えっ⁉︎おまっ…お?幼馴染がまさかの人でした
オレには幼馴染がいる。
いつも元気いっぱいな男の子優樹。
幼い頃から優樹は、やんちゃでいたずら好きだ。
基本オレと優樹は、サッカーをして遊ぶ。
「なあ、城サッカーしようぜ」
「おー」
優樹は、幼い頃から背が高く背の順は、いちばん後ろ。
女子からよく、壁ドンしてみて〜とせがまれては、キャーキャー騒がれている。
すごいなぁ。
優樹は、いつもモテモテでスポーツもできて、ほんとオレの憧れの人って感じだった。
そしてオレたちは、中学生になった。
「なぁ、ヲレの学ラン姿どう?」
優樹が学ランを試着した。
「めっちゃ似合ってる」
「よかった〜。城も似合ってるじゃん」
「ありがと」
てな感じで、お互い褒めあいした。
そんな幼馴染優樹は、部活には入らなくて、フットサルを習っていた。
一緒にサッカー部に入るもんだとばっかり思っていたから、めっちゃ残念だった。
やっぱり部活が一緒じゃないと、それなりに少し疎遠になりつつあった。
人数が多い学校だったし、クラスも離れたりして、あっという間に一年、二年と時が過ぎ去る。
久しぶりに会う優樹。
「なんか久しぶりだな」
「おう。てか、城…背伸びすぎじゃね⁉︎」
…
おぉ‼︎
オレは、いつのまにか優樹の身長を抜かしていた。
「えっ⁉︎優樹…縮んだ?」
「んなわけねーだろ。城が伸びすぎなんだって」
なんか…優樹がかわいいとすら思えてきたぞ?
…
「…あーね。で、優樹は高校どこに進学するの?」
「ヲレは、もちろん城と同じとこ目指してる!」
「マジか!じゃあ、一緒に頑張ろうな」
「な」
そして春
オレたちは、同じ高校へと進学する。
四月一日
朝から優樹がコートを羽織ってやってきた。
「え、どうした?」
「制服ができたからお披露目〜。びっくりしたら、城の負けな!なんでも一つ言う事聞いて?」
「あー、うん。いいよ」
ポツポツとゆっくりボタンをあける優樹に、オレは目を奪われた。
⁉︎
ええええええええっ⁉︎
「じゃーん‼︎どう⁉︎」
…
あぁ、そういうことか。
「なんだ、最初びっくりしたけどわかっちゃったもんねー。それ優樹の姉貴さんの制服だろ?今日って四月一日だもんな。でも、めっちゃかわいいって一瞬思ったわ。」
「ほんとに?」
…
「えっ…う、うん」
あぶねー…一瞬優樹が女の子に見えちまったぜ…。
てか、たまに…昔から可愛く見えるっていうか…
抱きしめたくなるような感覚に陥るっていうか…好き…って…いや‼︎
いやいや‼︎
封印‼︎
封印‼︎
落ち着け‼︎
オレ‼︎
「なぁ城、今からゲームしようぜ」
「いいけど…その格好のまま?」
「いや?キモい?」
…
「ううん…てか、寒くねーの?スカート」
「あー、スースーする。やっぱり学ランのほうがヲレにはあってる。」
「じゃあ、オレのスウェットに着替える?」
「いや、大丈夫」
「そっか」
…
な、なんか…なんかオレ…今…
優樹のあし…美脚とか思ってしまった…
男に美脚だなって見惚れるとか…オレ…キモすぎだろ…
「なに?城、今日おかしくね?」
「あー…ううん。平気」
「そ?ならいいけど。ヘックション‼︎」
「やっぱり寒いんじゃんか、もうドッキリ終わったんだし、着替えろって。」
「でも、慣れないと…」
⁉︎
「は?なに言ってんだよ?慣れるって…なに?」
…
「だって…ヲレ、いや…わたし…いい加減に城から女の子認識してほしいんだもん‼︎」
⁉︎
「はあっ⁉︎な、なに…どういうこと…⁉︎てか、なに言ってんだよ⁉︎」
「ヲレ‼︎女だし‼︎」
「はあ⁉︎だって…いっつも小学生のころ男子のとこに並んでたじゃん‼︎」
「それは、背が高くていちばん後ろに並んだ時、先生が数合わせで男子のほう並んでって言ってたから…」
「だって、ずっと半ズボンだったし、学ランだったじゃん」
「それも、着心地よかったし…スカートキライだったから…」
…
え…
「マジ?」
「マジ」
…
ずっと男だと思って接していた…よ?
「え…」
「えっ?まさかガチの男だと思ってたん⁉︎」
「うん…」
「バカかよ⁉︎そんなやついんのかよ⁉︎」
「だって…いまだって男口調だし…」
「あー…城は、重症だな。」
「かも…しれない。でも、女の子って言われたら…たしかに肌キレイだし、あしも…てかムッムッ…おむ…ね…がっ‼︎えっ⁉︎」
「どこみてんだよ‼︎変態‼︎」
「あっ‼︎ご、ごめんなさい‼︎」
「ふぁあはは、まぁいいよ。これから女の子女の子して、ドキドキキュンキュンさせてやるから覚悟しな‼︎」
「おう、受けてたつぜ‼︎」
あんまり生意気なことをいうから、壁ドンしてやったら…
…
いがいと近くて恥ずかしくなった。
「てか…優樹化粧…してる?」
「うん」
「くちびるが艶々だな」
「だろ?あっ、でしょ?奪いたい?」
「それは、どうかな。てか、したいんだ?優樹がキス待ちなんだろ?」
「ちげーし。あ、いやでも…そ、そんなこと…まさか…あ♡る♡よ♡って言ったらどうす…」
チュ〜♡
「ごめん…あんまり可愛すぎて、我慢できませんでした」
「えっ、じゃあ、女の子認定合格?」
「うん。大合格すぎだろ‼︎」
「やったあ♡」
「かわいいな、優樹」
「んもう♡これからどんどん進化するからね♡」
「それは…ヤバい。てか、今までの男口調から進化しすぎだろ」
「だって、好きがいい加減爆発したから…」
「そっか。爆発してくれてありがとう。オレも爆発したかも…今までの感情が。オレは今最高だ」
「わたしも最高だよ♡」
キューン♡
男だと思っていた幼馴染が、まさかこんなにかわいい幼馴染に進化するなんて…
最高すぎんだろーー‼︎
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
おしまい♡




