッポニョッ!(よろしくなのです!)」

といった具合に。


「じゃんじゃん召喚しちゃおう!」

⦅それ以上召喚するとめんどくさいことになりますよ……………!⦆

(なんで?)

⦅MEが半分以下になりました。召喚はかなりのMEを消費しますが今回使用している召喚魔法は上位に近いランクなので強さがある分MEがごっそり取られていきますよ?!⦆

(なるほどね。忠告ありがとう。)


ナビの忠告によりME切れは起こらなかった。

MEは回復行動、つまり休息を取ったり食事をとると回復するらしい。

そういえば食べ物用意してなくない?

そんな不安が頭の中に浮かんだ。

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