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7番の少年は底辺から成り上がる!  作者: ライト・ユーテ
幼稚園編
10/28

十話 図書館

「……ふぁ~」

ソラは今日もいつもと同じように朝の5時に起きる

これは昔からの生活習慣が影響で昔は朝4時に起きるのが通常であったため今ではましになったほうだ。

いつもの様に布団をたたみ、歯を磨き朝ごはんを作る手伝いをしようとキッチンにいくソラなのだが…


―――ギイィイイ


「…おはよう、エリイ姉さん…」

まだ完全に頭が覚醒していないため少し声の小さいあいさつになってしまった

しばらくしてもあいさつが返ってこなかったので聞こえなかったのかと閉じそうな自分の目をこすり前を見る

「あれ?…だれもいない」

いつもはこの時間帯にはエリイは起きて朝ごはんを作っている

でもいないので今日は仕事で早く出たのかと思ったが荷物などがすべておいてあったのでそれはないと結論ずける。

そしてしばらく考えた結果

「…あ、今日幼稚園やすみだ」

そう、今日は幼稚園が休みなのだ

昨日エリイから聞いた言葉を思い出したソラはなんだと焦って損したとばかりにため息を吐く。

だがすぐにこれがチャンスだと気づく

「エリイ姉さんはまだ寝てるし……やろっかな」

そう、最近気になっていた魔法や、剣の訓練をすることにはちょうどいいのだ、ソラとしても心配をかけたくないのでエリイの見ているところではあまり剣や魔法を使いたくないのだ。

「よし、じゃあ早速準備しないと」









準備し終わったソラは気づかれないように静かに玄関の戸を開け外に出て、誰もいない森の中に入る、ここはソラのお気に入りの場所で森に入りすぎないこともあり魔物も生息していないし、この場所を知っている人もソラしかいないため訓練にはもってこいの場所なのだ。

「よし、まずは体をほぐすために何時ものをやろっと……」

ソラはそういうと腰から剣を抜き構える


――スパァン!


――――シュッ


―――ブンッ!!


剣を振り、剣の稽古を始める、今までのこともあり剣の振り方がさまになっている、すると途中で剣を投げ斜め前の木に突き刺す、すると今度は腰からナイフを取り出し5m先の木や10m先の木に投げつけ見事命中させる。


――グサッグサッ




30分ほどたちソラは剣から手を離し地面に置く

「…ふぅ、剣はこれくらいでいいかな…」

そういい今度は右手を前に出し魔力を集中させる

どんどんと魔力が右手に集中していき魔力がたまっていくのがソラにはわかった、そしてちょうどいいところで

「エアカッター!!」

ソラの右手の前に50cm程の魔法陣が現れ、そこから風の刃物のようなものが目の前の気に飛んでいく


――――スパンッスパンッスパンッ


みごと全部命中したが木を倒すことはできずにやはりこの魔法のレベルでは木は倒せないのかと考えるソラだった。


(……ん?そういえば『覚醒』ってつかったらどうなるんだろう?)

不思議に思い自分のステータスの項目に「覚醒:C」と書いてあったことを思い出す。

ソラはこれが使える技だったらもしものときにエリイを守り、相手を倒すことに役立つかもしれないと思い、使ってみようと決断する。


ソラは集中する、自分の魔力を落ち着かせる

そしてよく頭の中で考える、覚醒するということを

そして――――


「――――覚醒」


―――シュウウウゥウウウウウッ!!!


