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『ミッドナイト・ロストサマー』 ~この100回目の夏を、「輝ける悪魔」と~  作者: 水森已愛
-第三章- 「“HEG”<ホロコースト・エンゲージギルティ>編」
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『ミッドナイト・ロストサマー』 ~第四章 番宣~

「――好きだったよ、千夜」



                    “雨が降っていた。――冷たい雨が。”




 「チカ。偉い子ね」


            

                      「――オレは、もう、繰り返さない」




     “この世のすべては決まっていて、

         物語の結末なんて決まっていて、

              ハッピーエンドなんて、永遠に来ない”





 「あなたの、大事な、大事なママを。」


                 「それでも。あたしは、チカを……!!」







 ――ああ。千夜。

    オレは、今すぐに、お前を、殺したい。――





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



  “哀しめるものよ。嘆けるものよ。

   汝、幸福たれ。

   我、円環浄土へと導かんもの、実りの地へと誘わんもの”


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





  “もう、お前を離さない。お前を忘れない。

               ――お前を、死なせない!”

 





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



――“お前がどれだけ人に嫌われても、

         あたしが、お前を好きでいるから”――



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






    「これは、本当に現実か? それとも、あの悪夢の続きなのか?」



           「……約束する。――チカ、だから、あたしを……」









                             

           “今、ここに、あたしの中で、永遠の夏となる。”


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