エピソード 20 ② 白ひつぎ
チキショー ついに死ぬんだな
俺はついに死ぬんだなこのやろう
弱肉強食?そんな世界に放り込まれるならばまだしも
こんなわけわからん生き物に殺されかけてるだなんて...
すると
「ミリカちゃん!?何してるんですか?!」
ハグ、ハグという声が小さくなっていくのがわかる
隣を見ると
「お兄ちゃん、こうすれば、お荷物にならないかな」
そう言いながらハグハグうるさい獣をなんと手から放つ魔力か何かで縮小させている
嘘だろ、マジかよやっべー!その能力後で欲しい。
「へへっ、こうなっちまえば立場逆転だな ...お前らの皮を剥いでやろうか」
そう脅してみると悲鳴を上げながら奴らは逃げていった
案外人間臭い側面も多いもんだな
そんなことはさておき、ミリカにその力を聞いてみることにした
「なぁ、ミリカちゃん その能力は一体何なんだい?」
「わかんない パパとママが教えてくれたの これを使って偉大な呪術師になれって」
「ああ、そうなんだ(あのお嬢さん、何かを危惧してこの子の両親に手をかけたんじゃあるまいな?)」
「ねぇお兄ちゃん」
「ん?」
「あたし...化け物みたい?怖いと思う?」
そう聞かれて俺は少し固まり、申し訳ない顔でこの子を見ていた
でもそんなことはどうでもいい、優しい言葉をかけてあげた
「んーん、全然? だってお兄ちゃんはお兄ちゃんでお猿さんみたいなことしかできないんだもん 君みたいないい子は俺みたいなやつなんかよりずーーっと素敵さ」
「いい子?ホント? うれしい うれしい」
「ははははは、可愛らしい子だなぁ」
そう言っているとデフェテリマジキアスの本部が見えてきた
さて、そろそろこの子を認めてもらえるか検討しないとな




