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問題養女  作者: 火乃椿
10/10

お知らせ+α

活動報告に書いたあれです。新しいのができるまで待っていてくださると嬉しいです。

どうも、作者です。活動報告にも書いた通り、問題養女を新しく書き直します。理由は、詰んだもありますが、あまり学園ものということを生かせていないので「体育祭」とか「文化祭」とか学校らしい行事をやりたいので書き直させていただきます。キャラとかはそのままで、今まで投稿された話をリメイクするだけですね。中途半端に終わった「戦意高揚の詩」も新しく書くつもりです、全体的に引き伸ばしていきます。この作品自体は残して新しい「問題養女」にシリーズ付けするつもりです。つたない文が増えていきますがよろしくお願いします。


おまけ

「全く……冬休み期間中なのに呼び出すなんて、どういうことなんだ……」

ぶつくさ言いながら、差出人不明のはがきを持って校内を歩く。そのはがきには、「謹賀新年」と達筆で豪快に書かれており、その字には明らかに似合わない可愛らしい犬が描かれていた。そして、「1月某日、魔法学校2年空き教室にて待つ」と添えてあった。わざわざはがきで年賀状を出すなんて、物好きなやつもいるものだ。怪しがりながらも、指定された空き教室に向かう。もし不審者であったら叩き倒せばいいだけだ、そして私の将来の糧となれば願ったりかなったりだ。そんなことを考えていると、指定された空き教室につく。扉をがららと開くと、見知れた顔が三人そこにいた。

「居前さんに朝狩さん、銀竹さん……みなさんもはがきをもらったのですか?」

「そうよ。栄ちゃん、なんでも写真を撮りたいとかなんとか……」

「着物……ふっ、高貴な私にぴったりですわね……ここで着るなら着付け師を呼んでくるべきだったわ。」

「詩の依頼で、忙しいのに……全く、早く着て早く帰るわよ。」

顔見知りの居前静子(いまえしずこ)朝狩五子(あさがりいつこ)銀竹夏目(ぎんちくなつめ)が口々にそう言った。というか、私のことを居前さんはちゃん付けで呼んでいたかしらとふと思うが、それは居前によって遮られた。教室の中には、ハンガーに掛かった三着の着物に教室の半分を黒いパーテーションで仕切られており、隙間から三脚に乗せられたカメラがあった。着替えて写真を撮れってことか……でも、肝心の差出人がいない。どういうことだ……やはり不審者か、着替えたらパーテーションの向こうを確認するしかないか……。

「ほら、早く着替えるわよ。それぞれの服が用意してあるわ、ほらあんた達着なさいよ。」

そう言うと、銀竹さんはてきぱきと私達に着物を渡し、着替えていく。銀竹さんは手慣れた様子で着付けをしていた。自宅でよく着ているんだろう、大昔からの伝統的な服だからな。私も前の養親からきつく教わった。居前さんと私は、テキパキと着付けをしていくが朝狩さんだけはもたもたと見様見真似でしようとしていた。

「あんた、着たことないの? お嬢様っぽいのに意外ね。」

「仕方ないじゃない! いつもは着付けの先生にやってもらってるんだから!」

「ブルジョアは言うこと違うわね。貸してみなさい、やってあげる。」

銀竹さんは朝狩さんに近寄ると、相手の着物を掴んでテキパキと着せていく。銀竹さんはぶつくさと文句を言いながらも妹に着物を着せている姉のような目をしていた。ぼーっとそれを見ていると、居前さんが教室に置いてあった髪飾りを持って私に近づいた。

「栄ちゃんの髪、綺麗だし結おうかー。」

「居前さん、ありがとうございます……」

やはり、軍学校に通っていても女の子は女の子なんだな……なんて思いながらぼーっと髪が出来上がるのを待つ。

 ぼーっとしていると、不意に肩を叩かれる。反射的に手首を掴むと、明るい笑い声が聞こえた。ふと我に返ると肩を叩いた人物の正体は居前さんだと気づいた。

「す、すみません……」

「いいのよ、反射がいいのは軍人としてはいい物なんだから」

「ありがとうございます……。」

そう頭を下げて言う。銀竹さんと朝狩さんの方を見ると、カメラをいじっていた。銀竹さんは慣れているのか、テキパキと用意した。この人は本当に何でも知っているんだな。と思いながら二人に近づく。

「これ、ビデオモードから変えれないのよね……まぁいいわ。さっさと撮るわよ。はい、並んで」

銀竹さんがカメラを覗いたままそう言う。カメラの前に並ぶと、もうちょっと右や左と指示を出される。しばらくすると、いい感じになったのか「じゃ、いくよー。3,2,1……」そう言い、撮影ボタンを押すと私たちの間に入った。銀竹さんの指示で私達は一斉にこういった。

「新年おめでとうございます!」


雑な番外編



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