ソラがそういった瞬間にソラの体から黒いもやのような者が現れる

「ぐがぁああっぎゃぐ…が…がはっ……」

あまりの苦しさにソラはうめき声すら上げれない

「ぐぐぅ…があああああああああああああああああっ!!!」

そしてソラは完全に黒い何かに体を覆われる

















「はぁはぁ…」

ソラがやっと正気に戻り、力を抑え元に戻る

そしてソラは周りを見渡す

「…これは人に見せないほうがいいのかな?」

ソラの周りの木は切り刻まれ全てが倒れていた

それを見るだけで自分の使った力の恐ろしさを実感する。

「…まだまだ訓練が必要かなぁ」

そしてソラは何かに気がつき自分の荷物の置いてある場所に歩いていく

「もう7時か、早く帰らないとエリイ姉さんが心配しちゃうかな」

そういいソラはさっさと荷物をまとめ家に帰るのだった。








「ただいまぁ…」

家に帰り中に入るとエリイはすでにおきていて出かける準備をしているとこだった、たぶん教会に行くのだろうと何となく想像がつくソラ

するとソラを見つけたエリイがソラに近づいてくる

「もうおきてたんですね、申し訳ないんですが私は今日教会にいかなければならないので家にいません、家で待っていますか?」

エリイが申し訳なさそうにソラに尋ねる、だがソラは頭を横に振る

「ううん、迷惑かけたくないからいいよ、僕図書館で本読んでるから」

「わかりました、できるだけ早く戻るようにするので怪我のないようにしていてくださいね?」

「図書館でどうやって怪我するの…」

あまりにエリイが心配するものだからソラは苦笑いしてエリイに問題ないと伝える。エリイは最後まで申し訳なさそうに家を出て行った。






そしてエリイが家を出て行ってからソラもすぐに図書館に行く支度をする

「…よし、じゃあ図書館に出発!」

外に出るとソラが7時に帰ってきたときとは違いすでに人で賑わい買い物などをしている人をたくさん見かけた。

ソラはその人ごみを掻き分けなんとか目的地の図書館の前まで到着する

エリイの話によるとお金がなくても本が読める場所らしいのでソラはひそかに図書館を楽しみにしていたのだ。


―――チリン


中に入ると扉につけてある小さな鈴のようなものが鳴る

その音を聞き若い男がソラに近づいてくる

「へぇ、ずいぶんと若いお客さんだね、大丈夫だようちは人を拒まずだから好きなだけ本を読んでいってよ」

「ありがとうございます…」

そういい男はソラに本を借りるためのカードを渡すと部屋の奥へと歩いていってしまった。

「…うわぁ」

図書館の中を見てソラは声を上げる

城の中も広かったがこの図書館もなかなかに広い、確かに城までは広くなくても3階建てでそのすべてに本があり埋め尽くされているところを見ればだれでも驚くだろう、さらにソラは本を好んでいるほうなので、よけいに驚くのも無理はないだろう。

「あ、いつまでも見とれてちゃだめだ、えっと戦闘と魔法の本は…」

しばらく本を探すために1階から2階へ2階から3階へと探し回っていたがやっと3階の奥に先頭に関しての本が置い手あるところにたどり着いた。

ソラはそれぞれ本を手に取りどれを読もうか選ぶ

「えっと…『魔法の基礎』『ステータスの基礎』…これでいっか」

ソラは少し分厚いくらいの二冊の本を手に取りいすに座り読み始める

「えっと……ステータスにはそれぞれ項目があり、その持ち主の力量を測るものです、体力・筋力・精神・魔力・覚醒はどんな人でもみんな持っているものです、ですが力には個人差があり多い人と少ない人がいます、ですが少ない人でも訓練するれば数値は上がります、たとえば体力だと走ったりして持久力を上げればFからEになります、数値にはランクがあり、

Fから始まりF、E、D、C、B、A、Sがあります、中にもまれに天才がいてその天才は最高でSSSまで上がることがあります。

ほかの項目も同じような方法であげることができます。

なので少ないからと落ち込まずにがんばってください、そして一番難しいのが覚醒です、覚醒も同じように訓練すれば上げることができますが覚醒は人によって効果がまるで違います、人によって筋力があがったり、魔力が上がったり、体が一定時間丈夫になったり、人によって似たり寄ったりのものも出てきますが人によって内容が違うので覚醒に関しては自分でがんばるしかありません。……ふむ」


ある程度読み終わりステータスの知らないことや知りたかったことがわかり満足するソラだがすぐに考えをまとめる。

「つまり、才能の違いはあれど努力した分は上がるんだ…よし」

ここでソラは決意する

毎日これから魔法や剣の訓練をしてエリイやダッグ、そしてアリス、大事な人を守れるくらいの力を持とうと


「明日から朝早くおきてちょっと練習してから幼稚園に行くようにしよう」

もちろんエリイにはばれないようにするつもりである

怒られるのが嫌とかではなくただエリイに心配をかけたくないのだ。

「あ、もうこんな時間だ…」

外を見ているともう朝賑やかだった商店街は静かになり人も少なくなっている、あまり帰りが遅くなってはいけないと思い、ソラは読んでいない本を仮、家に持ち帰ることにした

帰り際に図書館の男に話しかけられる

「探していた本はみつかったのか?」

「…うん、ありがとう」

そういいソラは図書館から出て行った

太陽も沈みかけ赤くなった空の下を歩くソラはできるだけ早く帰るために少し早歩きになる

(…ぜったいもう、後悔はしない!)

こうしてソラの訓練が始まったのだった


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